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2018年12月25日

久しぶりの東京

久しぶりに実家の東京へ行く。
ここからは新幹線を乗り継いで3、4時間かかる。

平日ながらも、さすがに都会は混雑している。
在来線に乗ったときは、一日の中でも空いた時間になっていたので、一つの車両で立っている人は数人。

ちょうどいい機会なので、「都会で電車に乗っている人は、皆スマフォをいじっている」、という都市伝説を実証してみようと思った。

すると、7人がけの座席に座っている人で、スマフォないしパソコンを持っている人は、確かに5〜6人に及ぶ。
そして、本を読んでいる人は、車両に一人だけだった。

帰宅時にも同じように見たが、やはり同程度で、その車両に本を読んでいる人は一人もいなかった。

「日本は危ういぞ…。」
そんな危機感を覚える。

部活帰りの高校生もいたが、当然スマフォ。参考書を読んでいる人は見当たらない…。

地域柄というか、大規模書店がない田舎暮らしのは私は、昨今はもっぱらネットで書籍を購入する。
地元の図書館で見つけた気に入った書籍は、別途注文して自分で買う。
ネットで評判がよい、と言われる書籍は、中古本を買う。
「読んで、一行でも参考になればいい」、と思っているのである。

夕刻、再び東京駅に戻ってきた頃、教頭から電話があった。
正確には、東海道新幹線の車両から降りる寸前に着信があった。
さすがに電話には出られないので、ホームの階下でかけ直す。
「丹澤先生、これから校長面談があるんですけど…。」

そんな話は聞いていない。
どうやら今朝の打ち合わせで告知があったらしい。
告知のその日から始まるのだから、教員の休みを想定していないわけだ。

「何時頃帰りますか?」
と、言うものだから、19時頃と答える。
寄り道もせず、19時に学校に戻る…。
職員室に立ち寄ると、
「あぁ、校長は日程を変えるって言ってましたよ…。」
と、教頭。

「なら、帰ります。」
と、帰路につく。

廊下で高3とすれ違った。
「丹澤先生、足どうですか?」

二週間ほど前に、自宅でドアに右足の薬指をぶつけたのである。
当初は骨が折れていると思ったくらいで、しばらくまともに歩けずにいたのだ。

「大分よくなったよ。ありがとう。」

なんだか、ほっとした。
生徒と話をしている方が、心が穏やかになる。

「気にしてくれてありがとう。」
ほくそ笑みながら、すべてを忘れ去る…。









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