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2020年02月11日

球界の偉人、逝く

野村克也さんがあの世に旅立った。

私が野球に関わってから、いつも彼の言葉が私を励ましてくれた。

今の中高生は、たとえ野球に関わっていようと、今や、知る人は少ないようだ。
だが、日本の野球界をリードし、多くの無名の選手を育て、強豪チームと互角かそれ以上に戦う集団を作り上げたことは、球界史上永遠に刻まれる偉業だ。
私も、「こんな立派な人がいたんだよ…」、と野球部の生徒たちに伝え続けねばならないだろう。

野村氏は、あまり人を褒めなかった、というイメージがある。
彼の名言の一つに、『一流は非難。二流は称賛。三流は無視』というものがある。

プロ野球関係者の方々の弁だが、この理論でいくと、彼らは、「一流」であったか、「三流」であったのだ。野村氏の場合、一流の選手を獲得するのは難しかっただろうから、おそらくは「三流」と言われた選手たちが、努力に努力を重ねて、「一流」に登っていったということなのだろう。

私が野球に関わって、初めて知った彼の言葉は、『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』であった。

以前の勤務校で、野球部のお手伝いをしていたとき、監督をしていた先生が、生徒に熱く語った言葉に、そのフレーズがあった。

負けたときには、なかなか自分たちの責任を認めたくならないものだが、負けたときにこそ、その原因と対策を調べ、次に生かすべきであろう。これは野球に限らない。

時に、「審判のせいで負けた」、ということもあるのだが、それでもなお、「そうしたジャッジをされたとしても、それでも勝てるチームを作らなかった自分たちの責任がある」わけだ。

野村氏は、最近、「高校生を指導したい」、と話されていたそうだ。
「夢に向かって突き進むのは、とても楽しいことだ」、と語りながらも、そのまなざしは真剣だった。
私も、彼が高校生に指導し、成長してゆく姿を見てみたかった…。

王、長島時代に現役であった彼は、自らを「かすみ草」と例えた。
だが、その奥には、努力の継続によって裏付けられた確固たる自信があったに違いない。

弱いチームが強いチームを打ち負かすことができるのも、野球の醍醐味である。
そのためには、周到な準備と、洗練された戦略と、作戦を成功させんとする選手の強い気持ちが必要だ。

もう一度、彼の著作を読み返し、私の弱小チームからの成長の糧にしようと思う。

日本の野球界に多大の功績を残した野村氏の冥福を祈る…。




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