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2018年11月20日

閃燿のモノクローム レビュー感想 レッド・タンス

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▼目を覚ますとそこは知らない部屋


そして知らない女の子、アヤがいた



主人公に向かって「やっと逢えて、……しまいました」



そう微妙な日本語をつぶやいて涙のしずくを一つこぼした



訳も分からないまま





▼目を覚ますと記憶喪失、知らない部屋という導入部だが、主人公だけではなく、ヒロインも記憶喪失という、やや稀有なパターン



大体はどっちかが記憶喪失だからね。ヒロインの場合が多いかな






▼記憶を取り戻すためにエレメントを集める、その行く先々で様々な障害が降りかかるといったストーリー



エレメントを集めるたびにアヤが何かを思い出しているのだが、最初は好意的だった態度が一変し、冷徹なものに変わるのは、更に稀有な展開だった。普通は逆だからね



ツンデレならぬ、デレツンとはね




ましてや嫌いとまで言われるようになるとは。



アヤはクリアまでに何度も姿を変えるので、振り回されてみるのも面白いかもしれない。こういうヒロインは、やはり珍しい





▼ストーリーの核心は、果たして主人公とアヤの関係はなんなのか?ふたりの正体は何か?ってことにあるんだけど、最後の選択肢で分岐し、全く違うものになる。


最初に見たエンディングで、ふたつめの印象と、最終的な感想がかなり変わる



というのも片方がかなり意外性のある展開で、先に王道ENDを見ていると、超展開で驚くことになる





私のおすすめクリア順は、黄色(黒ルート)→緑(白ルート)







▼ネタバレ感想













まず最初に見たのが黒ルートなんだけど、直感的にこっちはバッドエンドだと思ったんだよね。だからまずはバッドエンドから見ておこうか、と…



ところがまさか、あんな愛のある結末になるとはね。内容的には、こっちがグッドエンドだろうし。



パパも、もっと精神的に大人だと思えば、ハイテンションで笑ってしまった。愛弥のファザコンフィルターあるよね。



エレメントに色がある理由、戻った記憶の内容、一変した態度、すべての伏線を回収し、非常に綺麗なエンディングだった愛弥エンド



現実世界らしき舞台設定なのにアヤの耳がトガっているのが謎だったが、現実世界に戻ってからは普通なので、これには納得だ
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着地点が恋愛なのもよかった。











▼一方、問題の彩エンド。




まあ先に愛弥エンドを見ていると、この話の着地点はどこなの?と驚くことになると思う、私は驚いた




伏線も割と丸投げだ。先にこちらを見ていると置いてけ堀を食らいそう



前記したように、アヤはコロコロと姿や態度を変えるヒロインなのだが、おろかものといいながらも泣きながら主人公を抱きしめたり、最後まで振り回してくれた。



こっちのシナリオでの正体も、なかなかに奇想天外だった
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だが終わってみればこれもなかなかに綺麗な結末だ






▼ふたつのエンディングを見ると、タイトル画面やタイトルの意味が分かって、これもいい仕掛けだ
yasashiisekai_No-0000BW.jpg
(白スペース多いな)




愛弥エンドを見るとタイトルコールが愛弥の可愛い感じの声になるのも、いい演出


多分あとひとつは、アヤ(彩)だと思う





評価C
65点


キャラデザ、背景、音楽、どれも自作でクオリティが高く、超展開もあり、随分楽しませてくれましたね



「風見鶏は何を想うのか」は王道でしたが、今回はかなり好き放題作った感があって、同人ゲームらしくて良かったです


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