上沼恵美子とペアルックの主人公、詩織
▼現在プレイ中につきファストインプレッションです。
中世のような和風のような、不思議なファンタジー世界が舞台
キミと革命を起こすRPG(テイルズのキャッチコピーみたいだな)
▼明治大正のようなテイストで、異世界転生ストーリーが展開される(今日までプレイしてたレイ逆に続き、また異世界転生モノ…。しかも主人公が2人)。
ORETUEEE!!!もなければ、またオレ何かやっちゃいました?もない。無双も全くない。
異世界に転生した少女と少年が、完璧にただの一般人というのは、かなり珍しい設定。戦うにあたって有効な要素が何一つない
剣道も空手もやっていないどころか文化系の、本当にただの一般人(ただし主人公は、ジャンプ漫画の如く、血統天才タイプかも。軽く殴っても加藤が怯んでたし)
異世界の世界観が、現実とほぼ同じ文明レベルなのも珍しい。普通にインフラが整備され、ラジオもある。町には電柱まで建っている。
このゲームは背景を調べると結構細かい部分まで台詞が出るのが面白いのだが、電柱も調べたかったな。
▼舞台的な演出が随所にされるが、ロード画面で単純にLOADINGという文字列だけではなく、スポットライト調整中と表示されたり、演出も細かい。
革命がテーマらしいが、序盤のテーマは大好きなおじいちゃんを殺された孫娘の、復讐劇かな。祖父と孫娘という組み合わせも珍しい
▼特筆すべきポイントは3つあり、1つめは、RPGとしての親切設計ですね。
難易度は5段階。「安全」「簡単」「普通」「困難」「狂気」があり戦闘中以外ならいつでも変更可能で、カジュアルゲーマーからヘヴィーゲーマーまで対応可能。
セーブ画面に次やることが表示されるので、迷わない。
作中でキャラクターがシステムの説明をしてくれたり、非常に親切。
しかも戦闘で負けても即リトライできる。
▼2つめは、かなりの物量がありそうな作画枚数。
恐らくだけどこれ、人物だけではなく敵クリーチャーまで全て自作なんですよ。
ここまで拘って自作されたRPGは久しぶり。イラスト担当は相当数描いたのでは。やっぱり自作ゲームというからには描いてるほうが好感が持てるし、評価も出来ますね
ただ、戦闘キャラのカットインなど、別の人が描いてて違和感があるので(キャラも突然アニメ絵になって違和感ある(笑))、担当者はこのキャラを描くのは誰誰というふうに、完全に分業したほうがよかったかと。
▼3つめは、なんといっても、敵は倒す物ではなく殺す物という、常に生死をかけたシビアな世界観と、ストーリーの面白さ、そしてストーリーの圧倒的スピード感(序盤のネタバレあり)
主人公はストーカーに悩む女子高生
友人である先輩後輩にそれを相談する
だがストーカーは相談相手でもある仲のいい後輩だった(ここで驚きと失望)
彼の裏切りにより拉致される
異世界に連れ去られ、謎の男に殺されそうになる(ここの幕引きで緊張感)
視点が先輩に移り、異世界まで主人公を助けに行く
そこでも殺されそうになる
出会った謎の人物の助けを借り、なんとか逃げ出す
レジスタンスと主人公を助けに行く
主人公を殺そうとしていた敵幹部が、絵に描いたようなクソ畜生(プレイヤーの怒りを煽る)
なんとか退け、主人公救出(達成感を得る)
安心も束の間、異世界からはもう2度と帰れないと知らされる(絶望感)
だが僅かな希望を見つけ、旅が始まる…
ここまで、なんとたったの30分です。
RPGの序盤は説明などが多くグダグダしがちなので、チュートリアルを含め、ここまでスピード感のある展開は凄い
世の中にある殆どのRPGは、最初の30分はお使いだけじゃないでしょうか。
最悪、ムービーだけで終わるなんて酷いゲームまであります
しかも( )に書いたように数分置きにプレイヤー心理を揺さぶってくる演出を入れてくるので、序盤でプレイヤーをノせるのが非常に上手いです
かくいう私もあの糞畜生はなんとしてもこの手で倒さないといけないという気にされたので、このゲームを続けます
裏切りおった後輩の加藤とのケリもつけたいですね。何か真意があるのか、本当に裏切っただけなのか
こいつ、見た目と言いキャラクター性といい、「かぐや様は告らせたい」の石上みたいなタイプと思えば、まさかやらかすとは
どっちかというと部長のほうがそれっぽい見た目なのにね
こんなん「あっ…(察し)」ってなってまうやろ
でも、多分詩織の想い人やねんで…
人を見かけで判断してはいけない(戒め)
▼まさかクリアまでこのペースってことはないでしょうけど、序盤のツカミがここまで上手なのも珍しい
そんな流れで、ここまで遊んだ限りかなり面白いです
▼惜しいのはゲームバランスかな。普通でもちょっと難しい。1,2発で戦闘不能になっちゃう。簡単と安全の間だと丁度よかった。
攻撃もやたら外れる。シーラが火炎瓶を投げつけて属性について説明するシーンがあるんだけど、攻撃が外れちゃった(笑)もんだから説明が意味不明だった
攻撃が当たってないのに、当たった時の物であろう説明が延々続くんだよね。あれには参った
▼絵も結構好きですね。
この画風、何かに非常によく似ているんだけど、なんだろう。多分、昔好きだった漫画とかだと思うんだが…
相原コージかな。でも相原コージは別段好きでもないし、似てないか…
うーん、なんだろう。コミックビーム系の……思い出せない。
思い出したら書きます。
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