―信号寺進『控えめに言っても、俺にとって今日は、運命の一日だった』
主人公、信号寺進(しんごうじすすむ)は、走っていた。
ずっと片思いしていた人、戸鞠刹那(とまりせつな)に会うために。
今日は七夕。二人の初デート。運命の日。
一日共にすごす中で、明らかになっていく、戸鞠さんの奇妙な隠しごと。
完璧でクールだと思っていた彼女に一体どんな過去が?
そして、信号寺進は、そのすべてを受け入れることができるのか?
―戸鞠刹那『私を拒絶して生きていってください!!』
彼らは、トマルヒトでありすすむひと。
ダジャレのような彼ら二人の名前。
その本当の意味は最後に明らかに・・・なるかもしれないほのぼのラブコメ
などと、大げさに銘打っておりますが、初制作作品ですので
至らぬ点が多いですが、お楽しみいただければ幸いです。
ほのぼのラブコメというだけあり、パロディやネットスラングを連発する、かなり軽い内容のゲーム。
だが、ヒロインである彼女には何か秘密があり、この世界にも何か謎がある、という体でストーリーは進む
結論から言うと、前半こそ非常にバカバカしいテイストで進みこそすれ、後半になるにつれてシリアスになる王道展開がとても面白かった。
ギャグはしっかり笑えるし、シリアスはしっかり惹き付けられる
急激に緊迫した展開になるのは、やっぱりギャップもあって、来るものがあるね
まさかの泣きゲー路線だとは
ヒロインの正体は流石にそりゃ反則だろう、これじゃジャンルを根本的にひっくり返してしまっている…
とは思ったものの、とても印象的なエンディングだったので、賛否ありそうだが(あるほどプレイされてるかは別として)、肯定派です
ネタバレ
まーループものなのは序盤で読めるとして、ヒロインの正体がまさか男だったとは禁じ手でしょう(笑)
でもね、主人公も回想するように、伏線は結構あるんだよね。そもそも平常時の見た目が男だとは思っていた。
それ以外で奇妙に思ったのは、彼女の体がゴツ過ぎるシーンだね。
ファーーーーーーwwwwwwwwww
恵体すぎてこれじゃ男やんけwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんて笑ったけど、まさか本当に男だとは。
着想としては古くは
そんな彼女が犠牲になるエンディングはとても印象的で切なかったです。切ないというか、時計の音を最後に暗転するラストシーンは、最早悲しい。
しかし引っ張った割に、SF要素についてはスルーで、私が見逃してないならば、何も説明がないまま終わってしまったので意味が分かりません。まるで初代infinityだね。
評価B
70点
もう1カ月以上前のゲームなのにネット上に全く反響がなく、実況動画もないんですが、かなりの良作でしょう。もっと設定を詰めれば、より良作になれたのでは。
記録より記憶、的なゲームですかねぇ…
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