富裕層が住む街「グラトリージェ」
その街に住む高慢で我儘な令嬢ロザーナは、裕福だが日々退屈な日常を送っていた。
どうせ今日もいつもと同じ退屈な日・・・そう思っていたロザーナだったがその日の夜、屋敷中に召使の悲鳴が響き渡る。
駆けつけた彼女が目にしたのは、人が人を食らうという凄惨な光景だった。
何とか屋敷から逃げることが出来たロザーナだったが、この事態は屋敷の中だけでなく既に街全体にも及んでいた。
果たしてロザーナは、生きてこの街から出る事が出来るのか。
「ハロウィンぶらっくないと」作者の新作。
絵が上手いので、ホラーシーンはかなりの迫力だった…
体験版につき、レビュー感想ではない、ファーストインプレッション。
ネタバレあり。
今では逆に珍しくなった「バイオハザード」のような、古典的ホラーゲーム
屋敷や街の人間たちが次々にクリーチャー化し、襲ってくる…
泣きながら、命からがら逃げる…
そういう冒頭なんだけどね…
まあ特徴的なのがこのお嬢様主人公、ロザーナ
最初に「不愉快になるよ〜」と注意書きが出るくらい傍若無人で、不味い!と料理を床に叩きつけたり些細なことで使用人の給料をカットしたり、やりたい放題の畜生
ところがグラトリージェが死の街と化し、頼れるものもなく、「ただの女の子」になっちゃうわけ
ロザーナがいくら金持ちだろうと、悪態をつこうと、所詮「ただの女の子」だから無力で、逃げる事しかできない…(ゲームシステム的にも、逃げゲー)
逃走中に助けてくれた人も、あっけなくクリーチャーに取り憑かれ、敵になる
ロザーナは、泣きながら彼を撃ち殺す
さぞ咽び泣くのだろうなぁ…
ところが空気は一変…
ロザーナさんぶちぎれ覚醒(笑)
(躍動感すごい(笑))
ここから唐突に「皆殺しの刑よ!!」と激怒した彼女によるガンアクションになるわけだが、それまでのホラー感はまるでない
プレイヤーを振り回してくれる、実に痛快なゲームだ
難易度は簡単だが、ちょっと敵の数が多いかなぁ。
囲まれると厄介なので、1匹1匹引き付けて、撃っては下がり…撃っては下がり…ってのが攻略法か。HPと銃弾を回復できるので、アクションゲームが苦手な人でも、いつかはクリアできそうだ
食べ物をモチーフにしているが、街が急にバイオハザード化した原因や黒幕など、ストーリーの殆どが謎だね。
ロザーナは全くの悪人ではなさそうなので、彼女がこの戦いでどう変化するか…それとも何も変わらないのか…これが一番気になる。
また1つ、面白いホラゲが出てきた。
今から6月(予定)の完成が楽しみです。
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