「デジタルアウターミラー」が装着可能な話題のグレードで、後席重視のグレードとなります。
デジタルアウターミラーについては、プレカタログでも大きく特集されています。
「世界初」と表示されていないのは、本冊子印刷時には本当に世界初になるかどうか不明だったからだと邪推します(笑)
結果的には、世界初「*2018年9月5日現在」と表示してよかったのでしょうね。
まるでレーダー探知機のようなモニターは違和感がありますが(しかもAピラーから生えている・・・)カメラ付きミラーの形状はなかなか先進的です。
ただ、電子ミラーの操作が、パワーウィンドウスイッチパネルにある「ミラースイッチ」を流用して操作するのは少しどうかなぁと思います。
従来の物理ミラーとは違い、画面の切り替え/広範囲化などの機能もあるので操作頻度も増えると思うので、ぜひステアリング部に移設してほしいと感じます。
また、問題は、画質でしょうね・・・どれだけ高精細な映像が表示できるか。「デジタルインナーミラー」と同等の画質だとかなり不満が残りそうです。
さて、”version.L”にフルオプションを装備した場合の概算見積もりは次の通り。
車両本体価格は既報通り「698万円」です。
■ES300h ”version.L” 概算見積もり(フルオプション)
多くの装備が標準でついているので、思ったより価格は上昇しない印象。これに、フロアマットやロックナット、ナンバーフレーム等を付けてもコミコミ800万円には収まる計算です。
「デジタルアウター」、「デジタルインナー」の各デジタルミラーを装備しない場合は、約45万円ほどダウンする、と考えて良いでしょう。
さて、”version.L”といえば、レクサスLS、GSといったプレミアムクラスのセダンと肩を並べるような装備が施されています。
次の画像でも、独特なシートパターンを持つ「セミアニリン本革」、「本木目インテリアパネル/ステアリング」、「助手席シートポジションメモリスイッチ」など王道のアイテムが。(「本木目インテリアパネル/ステアリング」は”標準”グレードでも備えているのはESの凄いところです)
特に、フリーキルティング仕様の「セミアニリン本革」シートはESでは”version.L””ならでは。
ではその他、”version.L”の独特な装備を振り返ってみたいと思います。
■「アンビエントイルミネーション」
これは意外なことに、”version.L”だけの専用装備となっています。
どおりで、先日「LEXUS MEETS…」で公開された”F SPORT”では備わっていなかったわけですね。
ドアトリム、助手席前、インナードアハンドル付近にLEDがインストールされ、ほんのり光る演出が施されるようです。
(DIYが得意な方は、部品取り寄せて移植できるかもしれませんね)
■後席居住性(コントロールパネル、3席独立オートエアコン、サンシェード、後席リクライニング、後席シートヒーター)
ESの後席はかなりゆったりしていますが、”version.L”には、新型クラウンの”EXECUTIVE”や、レクサスGS”version.L”のようなコントロールパネル付きのアームレストが備わっています。とにかく膝前のスペースの広さには驚いてしまいます。
リヤドア&クォーターのサンシェード(手動)も備えます。
その他「シートヒーター」や「後席専用のエアコン温度調整」、「電動リクライニング」も装備する唯一のグレードとなりますので、クラウンやレクサスGSにお乗りのオーナーの方も後席は満足できるのではないでしょうか?
■足回り
試乗レポートでも定評があった乗り心地の面では、”version.L”は次の通り、世界初を謳う、「スウィングショックバルブアブソーバー」と、微振動を吸収する「パフォーマンスダンパー」を標準装備しているため、もっとも乗り心地が良いのは容易に想像できますね。
”標準”ではパフォーマンスダンパーは備わりませんし、”F SPORT”ではスウィングバルブショックアブソーバーは備わりませんので。
昔ながらのコンフォートな乗り心地が期待できそうです。果たして、メルセデス・ベンツのような独特の世界観を実現できているでしょうか?
■ホイール
LSやGSにも設定されている、ノイズリダクションホイールを標準装備します。
個人的には、ESの純正アルミでこのホイールが一番かっこいいと思います。「ハイパークロームメタリック塗装」で、一番輝度も高く、質感も高そうです。
他のグレードではこのホイールはオプションでも選択できません。
その他、”version.L”専用装備は以下のとおりです。 (一部は推測)
意外なことに、パノラミックビューモニターは専用装備です。
・パーキングサポートブレーキ[PKSB](後方歩行者用)
・パノラミックビューモニター
・運転席10way調整式パワーシート、助手席肩口パワーシートスイッチ
・後席アコースティックガラス
先進安全装備や室内の快適性では、トヨタ/レクサスブランド内では、レクサスLSに次ぐものを備えているといえるでしょう。
最後は、内装カラーの組み合わせ。
”version.L”では明るい内装色の「リッチクリーム」が選択できるほか、海外ESでも定評のある「バンブー」ステアリング&オーナメントパネルが選択可能です。(”標準”では選択不可)
また、前述のとおり、ESのシート表皮は”version.L”が「セミアニリン本革」、その他が、合成皮革の「L-tex」ですが、L-texでも厚みのある皮革を使用しているので、かなり本革に近い風合いで、NXやCTの「L-tex」とは別物のようです。(不安な方は販売店のサンプルで必ず確認しておください。)
ただし、シートは「ファブリック系が良い」、という方は残念ながらESでは設定がありません・・・
さて、いよいよ週末、ご契約に至る方も多いと思いますが、非常に高価な車両です。
ぜひ悔いのないグレード・メーカーオプションの選定を!
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情報ありがとうございます。
な、なんでそんなに高価なんですかね?(TRDだから?)
片側5000円もしなそうなつくりですが、、、、
実物は結構評価がわかれるそうなので、一度見てみたいですね〜
TRD仕様で固めた展示車を導入する店舗があるようなのでチェックしてみたいと思います。
デジタルアウターミラーの開発秘話は、ぜひ雑誌等で特集してほしいですよね。
なぜESで投入することとなったのか、そしてデバイスの仕様についても・・・
デザイナーはまったく納得されてないでしょうね。現在はホント後付感アリアリですからねぇ。
有機ELはやはりコストの問題があったのだと思いますが、ただでさえ高価なシステムなので、思い切ってほしかった気もしますね。他社も今後続々リリースしてくると思いますので、更に洗練されるのは間違いないですね。
標準装備はやはり、レクサスLSのマイナーチェンジモデル(FCVモデル)か、それともレクサスLQ(LF-1 limitless)あたりでしょうか?
ESで実車を見てから購入を決めたいと思います
LF-FCのコンセプト動画を見た時には、いずれこれがレクサスのラインナップに反映される。とワクワクしたものでした。
今回のESは、デザイン部門の方達も実は納得していないのではないでしょうか?技術陣も本当は有機ELの高画質版で出したかったのではないでしょうか。有機ELならば形状も割と自由にデザインできるので、インナーディスプレイとして最適だと思います。
MOPでなく、標準車から全て搭載されるのは一体どのモデルになるのでしょうね。またそれはいつの事なのでしょうか?他メーカーはどんどんと革新的なモノを推し進めて行くと思いますのでレクサスもウカウカしてられないハズです。頑張って頂きたいです。