平成最後の夏、「わたし」は初恋の相手である幼馴染が上京してしまうことを知る
そんな幼馴染の「たっちゃん」と偶然再会し…
▼いやあ…
このゲーム、めちゃめちゃ素敵やん?
幼馴染ものでありながら、疎遠になった関係というのが、非常にリアルでいい。
結婚の約束をしてるとかより、遥かに現実味がある。
こういう関係の幼馴染って誰にでもいると思う。非常に身近なテーマだった。
空白の時間を感じさせる演出も丁寧だ。
▼「わたし」の心情も非常に細かく描かれており、立ち絵がなく、すべてがスチルとカットインなのも、臨場感があった。
ジャンル的には乙女ゲーなんだろうけど、男性でも面白いね。
こういうゲームでは大抵男が美化して描かれてるんだけど、本作はどちらかというと主人公がいい女として描かれてる、気がするね。
▼お互いの足音が花火の音に掻き消されるラストシーンの切なさは、ひとしお
ここでクールな主人公であるわたしが初めて笑顔になるのが、またいいんだよな
▼文章も面白い。最初に平成最期の夏とあるので誤字と思えば、平成が死ぬ、そして新しい年号に生まれ変わるだなんて詩的表現が後にされてて、表現の上手さに思わず舌を巻いたね。
音楽も凄くマッチしてるんだよな。終始せつない雰囲気がある。
▼別れてしまったわたしとたっちゃんの今後が気になる
まあぶっちゃけ別れの美学みたいに終わったが、実家はめっちゃ近所だろうから、会おうと思えば会えるんだろうけど…
あれだろ?
わたしが獣医が夢だと言ってるんで、獣医師になるために上京した先でたっちゃんと再会して、恋愛に発展するんだろ?
数年ぶりに再会したのに、お互い「ちゃん」づけで、今でも仲いいのが変わりなかったしな。
評価B+
70点
切ない気分になれますね。
タイトル画面が線香花火なのもよかった。
【運営こぼれ話】
最近の若者はパソコンを持っておらずスマホでネットをする…
最近の若者はパソコンを使えない…
そのような話を、度々耳にしてきました
PCゲームやフリーゲームの実況動画にも、PCを持ってないからフリゲがプレイできない。だから動画だけ見てるというコメントが多い
PC派は意外でしょうが、PCゲームをメインに扱ったブログでありながら、このブログも約7割がスマホからのアクセスです(余談だが、ガラケーからのアクセスが今でもある事も驚き)
閲覧に使われている機器の1位は毎日スマホで、PCがそれを上回ったことは1度もありません(月によっては、2倍近い差がつくことも)
PCを持っていない若者が多いという話が、事実だと実感。それも開設当初より割合が増えているので、今後も増加傾向にあるんでしょうね
子供の頃からパソコンをイジってて、簡単なプログラム程度なら出来た世代からすると、携帯ゲーム機やモバイルの進化は驚異的でこそあれ、本当に凄いのは普及率なんでしょう
また、モバイルのスペックが上がったからこそ、それだけでフォロー出来てしまうので、PCが売れなくなったという側面もある
西野カナがケータイ世代の歌姫として売り出されてましたが、それすらももう古く、スマホの時代ですしね
そのような時代の変化に対応し、管理人としてもこのブログは、スマホ専用ページでの閲覧を推奨しています。(勿論PCからでも全く問題ありません)
縦一列に全てが収まるレイアウトにした上で、更に軽量化してあるので、なかなか見やすいんじゃないかと。
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