(展示は9月2日(日)まで、東京ミッドタウン日比谷の「LEXUS MEETS…」にて)
今回は「速報編」として「ES300h」<プロトタイプ>のおおまかなポイントをまとめてみました。
マニアックな点は後日別途編集して記事にさせていただきたいと思います。
なお、「ワンダー速報」ドラヨスさんも記事をアップされています。あわせて参照いただければと思います。
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2475.html
展示車は、ES300h ”F SPORT”。
右ハンドル仕様のプロトタイプですが、かなりの仕上がりでしたので、ほぼこのまま市販されるものと思われます。
ボディカラーはF SPORT専用のホワイトノーヴァガラスフレーク。室内色は「フレアレッド」で従来の(海外仕様の)ESにはなかった鮮烈なカラーです。
正面から見ると、新型LSに見えてしまいますね!(隣にはLCがおいてありますが、ホワイトのLSがあれば比較でできて良かったのですが・・・)
ホイールは19インチの”F SPORT”専用ホイール。タイヤはダンロップの「SP SPORT MAXX」を装着していました。
(レクサスにはよく採用される銘柄で万能選手ですね!)
動力性能には見合っていると思いますが、ローター&キャリパーは少しさみしい感じです。
「3眼フルLEDヘッドランプ」を装着していて、精悍でした。まさにLSライク!
フロントウィンカーは海外動画とは異なり、シーケンシャルタイプ(流れる)が採用されていました。しかし、新型クラウンと同様、少しLEDのつぶつぶ感があるタイプです。
■点灯動画を撮影してきましたので参考にしてください。
[動画 youtube ES300h フロントウィンカー点灯状態]
期待以上だったのが、L字のクリアランスランプです。非点灯時は乳白色っぽくなっており、LSやLCの光り方に結構近く、かなり綺麗に光ります。上下2段式アダプティブハイビームシステムを搭載していることもあり、コストをかけている印象でとても見栄えが良いです。
テールランプは、安心できる形状!現行レクサスでは一番オーソドックスかつ無難なデザインですが、上質感あります。
”F SPORT”のため、リヤスポイラーが装備されているのがいい感じですね!
なお、既報どおり、リアウィンカーはその場所柄、シーケンシャルタイプではありません。(流れません)
■点灯動画を撮影してきました(短い・・・)
[動画 youtube ES300h リヤウィンカー点灯状態]
真後ろから見ると・・・マフラーが見えません!
腰高感は多少ありますが、結構スッキリしたデザインですね。
なお、中央にカメラがありますが、バックカメラと、デジタルインナーミラーのカメラの2種類設置されています。
さて室内ですが、「フレアレッド」の内装はなかなか刺激的です。(従来は「F」モデル用でしたし)
ブラックメッキで加飾されたシート調整スイッチ、本アルミインテリアパネル、ステンレススカッフプレートなど所々のアクセントがいい味出していて、パッと見た感じはなかなかの品質感です。
全般的に、新型クラウン以上の高品質感が確保されていることが確認できました。「GS」クラスからの乗り換えでもそれほどグレードダウンした感はありません。よく出来ていると思います。
助手席側もちゃんと「8way」のパワーシートが備わっているところが、レクサスらしいですね。
(新型クラウンでも助手席は「4way」のパワーシートしか備わりません)
足元は見栄えの良いアルミペダルを装備。アクセルは、オルガン式。
省略されがちなフットレストもアルミタイプがあしらわれています。
足元照明のLEDのイルミもバッチリ点灯していました。
運転席ドアトリムは、下部が硬質なハード樹脂ですが、それ以外はしっかりソフトパッドまたはL-tex(合成皮革)で包まれており、質感を確保しています。特に肘を乗せることもあるドアトリムはうまく出来ていると思います。
インナードアハンドル(ドアノブ)の塗装も「LC・LSや」と同様の金属調塗装であり、手抜きなし。
ただ、パワーウィンドウスイッチ自体には、サテンメッキ等の加飾がないのは意外でした。(プロトタイプだから変更されるかも?)
ここは市販バージョンで確認したいところ。(結構見栄えに影響します)
ポジションメモリースイッチはちょっと目立つタイプですね〜
このあたり、欧州車のようにももう少し目立たない位置にできないものでしょうか。
ドライブモードセレクトスイッチは、UXと同様、樹脂仕上げで、LC・LSのような「ガンメタ塗装」ではありませんでした。
ここは差をつけてきましたね。ただ、操作性には問題ありません。
しかし「マークレビンソン・スピーカーパネル」は見栄えいいですね〜。ESはマクレビ、つけましょう!
オーディオパネルにうまく、シート空調関係のスイッチが埋め込まれています。(効率よく配置されていますね!)
「マークレビンソン」のロゴがここに入りますが、特別パネル自体に加飾が加わるわけではないようです。
他ブランドでは徐々に物理的なメディアスロットが廃止されていますが、レクサスESでは、CD/biu-rayスロットも残したまま。もちろんSDカードスロットも備えています。
運転席に座った感じはかなりしっくりしました。ステアリングのパンチングレザーの感じも良いですし、ステアリングスイッチ類もLSのようにヘアライン加工がしてあり、指紋が目立たないタイプ。よく出来ていると思います。
”F SPORT”用のアナログクロックがかなり綺麗でカッコいいですよ!
ナビ/オーディオ周りの仕上げも上々。インストルメントパネル周りのデザインは「RX」や「カムリ」ライクですが、素材をうまく使い分けていて安っぽさがありません。(ハード樹脂はところどころありますが、うまく手・体が触れない部分に限定しています)
さて、ご検討者の方からしばしばご質問をいただく、”F SPORT”の「L-tex」シートですが、見栄えはご覧のとおりとても良いです!
そして気になる質感ですが、NXやCTの「L-tex」とは違い、ちゃんと「厚み」があり、ツルツル感も相当押さえられているので、本革に近い風合いとなっていますのでご安心ください!(ただ、リヤ席に関しては少し滑る感じがありました)
質感自体は「RC」や「IS」の「L-texシート」と同等と考えて良いと思います。
なお、匂いなどは個人差があるので、気になる方はご確認されたほうが良いと思います。(当然、本革の匂いはしません)
言われなければ「本革」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
(このあとレクサスの本革シートorセミアニリン本革装着車と比べるとたしかに違いはありますが・・・)
それにしても、ESにも結構フレアレッドが似合うのは新発見でした。ドアトリムもいい感じでL-texが巻かれていますね!
さて、リヤ席ですが、LSと同等以上のカップルディスタンスですので、とにかく広い!!
ただ、頭上はそれほどのクリアランスはありませんので背が高い方などは要チェックです!
FFですが、なぜか中央には少し小高いセンタートンネルがあります・・・(FR系よりは低い)
実際座ってみましたが、かなりゆったりしてます!
つま先も余裕でシート下に入りますし、そもそも膝前のスペースが広い(笑)
そして、フロントシート下にLED照明が仕込まれているので、足元もほんのり照らされていますね。
「2.1A」対応のUSB端子、上質なドリンクホルダーもあるので、後席もゆったりできますよ。
FFなのにセンタートンネルがあるのは少し残念ですが・・・今度の派生車種展開が予想される?(剛性強化? AWD? ES350?)
成人男性でもゆったり座れますね!”F SPORT”のセンターアームレストも結構仕上がりがよかったので、”version.L”の方は期待して良さそうです。また、リヤ席にもスカッフプレートは備わります。ただし、LEXUSロゴは入っていませんでした。
リヤのドアトリムもフロントと同様の出来栄えで、マークレビンソンのスピーカーパネルを備え、本アルミのインテリアパネルもあります。
もちろんLSとは質感は違いますが、値段なりによく出来ていると感じました。
室内の装備や質感に関しては概ね好印象ですが、残念だったのは、「天井、ピラー、バイザー」等の素材が今一つであったこと。
これはNXやCTのような目の荒い素材が使われており、(プレミアムクラスの輸入車でも同様ですが)ここは残念なところです。
市販品では改善されていればいいのですが・・・
(写真で見ても「素材の目の荒さ」わかると思います)
「サンルーフ」については非常に珍しく「全車標準装備」されますが、最近主流の「アウタースライド式」ではなく、室内ルーフ内にガラスがスライドして格納される形式なのでオープン時もスッキリしています。風切り音にはこちらのほうが有効でしょうね。
なお、現時点では日本仕様に「パノラマルーフ」の設定はないようです。
トランクは広いですね!後部座席下に小型化されたハイブリッドバッテリーが移設されたおかげと言えます。(なお、トランク上部のトリムはしっかり設置されていたのでご安心を!(海外動画では鉄板むき出しだった))
なお、キックオープン式の「パワートランクリッド」が装備されていました。
さて、取り急ぎ「速報編」としてアップさせていただきました!!
ESにご興味のある方はぜひご確認をおすすめします!私的には静的質感はとても好印象でした。
最近のレクサスは子育て世代や若者世代に向けた車やスポーティな路線の車が多かったように思いますが、今回のESは結構ご年配の方が多数来店されて、じっくりチェックされていたのがとても印象的でした。やはり「王道のセダン」の需要はまだまだあるのだなと感じました。
またそうやって歴代クルマを乗られてきた諸先輩方がレクサス「ES」に注目されているのは嬉しくも感じました。
今回のプロトタイプを見る限り、「ES300h」は、(ボディの大きさ、小回りの効かなさは如何ともしがたいですが)内外装ともに、これまでセダンを乗り継いで来られた方にも十分訴求力のある商品力を持っているのではと感じました。
「燃費が良く、乗り心地もよい。万全な安全装備、過剰なパワーは不要、ゆったりとした上質な空間・・・」ツボにハマる方も多いのでは?
・各販売店でのオーダ受付は9月12日ごろからのようです。(一般顧客むけの生産は12月以降の模様、年内納車はかなり少数?)
・販売店によりスケジュールが異なると思いますので詳細は各販売店でご確認ください。
-
no image
-
no image
-
no image
LMは近々記事にしようとおもっていました。
1文字目に「L」がついているので、「ラグジュアリー」の意味のはずなので、高価格帯。
ということで、やはりある程度大型なのではと思います。
たしかにLF-SAの市販版だとすると、エンジンの出力が大きすぎますし、「L」のネーミングは与えられないと思います。
そういった意味では、確かに「Multipurpose」のMというのが近いように感じます。
典型的なコンパクトカー、セダン、クーペ、SUVではないと考えると、ミニバンタイプっていう可能性もありえるかもしれませんね!
内外装等、「ちょうどいい」という言葉がぴったりの車と思いました。
現在のレクサスラインナップでこういう車が1台あっても・・・と思いました。
結構注目度が高かったですし、待ち望んでいた方が結構いらっしゃるようです。
ふだん、このような場所にいらっしゃらないような高齢層の方も熱心にご覧になっているのも印象深かったです。
突然ですが、なまっくすさんはLQとは違う、LM300hとLM350の正体は何だとお考えですか?
「Multipurpose」のMとか、「Mini」のMだとか色々噂が飛び交っていますよね。LF-SAの市販版だとか。
でもヴィッツより少し大きいぐらいの車体に、UXより大きいエンジンを載せるでしょうか。またLF-1の巨体からすると非力過ぎるので現実的では無いと思います。
アルヴェルのエンジンスペックとLMは何となく似ている気がするので、もしかしてミニバンかなあと…思っていますが、どうでしょう。
ご意見お聞かせ願えませんか。
なまっくすさんの仰る通り、当方NXもスポーティ路線からか静粛性や快適性がやや損なわれていて、レクサスらしさがやや足らないと思っていました><
ツボにハマりそうです^ ^