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2021年02月01日

体験入部

土日に来年度中学校に入学することになっている小6のK君が体験入部に来た。
来たと言っても、高校野球で体験したのである。

「硬式をやりたい」、「甲子園に行きたい」という親子共々の希望を叶えるため、学校として、できる限りのことをするのだ。

昨日の日曜日、中学野球も高校野球の練習の隣で練習していたのだが、その中でもK君は、高校生と一緒に硬式でノックを受けていた。

私も親御さんと少し話をした。
はじめは、中学校で野球部を盛り上げよう、という話でだったが、今日になって、「近くのボーイズに入って活動することにした」、と高校の部長先生から聞いた。

ボーイズに行けるのは土日だけだが、普段は高校野球で面倒を見ると言う。
当然、中学の野球部には入らない。

その話を聞き、私は一日落ち込んだ気持ちになった。
せっかくの経験者なのに、とても残念である。

きっと私と話をする中で、「この指導者には任せられない」と思ったのだろう。
また、あまりに下手くそな中学野球部の練習を見て、幻滅したのかも知れない。

いずれにせよ、私の責任であろう。

そう、思えば思うほど、自分自身が情けなくなり、何だか力が抜けたような一日になった。

「いろいろ面倒なことになるな…。」
私は、野生の勘でそんな風に感じている。

ふと、今の野球部のキャプテンの父親の言葉を思い出した。
「弱いチームでかまわない。そこでどう鍛えられるか、どう伸びていくか、子供たちの成長をそこで見いだしたい。」

K君の方は、甲子園やプロ野球選手を親子して夢見ているのだろう。

「なんだか振り回されそうで嫌だな…。」
私は、そうも思う。

いよいよ面倒なことになってきた。
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2021年01月28日

朝の日課

出勤するとまず中学の校内を回り、教室の解錠と窓開けを行う。
悪天候で、雨雪が吹っかける時以外は、大抵窓を全開にする。

今の時期、外は氷点下なので、朝の冷たい空気が教室の空気を一変させるのだ。
感染症対策の換気という意味もあるが、それよりも教室の磁場管理である。

私は、担任でも学年主任でもない。
だが、「教室が生徒たちの『学びの場』であり、『生活の場』である限り、環境を整えておきたい」、という気持ちがある。

同僚にも7時40分の打ち合わせ時間ギリギリに出勤する人もいるが、少しでも彼らの手助けになることができれば、それでいい。

夜型生活の人には、朝は辛かろう。幸い、私は朝型だ。
夜型の彼らは、きっと深夜まで仕事をしているのだろうから…。

毎朝教室に入ると、それこそ磁場というか、教室の感じが分かる。
机や黒板の乱れだけではなく、教室の空気というか、その雰囲気を感じることができるのである。

時折、「こりゃ、まずいわ…」という教室の磁場を感じることもあるが、それでも窓を開けると、大方改善する。

以前知り合いの霊能者、に、「運転中、不成仏霊が車に乗り込んできたときは、どうしたらいいですか」、と尋ねたことがあったが、そのときも「窓を開けるといい」、とアドバイスされたことを思い出す。

どうやら空気の流れは、その場所を浄化する効果があるらしい…。

日直の先生で気が利く人は、いつも私が開けていることを知っているので声を掛けてくれることもある。

迷惑そうに思われることもあろうが、私のささやかな奉仕活動の一つとして、出張で学校にいないとき以外は、日課として続けている。

最近、「私は、この職場で役になっているのだろうか」、と思うことが頻繁にある。

私の朝の日課が、ささやかな愛として、流れていくといいな、と思っている…。

2021年01月27日

心乱れる…

大学受験料を支払いたいという生徒がいたので、コンビニに連れて行く。
今や、ネットで出願して、コンビニで支払いができる世の中た。

「丹澤先生、あと一ヶ月で俺、卒業ですよ。」
受験まっただ中のY君が感慨深く言う。

「できたら、もう一年ここにいたいんですけどね…。家で浪人するのはキツいんで…。」
なんだよ、もう浪人覚悟か…、と思ったが、私は何も語らなかった。

Y君が卒業する学校には、もはやあまり未練がない…。

運転席にいた私を発見した中1の学年主任のM先生が、私に手を振る。
満面の笑顔が素敵だった。
まるで天使に見えた。

私は、ぐっと感謝の思いが湧いてきた。
「今まで、大変お世話になりありがとうございました。ご一緒させていただけて、楽しかったです。」
心の中でそうつぶやき、思わず合掌したくなった。
涙も出そうになった。

最近、こんなことが多い。
自分は学校ではあまり役に立たない部類の人間だが、それでもたくさんの人たちにお世話になったことは間違いない。

中3の授業中、「2年間君たちの学年にいたけど、私は君たちに救われたよ。ありがとう。あと一ヶ月半くらいだけど、よろしくね…。」

これ以上話すと泣けてくるので、そこで話をやめた。
確かに、彼らに救われた。
「もうひと頑張りしよう」と思っているときに、私に寄り添ってくれたのは彼らだ。

数学科の教科会で、「来年度新人が来るかも知れません…」と主任が言う。
ふと、「私の代わりかしら…」と思ってしまう。

退職するとは決めていないのだが…、なんとなく周囲がそんな雰囲気になっていく。

そうした状況を引き寄せているのは、ほかならぬ私自身なのだが…。




2021年01月26日

良いことありましたか?

中3H君。いつも私に鋭い質問をする。

「丹澤先生、今日はいいことありましたか?」
夕方の学習会でH君が私に尋ねてきた。

「うーん。」
と、私は一日を振り返る。
「朝は、雨の中の犬の散歩だったしなぁ…。今日は良いことなかったかな…。」

これではいけないと思いつつも、H君にはそう答えた。

以前にも、
「お正月は何をしていたんすか?」
と尋ねてくるものだから、私は少し困ってしまった。

大したことはしていないのである。
…というよりあまり思い出せない。
つまり、あまり生産的なことはしてない、ということだろう。

お正月の私は、少し、ゆっくり明るくなってから起きて、隠れ家に行き、戻って朝食をとり、少し勉強をして、昼寝。昼すぎに再び隠れ家に行き、仕事。その後明るいうちに犬の散歩を済ませ、日没前には戻る。

確か、そんな生活だったと思う。
畑は凍っているし、外は寒くて家仕事はする気にならないので、部屋でストーブを囲いながら、過ごしていただけである。

どこに行くでもない、何をするでもない。

こんな生活ではいけない…。

「今日一日、多くの人のために生きることができただろうか。」
と問われて、「イエス」と答えられなければならないはずだ。

こんな風に齢を重ねるのは嫌である。

何かが残る仕事を心がけなければなるまい…。

生徒に、「もっと真面目に生きてくださいね」と忠告されているようでもあった。

2021年01月25日

傷つき、傷つけ合う

たった一言の言葉が、心に刺さって、なかなか抜けず、いつまでも引きずってしまうことがある。

言葉を、「岩に刻むように聞くか、砂の上に書くように聞くか、川の水の上に書くように聞くか」という三通りの「聞き方」があるそうだが、なかなか川の水の上に書くように聞くことは難しいことだ。

結局、「心に刺さってしまう言葉」は、自分が気にしていることであり、劣等感を感じていることであり、修正しようともなかなか変わっていけない部分であり、触れては欲しくない部分であったりするわけだ。

私たち教師であっても、同僚や友人から言われた言葉で傷つくこともある。
ましてや、生徒たちは、友人のみならず、私たち教師たちの言葉で傷つくことだってある。

人間はこの世で不器用に暮らしている
いろいろな考え方、立場の人がいて、その中で、それこそ芋を洗うようにお互い刺激し合いながら生きている。
お互い傷つけ合って、かばい合って、悲しみや苦しみを感じながら生きている。

間違った言葉を出してしまうことだってあるだろう。
その言葉に傷つくこともあるだろう。

言葉に出してしまって、「しまった」と思うことだってあるだろう。
誤りたくても、謝れない場合もあるだろう。

その言葉に失望して、命を絶ってしまうことだってあるかも知れない。

大切なのは、まずは、「人を傷つける言葉がある」ことを知るべきだろう。

私は、数多くの人を傷つけてきた。
自分も傷ついたと思うことがあるのだから、おそらくその何倍も、何十倍も、他の人を傷つけてしまったと思う。

人には『忘れる』という才能がある。

嫌なことは忘れよう。
間違ったことは、相手に詫びよう。
直接詫びられないのなら、心の中でお詫びしよう。

今まで申し訳ありませんでした…。



2021年01月24日

本格的な雪

天気予報通り、明け方から雪になった。
気温があまり低くないので、積もる速度は遅いが、それでもあっという間に5センチは積もった。

私は雪が好きなので、雪が降るとわくわくする。

今朝は、ちょうどメルカリで雛人形が売れたので、その発送のために営業所まで荷物を持って行った。少し節約して3個の箱に詰めたが、大型なので、セブンイレブンに持ち込んでも集荷の16時まで置いておくのは迷惑だろうとも思ったのだ。

私は雪の中、往復30キロ走った。
雪道は慣れている。
警報が出ていたが、大した雪ではなかった。
それよりも、湿った雪で、重みで木が倒れたりはするかも知れない。

そんな折、学校敷地内の坂道で、新聞配達のバイクが転倒していた。
雪道で滑ったらしい。

私はバイクを立て声を掛ける。
「怪我はないですか?」

年配の新聞配達員は、「怪我はない」と言うと、また校舎へ向かって、雪の坂道を登っていった。

この配達員は以前にもグランド前で転倒したことがある。
そのときは、グランドから流れた砂でタイヤが滑ったようだ。
だが、今回は雪。
こんな雪道でも、バイクで新聞配達するのだろうか。

今朝の犬の散歩のときも、やはりバイクで配達は行われていた。

私は、「こんな天気の日は、学校への新聞配達を控えるか、除雪がされている安全なところに配達してもらいたいな…」、と思う。

年配の男性は、新聞配達をして生計を立てているのだろう。
若い人で、こういう仕事をする人も少ないのかも知れないが、過酷な仕事であることに違いない。

以前、事務長に、「学校の敷地内で大事故が起きたら困りますよね…」、と暗に対策をたてるよう進言したが、軽くあしらわれた。
今回は、校長に訴えようと思う。
その道は、今年度から「除雪をしない」、と宣言されたところであった。

一事業者として、公的な私道はきちんと除雪すべきではないかと思うのだが…。

2021年01月23日

国際宇宙ステーション

野球部の練習中、北の空にISSが見えた。
私はそれをM君に伝えた。

M君は、星好きの一年生である。

「あんなに速いんですね…。」

確か、ISSは秒速7キロ。半端ない速さだ。
それが地球を回っている。
宇宙ゴミがあれば、それを避けるのだろうし、数ミリの塵でも宇宙服は貫通すると言われる。

それが0等や-1等級くらいの明るさで空を動く。

「ISSは日の出前の朝か、日の入り後の夕方しか見えないんだけど、どうしてだか分かる?」

私はM君に質問を投げかける。

「…分かりません。」

人工衛星は太陽の光を反射して光っている。
だから、真夜中には見えない。

「ISSには太陽の光が当たっているんだよ…。」

こんな風に興味を持っている生徒を刺激すると、彼の才能が目覚めるかも知れないのだ。

私もそうやって星に興味を持った。

教師の仕事は、生徒たちを、知的好奇心をくすぐるように刺激し続けること。

そのために精進を怠ってはいけない…。
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