あ、これはぽろりだったわ
そんな邪々丸と、ともだちの物語。
▼世界観がかなり適当です。
昭和の、夏の田舎を舞台にしているかと思いきや、いきなりスマホが出てきてびっくり。
田舎というわりには都会的なアーケードが出てくるし、田舎感、ボーイミーツガールに期待すると多分裏切られる
▼全体的に習作の香りがかなり強い。
特に音楽が鳴らないシーンばかりなので、淡々とした作業感がかなり酷く、プレイヤーを付き纏う
そんなお使い作業のオンパレードが、とにかくネック。
これハッキリいって要らないと思うんですよ。ノベルゲームだと思ったら、お使いお使い、無音でお使い、またお使いって…
実際におばあちゃんにお使いに言ってきてと命じられるシーンでは笑っちゃったよ。
ここで切ったプレイヤーも相当な割合でいるんじゃないかと。
▼だが終盤はこれまでの伏線が次々に回収され、結構面白かったです。
主人公がフードを被っている理由、
邪々丸というありえないDQNネームな理由、
友達が出来ない理由、
ヒロインが探している謎の青い物とは何なのか、
ヒロインが主人公に触れられない訳とは、
旅行中の父親の正体は…
その他イッキに紐解かれる。
まあ仕掛けの一つである、「田舎だから」という設定は、相当無理があるけどね(前記の通り、余り田舎に見えないし)
特にクラスメイトの台詞は、読み返すと納得。
だが反面かなり投げやりで、結局あれはどうなったの?え?これでいいの?というオチだったな。
ヒロインの正体は、ふと、懐かしの初代「サクラ大戦」を思い出した。
評価D
50点
無駄な部分はゴッソリ削ったほうがいいゲームになったんじゃないかと。
絵は上手くは無いが、練習すると上達しそうな雰囲気がありますねえ。
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