同時に設定された、特別仕様車 “Graceful Escort”にて、2023年モデルの変更点を確認してきました!
簡単ですが動画にて特に2023年モデルの変更点をチェックしてきましたので、ご検討・予約済の方もご参考になれば幸いです。
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【YouTube動画】レクサスES300h 2023年モデルの変更点を特別仕様車“Graceful Escort”でチェック!
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以下、特別仕様車“Graceful Escort”で2023年モデルの主な変更点です。
特に気になっていた、センターコンソール周りの変更点に関しては、カタログやニュースリリースではわからない点が多く、とても(いい意味で)参考になりました。
まずは「ドアトリム」からチェックです。
ここは変更ありませんでした。特別仕様車のため、ドアトリム上部のインテリアパネルは「ウォールナット[オープンフィニッシュ/墨ブラック]」に変更されていますが、ぱっと見た目は気づかないかもしれません。
パワーウィドウスイッチ部分も変更はありません。
しかし、ここは2022年モデルから質感がとても良くなりましたね。上面が「ヘアライン加工」、サイド部分が高品質な「ブラック塗装」なのがとても素晴らしく、レクサス車で唯一このような仕上げになっています。
ちなみに、2021年モデルまでのパワーウィンドウスイッチはこちら。
これはオーナーからも質感不足の声が多数あったようですね。表面仕上げはされているものの、かなりプラスチック感が強かったです。
さて、メインの変更点はなんといっても、ドリンクホルダーの配置変更や、リモートタッチパッドが廃止されたことによるセンターコンソールパネルの前面刷新です。運転席側からの写真はこちら。
なんといっても手前側の「おくだけ充電」の部分の面積が大きいですね。
電源ON/OFF機能はありませんが、当方の初期型NXのような充電エラーによる「ガチャガチャ音」は発生していませんでしたので対策されたものと思われます。(ちなみには、「iPhone13 Pro」の社外品ケース付きでは充電できませんでした)
真正面から見たところ。
センターコンソールパネルにパワーウィンドウスイッチと同様の「ヘアライン」が入ったことがしっかり確認できます。
これは嬉しい変更ですね!
しかし、「おくだけ充電」の部分だけ、がっつり切り取って無理やり給電パッドをインストールした感じで、美しさはありませんね・・・
もうすこし細かく見ていきましょう。
シフトノブ周りを見ていくと、パネル自体は質感が高いのがよくわかります。そして、懸念していたドリンクホルダーですが、まったく加飾のなかった「UX」や、周囲にサテンメッキ調のパーツが仕込まれた「NX」とも違うデザインで、「ヘアライン」+「ブラック塗装」+「サテンメッキ」という3つの素材を組み合わせたなかなか凝ったデザインになっていることが確認できました。
ちなみに、2022年モデルは次の画像のデザインでした。
もともとプラスチック感がある素材にヘアライン加工をしてあるので、2023年モデルとは異なります。
センターコンソールパネルに関しては、(フタの有無はともかく)あきらかに2023年モデルの方が質感が上がった点といえます。
では2023年モデルのセンタークラスター部全景を。
ヘアライン加工されているのは「エアコン」、「オーディオパネル」周りと、今回から上質なヘアライン加工が施された「シフトパネル周り」のみで、シートヒーター系のスイッチ部分には施されていません。
CD/DVD/BDやSDカードスロットが廃止されたため、シンプルな造形に。そして、横長の謎の小物入れが新設されました。
この部分は「フタ」もなく、レクサスらしくないデザインとも言えますが、ちょっとした物を入れるには良いのかもしれません。(かなり細いです)
「小物入れ」を真上から。
小物入れのふちには「ブラック塗装」、内部はしっかり「起毛仕上げ」されており、底面には「仕切板」もあるなど、なかなか芸が細かいです。
どうせなら頑張って「フタ」があっても良かったように思いますが、単純な「穴」ではないのはさすがレクサス、というべきか。
また、「USB端子」には高品質なスライド式のフタがあるのにも驚きます(スムースクロージング機能あり)
「USB端子」の拡大です。これは凄い(笑)
カタログなどでもう少しPRしても良いのではと思います。スッ!と開閉するのは気持ち良いです。
周囲のヘアライン加工が、パワーウィンドウスイッチパネルと同じになりましたので一体感も感じられます。
「ドリンクホルダー」の拡大です。前述の通り、ブラック塗装とサテンメッキが組み合わせられており、質感が高まっています。
惜しいのは、今どきLED照明などがないことです(オプションでもない)
スペースはあるので、意匠変更とともに、イルミネーション機能ぐらいは欲しかったところですね。
「おくだけ充電」の拡大です。
その他の箇所の改良がなかなか良いだけに、この部分の後付感が気になります。
ただ、センターコンソールパネルとの仕切り面が「ブラック塗装」になっているのは良かった点。(しかし、左側面はこの加工はされておらず、質感不足がきになります)
アームレスト内の「充電用USB端子」と「アクセサリーソケット」は2022年モデルと同じようです。
その他の部分は特に変更はありませんでした。
スピードメーターの仕様も変更なし
後席スカッフプレート。
ステンレスプレートは健在!(後期RXではステンレス部分が廃止されましたね)
後席足元のLEDが照明も残っており、コストダウンによる装備の廃止がなかったのは嬉しいところ。
後席エアコン吹き出し口。
フロントに合わせて加飾を追加してくるかな、と期待したのですが変更ありませんでした。
センターアームレスト&コントロールパネルも変更なし。
なお、特別仕様車“Graceful Escort”の外観の変更点も最後にレポートさせていただきます。
特別仕様車専用の「シルバー塗装」グリルに関しては、グリルを構成するL字のパーツひとつひとつが大きいため、シルバー塗装の色が明るいこともあり、プラスチック感がでてしまっていると感じました。同様の塗装を施した「RX」や「UX」では気にならず、むしろ高品質と感じましたので、グリルを構成するパーツの大きさなのかなぁと感じました。
ホイールは「スパッタリング塗装」されていますが、かなりギラギラ感が目立つので、ESらしさという面では賛否分かれるところですが、"version.L"の豪華さと質感に加え、”F SPORT”のようなスポーティ感というコンセプトで考えれば、これは「アリ」とも感じます。
外観の変更点はほとんどありませんが、"version.L"系にはレッド系のインテリアは設定がありませんでしたので、少しスポーティな内装色が好みの方には、この特別仕様車は好印象を持つのではないでしょうか?
(私も、今からES300h "version.L"を購入する場合は、こちらの特別仕様車にすると思います)
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