紅白歌合戦を見ながら本年の私的なLEXUS10大ニュースをつらつら書き出したいと思います。
■LC500/LC500hの発売が決定!
2012年の初披露以来、数多くのカーマニアを心づかみにした「LC」が1月のデトロイトモーターショーにて市販されることが発表されました。豊田章男社長が自らプレゼンするほどの力の入ったLCは「Lexus Challenge」とも呼ばれ、レクサス第3世代のフラッグシップモデルかつ新プラットフォームの先鋒でもあり、その美しい姿を街なかで見かけるのが楽しみな1台です。
スペインでのモータージャーナリストでの試乗会もかなり高評価のようで期待は高まるばかりですが、日本での発表は3月16日頃、LC500は1300万円〜1400万円、LC500hは1350万円〜1450万円での販売が予定されている模様。(LC500hが先行発売見込み)
予約受注は1月20日前後から一斉に実施されるとのこと。
なお、12月下旬にはスマートフォンでの専用アプリの配信が行われましたが、1月下旬には都内某所での先行内覧会、2月下旬にはサーキットでの試乗会など今までのレクサス新型車で最大規模の販促・宣伝活動が行われる予定です。
■Fモデルへの「AVS」導入!
RCFとGSFは2016年夏の年次改良により、開発陣が頑なにこだわってきた(と思われる)固定式ダンパーから時代にマッチした減衰力可変式のダンパーを採用。今まで陣頭指揮を執ってきた主査がご定年で一線を退かれたのは偶然ではないでしょう。乗り心地の改善は嬉しい限りですが、なぜこのタイミングでの改良なのか?(特に昨年GSFを発注したアーリーアダプターの方の心境や如何に?)これを「正常進化」と捉えるか、それとも?
■レクサスIS マイナーチェンジ!
日本では第2世代目となるレクサスIS が発売から3年半経過後にマイナーチェンジを迎え、発売当初の不満点といえた内装の質感、リモートタッチの操作性改善、ナビゲーションサイズの拡大(7→10.3インチ)、前後フルLEDヘッドランプ化、安全装備(LSS+)の標準化など商品力が向上しました。
またマイナーチェンジでは珍しいフロントロアアームのアルミ化など着実に進化を遂げています。
しかしながら足踏み式パーキングブレーキやブレーキホールドは不採用、レーダークルーズコントロールは全車速追従型ではないなど、このクラスでは既に当たり前の装備の標準化が見送られるなど課題も残る改良となりました。
■ダークグレーマイカ<1G0>の劇的な復活!
GSの年次改良にあわせ、ボディカラーに、一度は廃止された「ダークグレーマイカ」が復活!
その後マイナーチェンジされたISではマーキュリーグレーマイカが継続採用、しかし、2017年春発売のLCではダークグレーマイカが採用される予定で、これは何故?
・エントリー&ミドルクラス =マーキュリーグレー
・プレミアムクラス =ダークグレーマイカ ということ?
それとも来年から順次ダークグレーマイカに置き換わるのでしょうか?
■GS200tの新設定!
クラウンアスリートに遅れること1年、日本国内のレクサスGSにもターボモデルが設定されました。
発売直後にもかかわらず、現時点の販売状況ではGS350や450h、300hの後塵を拝している状況で人気があるとは言えない状態。
また、GSは以前からささやかれていた次期モデル「開発凍結」の噂がついに表面化。当面は現行が継続販売されそうですが、プレミアムブランドの顔とも言えるEセグメントクラスでのGSの今後の動向にも目が離せません。
なお、ターボエンジンは第3世代レクサスから「t」が付かない、NAエンジンの排気量換算見合いのネーミングに変更予定。ということはGS200tはそのうち「GS300」へ名称変更することが予想されますね。
■2.5L V6エンジン(4GR-FSE)の廃止
2005年9月、レクサスIS発売以来設定されてきた、2.5L NAエンジン、「4GR-FSE」がついに2016年秋の年次改良で廃止となりました。
私自身も2年ほど所有していましたが、非常に扱いやすく、高速巡航ではカタログ表記を遥かに越えた燃費を叩き出すことも可能なエンジンでした。まさに高級車というエンジンで非常に驚いたものです。
モデル途中からクラウン、マークXに搭載されたものはレギュラガーガソリン対応と省燃費仕様へ変更となりましたが、IS・GSのものはハイオク仕様のハイパフォーマンス仕様が継続されるなどの差別化もなされていました。
・・・このクラスの新型のV6エンジンが登場することはないのでしょうか?
■Lexus Safety System+(LSSの+)の標準化が進む!
プリクラッシュセーフティシステム等を軸とした統合的な安全装備の標準装備が次々と行われました
価格の引き上げも従来の改良時に比べ最小限に抑えられているのは好感が持てます。
しかし、その性能は2016年としては一般的なレベルに留まり、公的機関「JNCAP」のテストでもマツダ・スバル陣営の後塵を拝するもので、価格が高いLEXUSだからといって飛び抜けたものではないのが残念。ライバルの欧州車の安全装備はここ数年更に先を行っており、新型LSでどこまで追いつき進化するかが期待されます。
また本日も立体駐車場からの悲しい転落事故が発生しましたが、アクセス・ブレーキの踏み間違いを防止するシステム(インテリジェントクリアランスソナー)はレクサスでは新型RXにしか搭載されておらず、早期展開が望まれます。
■スーパーGT GT500で レクサスRCFが有終の美を飾る!
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1029665.html
シリーズ中に2017年からのベース車両がRCFからLC500に変更になることがアナウンスされ、このままRCFは未勝利のまま終わるのか・・・と思われましたが、「DENSO KOBELCO SARD RC F」が見事2016年のシリーズを制しました。
SC430に比べ非常に短いシーズンでしたが、スーパーGTのお陰で、レクサスのスポーツイメージが少しは向上したかもしれませんね。
ところで2017年1月のデトロイトショーでホットなスポーツモデルが発表という噂もあるようですが?
■ついに「国内年間販売台数5万台」突破がほぼ確実!
NX・RX・LXと新型SUV系の販売が好調で3月には歴代最高となる単月で約7400台を突破。
11までの販売台数は約47,800台となり、この12月の販売でレクサス国内販売、初の年間「5万台」の突破が確実。スピンドルグリル形状の第2世代レクサスデザインが嫌いな方も数多くいらっしゃる中、販売台数は歴代最高、これ如何に?
様々な媒体を通じたPR活動やスポンサー提供、イベントの開催など着実にブランド力が向上してきた感はありますが、SUV系の販売好調と引き換え、セダン系の販売台数が減少傾向にあるのが気になるところです。
しかしこれ以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツの勢いがとまりません。クルマの仕上がりとスペックを見れば納得ではあるのですが・・・
■次期LSいよいよ公開間近!
まもなく公開になる次期LS。約10年ぶりのフルモデルチェンジの片鱗が徐々に見えてきており、年明けには新たな公式画像やスパイショットが出回る予感です。
現時点で噂されるのは・・・
・新エンジン(ツインターボ)+10速ATとLC500hと同パワートレーンのマルチステージハイブリッド仕様。
・ボディサイズの拡大(幅190cm、長さ522cm超)
・操作系にジェスチャー機能の搭載、後席タブレット形状端末の設置
・ツインモニター搭載
・電子ドアミラー(ドアミラーレス)は見送り
・プラグインハイブリッド(PHV)モデルは2018年以降に追加
・非スポーツグレードの横基調グリルからの決別
・法人需要からの決別ともいえるクーペライクなスタイル など
先進装備好きな私も非常に興味深い1台、早く全貌を知りたいところです。
さて、本年も情報提供いただいた方、毎度閲覧頂いている方にはホント感謝の気持ちでいっぱいです。
2017年も皆様のカーライフが素晴らしいものであることを祈念して本年最後の投稿としたいと思います。
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。コメントは無理なさらずとも・・・
販売が好調になってくるとどうしてもそのような面も見えてきますよね。
結局はSUVの系が好調なだけとも言えますし、仮にNX・RXがでていなかったらと思うと・・・。
また先進技術導入の遅れやヒエラルキーを意識した装備など気になる点は確かに多いです。
販売店の方ももっと自社および他社の商品知識やオーナーのライフスタイルを理解するなどまだまだ頑張って欲しいですね。
メルセデス・ベンツの自動運転技術への力の入れ方はすごいですよね。
2011-12年ぐらいまではレーダークルーズ装置すらほとんどのクルマに付いていなかったのが嘘のようです。
C-HRは時代にあっていると思いますが、たしかに後追い感は否めませんね。
EVカーの開発は今後どうなるんでしょうね?
最近、あまりコメントできていませんが、楽しく拝見させていただいてます。国内販売5万台オーバーで喜ばしいことではありますが、やはり、トヨタの油断や驕りが感じられます。
携帯のようにガラパゴス化しないことを願っております。過去の成功体験に酔いしれていては、さらなる発展や進歩はありません。