2013年12月15日
Kindle Fire HD 8.9のKitKat化(OS 4.4.2)完了。ふつーのタブレットに。
KF-HD 8.9のroot化、TWRP(ブートローダー)の差し替えに続き、遂に目的のKF-HD 8.9へのKitKat導入が完了しました。
■改めてカスタムROMとは
AndroidはGoogleが開発してオープンソースとして提供しているOSですが、残念ながら適当に入手してインストールしても動きません。理由は、タブレットごとに専用のパーツを含んでいるからです。それはディスプレイであったり、音楽チップであったり、BluetoothやGPS、そもそもCPUが固有であったりします。最近はIntel CPUでもAndroid OSが動いているのは偉い人が、Andoroid OSをIntelのモバイルCPU用にカスタマイズしたからでしょうね。
そこで、そもそもAndroid OSは無料で開示されているなら世界の有志が集まって最新のAndroid OSを、
・特定のスマホやタブレットに対応させる
・便利ツールを組み込むなど公式にない拡張機能を追加する
といった目的をもって作り変えちゃおうというのがカスタムROMです。
その中でも信頼性のおける有名なカスタムROMに、今回使用する"CyanogenMod"があります。略してCM。
CMはAndroid OSのバージョンアップに追従して開発されています。
<CMとAndoroidOSとの関係>
CM9・・・Android OS 4.0(Ice Cream Sandwitch)
CM10・・・Android OS 4.1(Jelly Bean)
CM10.1・・・Android OS 4.2(Jelly Bean)
CM10.2・・・Android OS 4.3(Jelly Bean)
CM11・・・Android OS 4.4(KitKat)
さらに詳しく知りたい人は、公式Webサイト(英語)またはWiki(日本語)をどうぞ。
今回は、せっかくなので2013/11/25にリリースされた最新のCM11がターゲットです。4.4 KitKatは省メモリで動作も軽いことをコンセプトに作られていますので魅力的です。
もちろん、KF-HD 8.9はスペック的にKitKatを動作させるには問題ありません。
また、使用したのはCM11 UNOFICIALのうち、さらに最新版のOS 4.4.2を取り込んでいるCM11.0/SGT7を使用しました。
CM11.0/SGT7 for the KF-HD 8.9 [4.4.2]
■インストール手順
1.カスタムROMとKitKatに対応したGoogle Appsを入手し、Windows PCとUSB接続したKF-HD 8.9にコピーする
[4.4.2] CM11.0/SGT7 for the KF-HD 8.9 [20131211]
Google Apps (20131119)
2.KindleをTWRPモードで起動し、Installボタンをタップする。
CM11、Google Appsの順にインストール
初回インストールのためWipeは不要
3.Rebootボタンをタップし完了
TWRPが入ってしまっていれば簡単ですね。
■インストールしてもCM11が立ち上がってこない
実は、1回めのインストールで起動アニメーションがループしたままKitKatが立ち上がってきませんでした。
検証のため、上記の手順で
CM10.2(OS 4.3 JellyBean)
をインストールしたところ、問題なく起動を確認。再度CM11をダウンロード後インストールした所、ちゃんと起動しました。
■現在のCM11に報告された問題点
11/25がファーストリリースのためCM10.2までに解消されていた問題点が一部残っているようです。xdaのサイトには下記の3つが記載されていました。
・メモリ管理はよくなっているが、たまにラグが発生する
・ランドスケープモードでアイコンドラック時に不具合がある
・たまに強制再起動が発生する。デバック必要。
インストール後、半日ほど使用してみましたが今のところ特に強制再起動や、ラグは感じていません。 [4.4.2] CM11.0/SGT7の方を使用しているため、ある程度解消されているのかもしれません。
しばらく動作検証していきたいと思います。
■改めてカスタムROMとは
AndroidはGoogleが開発してオープンソースとして提供しているOSですが、残念ながら適当に入手してインストールしても動きません。理由は、タブレットごとに専用のパーツを含んでいるからです。それはディスプレイであったり、音楽チップであったり、BluetoothやGPS、そもそもCPUが固有であったりします。最近はIntel CPUでもAndroid OSが動いているのは偉い人が、Andoroid OSをIntelのモバイルCPU用にカスタマイズしたからでしょうね。
そこで、そもそもAndroid OSは無料で開示されているなら世界の有志が集まって最新のAndroid OSを、
・特定のスマホやタブレットに対応させる
・便利ツールを組み込むなど公式にない拡張機能を追加する
といった目的をもって作り変えちゃおうというのがカスタムROMです。
その中でも信頼性のおける有名なカスタムROMに、今回使用する"CyanogenMod"があります。略してCM。
CMはAndroid OSのバージョンアップに追従して開発されています。
<CMとAndoroidOSとの関係>
CM9・・・Android OS 4.0(Ice Cream Sandwitch)
CM10・・・Android OS 4.1(Jelly Bean)
CM10.1・・・Android OS 4.2(Jelly Bean)
CM10.2・・・Android OS 4.3(Jelly Bean)
CM11・・・Android OS 4.4(KitKat)
さらに詳しく知りたい人は、公式Webサイト(英語)またはWiki(日本語)をどうぞ。
今回は、せっかくなので2013/11/25にリリースされた最新のCM11がターゲットです。4.4 KitKatは省メモリで動作も軽いことをコンセプトに作られていますので魅力的です。
もちろん、KF-HD 8.9はスペック的にKitKatを動作させるには問題ありません。
また、使用したのはCM11 UNOFICIALのうち、さらに最新版のOS 4.4.2を取り込んでいるCM11.0/SGT7を使用しました。
CM11.0/SGT7 for the KF-HD 8.9 [4.4.2]
■インストール手順
1.カスタムROMとKitKatに対応したGoogle Appsを入手し、Windows PCとUSB接続したKF-HD 8.9にコピーする
[4.4.2] CM11.0/SGT7 for the KF-HD 8.9 [20131211]
Google Apps (20131119)
2.KindleをTWRPモードで起動し、Installボタンをタップする。
CM11、Google Appsの順にインストール
初回インストールのためWipeは不要
3.Rebootボタンをタップし完了
TWRPが入ってしまっていれば簡単ですね。
■インストールしてもCM11が立ち上がってこない
実は、1回めのインストールで起動アニメーションがループしたままKitKatが立ち上がってきませんでした。
検証のため、上記の手順で
CM10.2(OS 4.3 JellyBean)
をインストールしたところ、問題なく起動を確認。再度CM11をダウンロード後インストールした所、ちゃんと起動しました。
■現在のCM11に報告された問題点
11/25がファーストリリースのためCM10.2までに解消されていた問題点が一部残っているようです。xdaのサイトには下記の3つが記載されていました。
・メモリ管理はよくなっているが、たまにラグが発生する
・ランドスケープモードでアイコンドラック時に不具合がある
・たまに強制再起動が発生する。デバック必要。
インストール後、半日ほど使用してみましたが今のところ特に強制再起動や、ラグは感じていません。 [4.4.2] CM11.0/SGT7の方を使用しているため、ある程度解消されているのかもしれません。
しばらく動作検証していきたいと思います。
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