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2017年11月12日

アキトDATE 第一話 〜凶行の違和感〜 吉里吉里2/KAG3移植版 レビュー感想 かの名作、クロス探偵物語へのリスペクトが凄い

▼アキトDATE 第一話 〜凶行の違和感〜 吉里吉里2/KAG3移植版クリアしました





まあ結構古いゲームなんですが、これまで放置してたゲームの一つ









3作あるシリーズの最後に掲載されているので3と思えば、1話とあるから、1なのかな?


3なのか、どっち?




でもやや唐突な導入部ながら話は普通に分かります












▼まず私は、クロス探偵物語、逆転裁判、ミッシングパーツ、ファミコン探偵倶楽部、EVEバーストエラーなど、推理ゲームが大好きで(テキストADV全般好き)、粗方やり尽くしてるんですよ。





というのもただでさえテキストADVが少ないのに、推理ADVともなると更に数が少ないので、手当たり次第に手を出して、たとえクソゲーだと分かり切ってても、誰も見向きもしないアイディアファクトリーの月は切り裂く 〜探偵 相楽恭一郎〜などに注目していた時代もありました








小説でも推理小説が一番好きなくらいなので(小説にハマる切っ掛けだった作品も、日本推理作家協会のミステリー傑作選シリーズだった。講談社の)、これは好意的に受け止めるか厳しい評価になるかのどっちかだなーと思っていたが、前者でした。






結果、アキトDATEは、非常に面白い。今遊んでも、余裕で







フリーゲームでこういう、昔ながらの正統派推理アドベンチャーって意外とないからね







▼まず最初に驚いたのは初代プレイステーションやセガサターン時代を思わせる画面デザイン。




右上にメイン画面があるこの小ささといい画質の粗さといい、古臭いキャラデザといい、もうこのゲーム、何から何まで90年代後期なんですよ









中でもクロス探偵物語やEVEバーストエラーの影響が非常に強い。(公式BBSを見ると作者もコンセプトだと発言していた。やっぱりね)










▼クリックで一々ギャグを言ったり、プレイヤーに語りかけたり、細部までクロスっぽい。30代くらいと思ってた登場人物らが実は全員大学生だったりと、キャラが老けてるところまでクロスしてる。











▼中でもびっくりしたクロスっぽさは、この膨大な作画枚数。





まさかこんなところまでクロスに倣ってるとは思わなかった。これ、凄い手間がかかってるね。やろうと思っても、普通できないよ









▼シナリオも別段大きなドラマティックストーリーではない淡々とした事件だけど、ただの推理ものというわけではなく、最後は考えさせられる話、そしてラストシーンがドツキオチだったりと、こんなところまでクロス探偵をリスペクトしている











トリックは非常にロジカルで解いてて面白かった。犯人との対決は、恒例のメンバーを集めての推理ショーもある

優しい世界_No-0001.jpg









ただ、このシーンは別にこの選択肢でも正解のはず、ってのが結構あったかな。









▼逆に欠点は、不親切要素まで90年代をモチーフにしちゃったことかな。






移動コマンドの面倒臭さが異常







画面も小さいので、クリックが大変。これは難点だね
















▼上辺だけの尊敬ではなくしっかりと先人から学んでいる良作。






他のシリーズも遊びます






評価B+
70点















2017年11月11日

安楽木(やすらぎ)さんは席についた ―消えた一億円の謎― レビュー感想 「確かにそうね。けど今のはほんの冗談よ」


あなたのサイトのURL、そろそろスリムにしませんか?

【この部分にお好きな文章を入力してください。】



























バカミスを謳ってるけど事件解決までの流れも人情モノで痛快だし、ラストもかなり綺麗な終わり方。主人公も奇子なんて名前でいかにも変人キャラっぽいが、実はかなりの好人物















バカミスというより、近年乱造されている女性が探偵役で男性が助手役のライトミステリって感じ。







タイトルもいかにもだが、櫻子さんの足下には死体が埋まっているとかの系統のね













しっかりミステリしてて面白かった














実写背景も綺麗


5_mini.jpg







評価C
65点



第一弾ということで第二弾にも期待









しかしこれだけ人の出入りがある病院で、稔はどうやって金庫を運び出したんだろうね。







絶間なく人の出入りがあるし、深夜だとしても物音でわかる。







もし他の住人が留守の日を狙ったのだとしても、5日しか滞在していないので消去法であっさり犯人だとバレる







ScoreUp BaseBallEdition レビュー感想 テンポが悪すぎる

野球とサッカーの融合といっても野球のボールをただ足で蹴るだけでただの野球盤。ゲーム性に乏しい








テンポも非常に悪く、アタリ判定もおかしいのでゲーム性に乏しく、イマイチでした



プレイ後すぐに消したのはこれが最初かもしれないくらい



評価F
20点






ところでこのゲーム、一応ふりーむでプログラミング賞銅賞を取ってるんだけど、唯一コメントもレビューも0なのが不気味ですね…




地下アイドルやめますか レビュー感想 安っぽいご都合主義ではなく悲壮感を描いて欲しい

地下アイドルを題材にしたノベル。





が、さぞや地下アイドルに命を賭ける連中の話なんだろうな〜〜と思えば、余りにも薄っぺらでガッカリ





このタイトルからも、地下アイドルやめますか、それとも人間やめますか、くらいの勢いを期待したんだがな〜…





序盤はまだ割と地下アイドルの厳しさを描いてたのに、最終的に汚いオタクがイケメン化して元アイドルと付き合うというかなり安易な結末にがっかり





汚い太ったオタクが就職してスリムなイケメンに、ってのもありえないが、それでいきなり元アイドルと付き合うというのも…







途中で地下アイドルが悲惨な食い合いをしてたり、汚い部分が描かれてただけに、そっちでオチをつけてほしかった








主人公も地下アイドルにプライドを持ってるならまだしも、尻軽でホイホイ男を変えたり地下アイドルを簡単に辞めたりで、まるで信念も葛藤もないキャラなんで、どのシーンにもインパクトや意外性がない





しかもグループが自分の所為で解散する破目になったのに、これといってショックは受けていないドクズ(中には本気でやってたメンバーやファンもいるだろうに…)




挙句20後半にもなって親の仕送りで生活しているという体たらく




そこまで周りに迷惑かけてやらせてもらってるのに、この軽さ…
























絵も、下手すぎて、もうちょっと練習して欲しい。




特にこの胸やエプロン、物理的に有り得ない絵になってる。下手だし、不自然な構図なのが問題です






評価E
30点















そういえば冒頭の曲、学園フラットで使われてたフリー音源だね。これを使うのは珍しい










2017年11月10日

積層のAestivum レビュー感想 古き良き葉鍵系(ネタバレ)

クリアまでに、テイストがコロコロ変わる、やや変わったADV



中盤まで、若干の探索要素があるが、ゲーム性というほどではない



後半は完全にビジュアルノベル







プレイ前の印象は、「雪国を舞台にしたファンタジー?」だったので、スマホが出てくる現代的な世界観に驚くが、中盤やはりファンタジーになって予想が当たっていたことを確信する







後半に掛けては別の意味でファンタジー、そしてある意味ではリアル過ぎる限界集落、老害、ネグレクトを主題にしたストーリーが展開される







このゲームのレビューを見ているとどうも泣いたとか感動したとかいう意見が多いのだが、私はそんなことよりも、この限界集落での老害の何が害たるかという描写の上手さを評価した




ひたすら胸糞悪い描写が続く。主人公と椿も逃げようと思えばいつでも逃げられるのに明らかにバカで余計にイライラする展開



椿も最後は老害らに殺されてしまう










先日も過疎地の陰湿な田舎者が弁護士会に村八分はやめろと怒られていたが、田舎のリアルがまさにこれじゃないだろうか。




ほんと田舎に行くと異常な老害がいて驚くことがある





このゲームの老害たちは、異常なまでに自己中心的で廃村寸前のくだらない町の謎の掟を重んじる。







だが口だけで自分たちは何もせず、若者を働き手として酷使する






10歳にも満たない主人公と椿は、小学校にさえ通えず、休みなく老害らに酷使される










これもう半分北朝鮮だろ









ただ、流石に何一つ働かない老害たちが、子供を小学校にさえ行かせず強制労働させるのは、ファンタジーだった。行政動くって










終盤はかなりベタな、一昔前の葉鍵系の、いわゆる泣きゲー風のシナリオと演出が繰り返されるが、文章がかなり回りくどく、演出も背景に蛍のような謎の光が舞ったり、ちょっとクサすぎて、やりすぎかなあ









主人公が椿を裸にして全身を拭いてあげたり、その際に放尿したり、エロゲーからエロを抜いたようなストーリーなのも、葉鍵系っぽい













テーマとしては人と人との些細なつながりが起こす奇跡、なんだろうな。





やたら抱き合うシーンがあるのが特徴的で、メインキャラは全員、一通り抱き合ってる


無題_mini.jpg


無題2_mini.jpg














テキストが回りくどすぎて、終盤グダグダだったのが惜しい。その所為で誤字脱字もあるので本末転倒だ







たった1つの情報をグダグダと「僕は○○で○○して○○だったが○○で○○なので○○でやっぱり○○で○○が〜〜」というような長ったらしい言い回しばかりで、徐々にテンション下がります








エロゲーの影響受けすぎですよ

(実際どうだかは知りませんが)











シナリオを見ても村になぜ老人はいるのに老婆がいないのか?とか幾らなんでも行政の目が入らないのはおかしいとか、限界集落という社会派っぽいテーマを扱う割には、不自然なポイントも多いし。




カルト村だって警官や民間人がパトロールしてますよ。むしろそういった場所は、大麻の栽培などに悪用されるため、目をつけられているんです








まあ欠点も目立つが、絵も綺麗だしスチルも多くて、なかなかの一作でした。







評価C
65点














しかし愛夏。目の上にほくろがあるのね。
無題2_mini.jpg








目の下に泣きぼくろがあるキャラは結構いるけど、目の上のほくろはなんていうんだ?漫画やゲームのキャラでは初めて見たな










漫画だと、ほら、スラムダンクの牧さんとか

5.jpg

2017年11月08日

誰が彼女に恋を説く? レビュー感想 何から何までラノベのテンプレコピー過ぎる

絵もキャラもシナリオもラノベ的で、ラノベのアニメ化作品のゲーム版と思ってしまう



文章が冗長で纏まりに欠け、ただ学園祭をやるだけでグダグダと無駄に長い。



ゲームの9割が前置き。その割に肝心の学園祭はあっさりと終了



ヒロインもこれまたラノベにありがちな恋愛が分からなくて誰でも受け入れてしまうというタイプで、それ以上でもそれ以下でもない感じ



現実でもこういう女性はたまにいるが、中身があると思ったことはない



トーク番組で、遠野なぎこがこのヒロインと同じようなことを言っていたが、デヴィ夫人に


「あなたそれはただの不感症じゃないのぉ〜?」





と一蹴されていた



その場は大爆笑だったが、所詮その程度なのだろう。ドラマチックにはならない


このヒロインもまさにそれで、萌え袖、髪の毛で隠れた目、最初根暗と思いきやすぐに主人公に馴れ馴れしくなる、魔性の女、など、どれもラノベテンプレの萌えキャラ過ぎて、直視できないくらい酷い



ただ最後だけはやっとストーリーが始まるのか…と、少しだけ期待が持てる終わり方













評価E
30点




萌えアニメ、萌えラノベ的なシナリオやキャラが好きじゃないときついでしょう


私はそういうのはあんまり…なので、まあ合わないですね

夏の夜の夢 レビュー感想 (「真夏の夜の淫夢」ではない)

説明文以上のことが何一つ起こらない、あまりにも予定調和過ぎるゲーム




誰もが想像する通りの展開があるのみ。



しかも動作が非常に重く、バグも多いです。こんなに短いゲームなのに…





ボリュームバランスもズレてて、BGMが大きすぎて折角の音声が殆ど聴こえない(ただでさえヒロインはクール系でボソボソ喋るキャラなのに…)




学生さんが初めて作ったゲームなので、こんなものかもしれない





評価E
30点




ただグッドエンドで、ヒロインが殺人犯なのに妙にさわやかな空気と音楽のままタイトルに戻るのと、実在人物の画像が加工されてたことだけは、不覚にも笑った



2017年11月07日

本当は怖いヤンデレ娘 痛〜psycho complete complex〜 レビュー感想 ガッカリな別物

まだ配信されたばかりのゲームで情報も出揃ってないので、シナリオルート、EDが1つという前提でレビューします。





▼前作はサイコホラーだったが、一体何がどうなったのか、ジャンルが変わりサイエンスフィクションになっている。




それも脳をリンクして相手の精神世界に入るとか、架空のキャラが実体化するとか、荒唐無稽な路線







▼新キャラの出番が大半をしめるので凶華も余り出てこない













ストーリーもちぐはぐで変な部分が多い。






凶華の正体が、今日子を殺した精神異常者の主人公の従姉だったというのはまあわかるが、主人公とは会ったこともないのに、写真で声が分かるとか意味不明だ。夏と冬とか、いかにも仲良し姉弟っぽいネーミングなのにね















▼そもそもこのゲーム、何がマズイかってタイトルにヤンデレ娘とあるのに、ヤンデレ娘が一切登場しない。





いるのはただのストーカーだけ。








凶華はただの一度もデレていないし、恋愛がらみのシーンもない。ただの犯罪者、ストーカーである。ただカッターナイフ振り回して追いかけてくるだけ




ヤンデレへの理解度が非常に浅く、このタイトル詐欺っぷりが拙作さに拍車をかけている

















▼メンヘラフレシアなどもジャンルは犯罪に偏っていたが、それでもちゃんとヤンデレヒロインが登場し、恋愛を描いていた。







だが本作にはそれらの要素が一切ない。かといってホラーとしてもまるで怖くない








結果、非常に魅力のない作品になってしまった








▼前作ラストで主人公が凶華と付き合うといったので、その流れでやればいいのに、判断を誤った続編といえる。








前作終盤に登場した、主人公に片思いしてる女友達とか、凶華の被害に遭った大学生たちも一切登場しないしね







嫌々ながらも付き合うが、徐々に凶華が更生されていく、主人公もなんとなく好きになる…ってストーリーのほうがよかったんじゃないかと




















▼では逆に、長所



今作は選択肢でセーブが使えるし、凶華の声優が変更になり(やはり評判が悪かったのか)、棒読みもなくなりました(でも変わりに他のキャストが棒読み)







画面デザインが変わり、膝まで描かれるように

でもなんか膝、ゴツイっすね















評価E
30点





どの層にも、おすすめし兼ねます。






しかし、前作で従姉が今日子を大学生くらいと言ってたけど、弟が既に医者なら、20代後半だよね…






本当は怖いヤンデレ娘〜love one another〜 レビュー感想 ヤンデレものの中でも、おすすめできない

▼ヤンデレをモチーフにしたADV







恋愛要素はなく、サイコホラーを謳っているが、それにしては全く怖くない上にストーリーもありがち。ヒロインのCVも棒読みが酷く、イマイチ面白くないゲームだった。





▼特にセーブ不可能の即死選択肢の連続が非常に面倒臭く、やり直しが鬱陶しかった。何のゲーム性もないし、ダレます。





ディティールも浅く、大学なのに生徒生徒と連呼されたり(大学生は学生)、主人公の住んでいるのが〇〇荘というアパートなのに、明らかにRCマンションの画像だったり、4階なのに画像では3階までしかない建物だったりと、おかしな部分も多いです







▼まあいい部分も。





定番だけどヤンデレ娘が実は美人っていう流れは笑いましたよ。この主人公、毎度反応がおかしい





完全に人外だったのに、え?美人?だからね







評価E
40点




ヤンデレものは大抵ウケがいいけど、これはハズレでした。






というかヤンデレといいながらヒロインが欠片もデレなかったんだけど、これは続編に持ち越しか?


2017年11月06日

ジェイルアイランド  監獄島からの脱出 ***!☆♪** レビュー感想 作者のセンスとパッションが爆発した怪作

▼ジェイルアイランド、ノーマルエンドクリアしたので、軽くレビューを書いてみます。





最初に言っておくとこのゲーム、凄いです。




凄いというと安易な語彙だけど、フリーゲーム史上ここまで、ゲームを作るぜ!!!という熱意に溢れたゲームはなかった、のレベル






しかもこれだけでも大変なクオリティなのに、まだまだバージョンアップを予定しているということで、更に進化するゲームというのだから恐ろしい



このクオリティで未完成なんてとんでもない、100%が120%になるといったほうが正しい






▼ジェイルアイランドは隅々まで「ゲーム」しており、昨今にありがちな退屈なムービーを見るだけの時間などは一切ない(まあフリゲは大抵ムービーないけど)






徹底的に遊び、ゲームプレイの要素を追及しており、ギミックに溢れている








子供の頃ゲームブックやテレビゲームに夢中になった作者が、大人になり高いセンスと技術で理想のゲームブックを作った、というバックグラウンドストーリーを勝手に想像してます









▼全ての要素で恐ろしいまでに技術力の高さと手間暇のかかっていることが感じられ、これを自作ゲームと呼んでいいのかさえ疑問に思ってしまうレベル







何が決定的に他作品と違うかというと、フリーゲームの大部分は素人が作っているが、本作は作者が商業作品にも携わっているプロということ。





自作ゲームってアマチュアゲームとも呼ぶんだけど、これはプロが作ったアマチュアゲームという珍しい作品なので、他の作者からするとチートでしょう(笑)。技術的にはプロなので、他が比較にならないくらい手が込んでます





正直他の自作ゲームより技術的なクオリティは段違いに高い(素人のゲームにも素人ならではの良さはあるが、やはりプロは違うなと)








▼タイトルの通り、少女が監獄から抜け出すことが目的のゲームブック・パソコンゲーム






まず驚かされたのが、そんなゲームブックをモチーフにした画期的なゲームデザイン。




ゲームブック風ゲームは、フリーゲームでもRUINAのような良作もありますが、あくまで「ゲームブック風」であり、本質はあくまでRPG






だがジェイルアイランドは、本当にパソコンで遊べるゲームブック(+α)そのもの






つまり膨大なフラグ管理やバグも常について回るわけですが、それらを破綻なく、よく構成したなとたまげた。普通ならデバッグでパンクする







▼しかもその膨大なゲームページの多くには絵がついてるんですよ。作画崩れも殆どない。それも立ち絵の使い回しなんてせこい真似はせず、全て描きおろし





これにもたまげた。








作中に漫画ページそのものもあって、グラフィック枚数は圧倒的に多い。それだけで本が数冊出来てしまうほどの物量だ。音楽もシーンによって変化するので、デジタルコミックを読んでいるようで楽しめる




更にはなんとドット絵アニメーションまでもがお手製







▼謎解きの独創性も非常にユニーク。ボールタオルに尿をつけて番犬向けのトラップにしたり、普通では思いつかないような解法がある。










▼ここまで書くとかなり複雑なゲームに思えるが、非常に親切設計で、フラグを立てたポイントには一括でページ移動ができる。





実は序盤、これに気づかずかなり右往左往してしまった(笑)。知ってると膨大なページから回答を探したりフラグをメモする必要がないので、攻略はさほど難しくない。ただ、フラグ立てをしないまま進めてしまうと、後々どこにそれがあるか分からず、かなり手間取るかも








▼桃本というお色気ページの拘りも想像を絶する熱量で思い付くかぎりほぼすべてのプレイがある。






お色気要素にも作者のグラフィックセンスが遺憾なく発揮されており、1シーンにつき4分岐と6枚のスチルがあり、恐ろしいまでに丹念に作られており、これにも驚愕





ただし欠点と言うか特徴としては、リョナ、エログロ度が極めて高いので、プレイヤーを選ぶということでしょうね


エロも、グロ寄りのエロなので








女性キャラは妊娠もしてないのに、みんな母乳を発射しまくりです
















▼作中の戦闘シーンがゲームブック(ゲームファイル)を閉じて別のファイルを開く(ミニゲームで勝負)、という、こちらは逆にテレビゲーム的スタイルなのも面白い。ただ難易度激高なので、もっとイージーでもよかったかと














▼シナリオもただ監獄から脱出するだけではなく各章ごとにバリエーションがあり、飽きさせない(ただ最終章が脱出ではなく、よくある、皆で世界救おうぜ!という旧ロープレ的なノリなのだけは、やや唐突に思った)











▼謎解きの難易度は非常に高い。かつ、普通のゲームではあまり出題されないタイプの謎解きなので、詰まったらもう全く解けないかも。




推理ADVのような文章からロジカルに推理するものでもなければ、ゼルダのようなパズル的謎解きでもない難しさ




この世の果てで恋を唄う少女YU-NOでも唐突にピクロスが出てきたが、あれ以上に難しい






終盤の唐突なアクションゲームもかなりの高難易度






もっともこれらは全て、攻略ページへのブラウザ起動リンクから解答が見れるので、極端に言えば全てスルー可能。こんなところまで親切設計












▼だがこのパソコンで遊べるゲームブック感は、かなり新しいプレイ感覚。新しいゲーム体験


一見(ワンプレー?)の価値あり












評価A+
85点



おすすめの一作。





(※このレビューで触れている製作背景などについて、事実とは異なる点があった模様です。コメント欄をご一読ください。)





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