劇的な幕切れだった「キミガシネ 1章」レビュー感想
あれから、続きが気になる2章だったが、このたび、遂に配信
▼探索型ADVだった1章とゲーム性が変わり、2章はアトラクションと呼ばれるミニゲームをクリアしながら進めていくが、最初に言うと2章のゲームスタイルのほうが面白かった
1章は移動に次ぐ移動が面倒でダレたが、そこが改善されて、テンポがいい
攻略するだけなら、前作より簡単だしね
▼ミニゲームも種類が多くて面白いね。
ハエたたきなんて珍しいものまである。マリオペイントにもあったっけ。
▼ストーリーは、1章の悪夢からサラが目覚めるところからスタート。
ケイジを始め、登場人物たちが本当にいい奴等なんだよな(一部例外もいるが)
(エロガキがいるニャン)
デスゲーム系って登場人物がクズばかりなのがありがちだが、キミガシネはほぼ善人しかいないのがいいよね。思わず感情移入してしまう
このメンバーで、また裏切りのデスゲームをしないといけないのか…と悲しい気持ちにさせられた
▼1章の伏線を幾つか消化し、カイの正体などの謎が解かれ、ストーリーは大きく進んだ
ケイジさん…
あなたが秘密を話すと言ったこと、私、忘れてませんよ
▼卓越されたグラフィック表現は磨きが掛かってるし、まだ前半ではあるが、1章よりもクオリティが上がってて、非常に面白かった。
これがフリーゲームというのは、大変なことやと思うよ
現在は1章前編、1章後編、2章前編までが配信されているが、今から遊んでも遅くない、おすすめの良作(2章後半が配信されるまで、数ヶ月はかかるだろうし)。
では、2章後編や3章への予想、考察も折り込んだ、ネタバレレビュー感想
▼AIとしてミシマが復活したことにびっくりだ。しかも割と突然来た(笑)
SFでは死亡キャラがAIとして復活するのは結構よくある展開だけど、恐らく今後ジョーも復活するんじゃないかな。
そのために、ジョーの人形シーンをSAN値の上がる強制イベントにして、その後にわざわざ回復させるというゲーム的手段を取ったんじゃないだろうか?
(伝説シリーズの花屋もAIとして復活していたが、「主人公が殺した親友の復活」ってのも同じだな)
ただし生存はしていないんじゃないか。ミシマ同様、別の形で再登場するのでは
カンナの回想に出てきたガキも、ジョーなんだろうか?
一見ワルガキに見えるが、落ち込んでるカンナを励まそうとするいい奴ぶりといい、髪型も似ている気がする
今後もジョーは、死してなお、その役割を見せると思う
▼ホエミーはほぼ登場せず、新キャラとしてノエル。その右腕としてハンナキーが登場。逆転裁判のような個性的なネーミングと見た目が、相変わらず素晴らしいセンスだ
ホエミー(微笑み)の流れからすると、ハンナキー(半泣き)のほうがフロアマスターっぽかったが、あっさりと受付パパ(まさかお前が黒幕だとは笑)に殺されたノエルと違い、やはりハンナキーこそが重要キャラだったね
涙人形といいながらも、誰もハンナキーを人形扱いしてないんだよね。
ケイジにいたっては人とまで言ってる。
ケイジは組織に通じる人間として、ハンナキーやそれに纏わる情報を知っていたんだろうか?
自らを傷つけて血を流すハンナキー。
何気ないシーンなのに驚きだが、更に、ノエルによるとニセモノは血が流れないと言う…
ニセモノ=人形。ノエルは殺されても血は出なかった。
なぜかサラたちは無反応だが、案外普通にハンナキーを人間として認識してるのかしら?
▼メインのデスゲームは二転三転する展開が本当にアツかった。
希望を何度も絶望に叩き落し、プレイヤーをガンガン煽る
でも、幾らなんでもレコが入れ替わりのニセモノで正体が人形というのは、プレイヤー目線では余りにもバレバレだったので、ちょっと引っ張りすぎだったな。
バレバレの正体を引っ張る展開はこれだけに限らず、プレイヤーとキャラクターの温度差がありすぎて、少し滑稽だった。
人形ジョーが登場するシーンでも、ハンナキーがケイジの乱入でわざとらしく言葉を切ってたし、ギリギリ連想出来るくらいに隠しても良かったんじゃないかと
▼今回、かなりルート分岐がありそうなんだよな。取引出来るキャラも、毎回選べるし。
クリアとは関係ない、デスゲーム死亡者の録画なども見れるし、1章より凝ったゲーム作りだった
(ワンシーンだけの登場なのに、一々キャラが立ってる 笑)
バッドエンド(ゲームオーバー)も複数あるようだが、ハンナキーに人形奴隷にされるEDは怖いね。前作ラストを踏襲しているので、余計にそう見えるんだよな
デスゲームではあれだけあーだこうだとギンを救う方法を考えながら、結局解決法を発見できず、ニセモノについて議論していたら終わってしまった(笑)
ここも、分岐するんだろうか?
あの流れでどうやってギンを救えるのか、冴えた解法はあるのか?非常に気になる
まさか、そこまでの会話が全部無駄なんて事はないだろうから、分岐だと思うんだが
最後のふたりは、既に死後の世界っぽいよねえ…
マモレナカッタ…
▼1度だけ登場したホエミー。目的はサラの陽動だろうか?
ケイジが既に刑事を辞めていることなども、これで判明したしね…
評価A+
80点
素晴らしいクオリティの良作。絶望と希望と興奮で、1章を超えてました。
2章後半に期待しながら、2章前半の分岐がありそうな部分を、まだまだプレイしていきます。
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キミガシネは登場人物の誰かと誰かが過去に出会っていた、または繋がっていた…という話だと予想しています
実況でも誰もコメしないからそう思ったの自分だけかと
この記事は最初に書いた古いもので、そこは既に、攻略済みだったりします…
失敗ルートの場合、ギンQは死んでるとも生きてるとも取れるセリフだけど、わざわざルートを分けたからには死亡しているかもしれません。じゃないと、あのデスゲームはなんだって話になりますし…
Qタロウの体格ならギンの致死量を軽く上回れるので、死なないのでは?という指摘をしたかったのですが、同様のコメが飛び交ってましたね…
ギンとQタロウは生きてると思いますよ
あのシーンでギン本人も「生きてる」と言ってますし
二章前編のENDには2つの分岐があるもの、どちらにしろ二章前編で死ぬのはヤブサメ兄妹のどちらか一方って感じですね
ギンたちは助かっていると思います
一応そこだけが気になったのでコメントさせて頂きました、次の記事も楽しみにしています