デビューが2018年10月ですから、約1年半で初の年次改良ですが、ニュースリリースはかなりあっさりしていますが何気になかなか「すごい改良」が施されています。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/33359011.html
では、ニュースリリースでは触れられていないものも含めてチェックしていきましょう!
改良1■BSM+PKSB[後方近接車両]を”F SPORT”と”標準”グレードに標準装備
"version.L"以外にはメーカーオプションだったブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ[後方近接車両](リヤクロストラフィックアラート)を標準装備。約66,000円の価格相当で、今回しっかりと価格は上乗せされていますが、装着率高めの装備ですから標準装備化はありがたいですね。
改良2■パノラミックビューモニター+パーキングサポートブレーキ[後方歩行者]を”F SPORT”と”標準”グレードにオプション設定
"version.L"以外では装備不可だった、パノラミックビューモニター+歩行者にも対応したパーキングサポートブレーキをメーカーオプションで設定。価格は67,100円と比較的安価のため、駐車環境によっては装着をおすすめします。
改良3■デジタルアウターミラーを“F SPORT”に追加設定
発売時には結構装着率が高かったデジタルアウターミラーですが、現在の装着率は低い模様。”F SPORT”での設定で、さらなる普及拡大を目指す?私的には画面の高解像度化と後付感のあるモニターについてのアップデートに期待したいところです。
改良4■デジタルアウターミラーに「距離目安線」を追加
まだまだ解像度が足らないので、どうしても平面に見えてしまい距離がつかみにくいようですが、「距離目安線」の追加で距離感を視認する改良を実施。なれればだいぶ距離感は掴めそうですね。
■改良4 Apple Car Play等対応
レクサスの各年次改良モデルで続々対応されているApple Car Play/AndroidAuto等のスマートフォンアプリ対応がESでも対応されました。(てっきり価格には反映されている感じですけどね)
■改良5 置くだけ充電設置エリア拡大!
従来とはスマホの置き方が変更(「縦方向」に置くように変更)、大型サイズのスマホでもおけるように改良が加わりました。
■改良6 USB端子のカバー変更
Apple Car Play等の対応により、USB端子にスマートフォンを接続する機会が増えましたので、USB端子のカバーがゴム製の横開き?から樹脂製の縦開き?に仕様変更され、USB端子接続時の見た目もスマートになっていますね。
■改良7 ”標準”グレードのインテリアカラーに「リッチクリーム」追加
"version.L"でしか選択できなかった「リッチクリーム」が選択可能に!これは嬉しいですね。当方ならこのカラーを選びそう。
■改良8 パワーウィンドウスイッチが加飾付きに!
ニュースリリースでは触れられていませんが、なんとパワーウィンドウスイッチに「金属加飾」が加わっています!これは嬉しいですよね!
もともとESの車格でなぜ・・・?と言われていた部分ですし、交換するにもコストがかかるパーツですから嬉しい変更点。
ちなみに改良前はこれ・・・
■改良9 駆動バッテリーに「リチウムイオン電池採用」!
なんといっても最大の改良点がコレ!
トヨタ・レクサス系では珍しい、年次改良でのバッテリー種類の変更が実施されました。
これにより燃費は各モードで「1.7km/L」と大きく増加していますし、後述の重量低減にもつながっています。
もともとカムリがリチウムイオン電池で、なぜESがニッケル?とう疑問はありましたがようやく搭載できるための何らかの条件が整ったのでしょう。素直にこれは喜びたいところですし、そもそも年次改良でこれだけカタログ上の燃費が改良されることは珍しいです。別モデルと考えてもいいぐらいですね。
■改良10 ボディ軽量(全グレード▲10kg)
車両重量が「10kg」低減しています。「ニッケル水素電池」→「リチウムイオン電池」への換装での重量減なのか、それとも足回りなど構成部品の変化での10kg減なのかは不明(おそらく前者)ですが、このクラスの車で10kgの減量はなかなか大変なこと。これは何気に大きな改良ポイントではないでしょうか?
さて、さらっとしたニュースリリースですが、細かく見ていくと結構地道な改良が実施されていることがわかります。
マイナーチェンジではないため、内外装の意匠は変更されていませんが、「リチウムイオン電池への換装」で実燃費を向上させる・・・という大きなアップデートを果たしたES2021年モデル。これはコンフォートセダンを求める方には要検討ですね!
なお、価格ですが、以下の通り「約2万円〜8万円」ほど上昇しています。
”標準”と”F SPORT”は、「ブラインドスポットモニター(BSM)+パーキングサポートブレーキ(後方近接車両)」が標準装備されているので、これが約66,000円相当の価格です。そして、「Apple Car Play」等のアプリケーションのレベルアップが約11,000円相当の価格換算。あとは端数+αといったものですから、値上げ幅は妥当と言えます。それに加え、最大の改良である「ニッケル水素」→「リチウムイオン」への換装を考慮すると、更に魅力が増すのではないでしょうか?
-
no image
-
no image
-
no image