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2018年03月09日

ダアトの神 レビュー感想 王道SFミステリアドベンチャー(ネタバレ)

評価B+
75点












ええっ!?早っ!!??
Σ(゚口゚;










このゲームもまあ、ストーリーを語ると、どこを取ってもネタバレになってしまうので、まずとても面白いゲームということを書いたのですよ






でもこれだけだとレビューにも感想にもならないし、どんなゲームかすら分からないので、まずはネタバレ無しで序盤ストーリーや絵、音楽の評価をします










▼まず、絵がいいですね〜。


2000年代初頭のマイナーアニメ風の絵柄でとてもかわいい。漫画家だとあさりよしとおっぽい










▼素材かもしれないけど、音楽も雰囲気に凄くマッチしてる











▼舞台は正体不明の化物『いにしえのもの』討伐部隊基地の一つ、<ダアト>で始まります。




目的の為に集められた連中が限られた空間で共同生活しているSFにありがちな設定で、最近だと「ほろびのゆりかご」が思い出されるね






主人公カガリは目を覚ますと、何故か前日の記憶が無い。




おかしいと思いメンバーが集合するも、1人足りないことに気付く




そう来ない彼は、無残にも殺されていた…




背後から首を攻撃されてアッサリ逝ったらしい。死体も既に処理した後だという






仲間の死亡に無関心。平然と食事をするメンバーに不信感を募らせる…













▼カガリには残してきた妹のセフィがいて、離れて暮らすようになってからも、立体映像の出る通信で会話をしている。



そんな妹から、何者かに仲間の惨殺死体を映した写真を送りつけられたと連絡を受け…




バラバラになった死体を見て、気付く。

殺された仲間は、首をヤられたのではなかったのか。死体はちゃんと処理したのではなかったのか。


何故惨殺されているのか。報告は嘘だったのか





一体誰が仲間を殺したのか、セフィに死体の写真を送ったのは誰か?








自分が記憶を失った事と無関係ではない。この中に、裏切り者がいる…









うーん、ベタだがワクワクするなあ。








▼世界観、ストーリーの謎を解くことがゲームの目的で、好感度要素というかパートナー要素があるようで、選んだキャラが相棒になります。


また、カガリにはきょうだいがいるという選択肢により、妹か弟かを選べる








(以下よりネタバレ)










▼私が選んだパートナーは、ネネル。


結構暗い世界観だが、膝枕をして貰うシーンはこのゲームでは稀有なラブコメだね。





何故かスチルでは大幅な巨乳化。いい雰囲気だ。

1 (2).jpg


















だがこの後、そんなネネルに殺されます















▼セフィにバッドエンドにありがちなヒントを貰い(ヒント機能ありとか親切設計やん!)、はじめからやり直そうよと暗に言われます





というわけでこれでフラグが立ったようなので、再スタート






2周目では前回死んだキャラクターが生きており、逆にネネルが惨殺されている







なるほどなるほど、同じに見えて微妙に違う世界ね




これはループ物だったのか…



バッドエンドといっても選択ミスではなく、これが強制ルートだったのね。まさに妹のいうように、選択は間違ってなかった










▼そしてネネルのメッセージで、世界観の謎を解く「匣」を探すことになるのだが…








いやー非常に面倒臭い。この部分要らない



マップ上から場所や人を選択して聞き込み調査をするんだけど、作業感がハンパなかった。ここで盛り上がってたテンポがイッキに崩れちゃったな


昔ながらのADVだとは思っていたが、こんな作業まで昔ながらにする事はなかったのに











▼死んだネネルだが、ラメドがパズルのように蘇生出来るという。


匣を探し惨殺死体の部位を集め結合、ネネル復活。







自分たちは何度も死んでおり1000年を過していること。



既に人間ではなくゾンビであること。


いにしえのものを生み出したのは過去の自分たちであること。



そして仲間たちを惨殺していたのは記憶を失ったカガリであることなどを仲間から告白される。




その事を忘れているのは自分だけ。仲間たちはカガリに殺される事でこの無限地獄から抜け出す事を望んでいた。衝撃を受けるカガリ。






これまでの伏線が回収されていくが、いにしえのものが既に死滅しているってのは、妙に納得できた。


姿を見せない敵ってのは手抜きで絵が描かれない事も結構あるんだけど、まさか登場しない=本当にいないだとは





そしてラメドは「最期」に意味深な言葉を言い残し、逝ってしまう。





このあたりのオチはまあ定番かなあ…って思う。多くのSF通りの流れ。








▼だがこれだけではストーリーは終わらず、犯人(黒幕)も分からない。





そして恒例のバッドエンドのヒントキャラ、セフィ登場。





ずっとずっと待ってる。早く私に会いに来て的な……







妙に鼻息荒いキモウト化している










…あっ(察し)













▼さてリスタート。


タイトル画面がはじめからではなくおわらせるになっているのが、洒落た演出だ









ラメドが逝ったことで、これまで入れなかった最深部に入れるようになる。





事件の黒幕がここにいる。





侵入し、そこで目にした者は…








これまで映像通話でカガリを導いてくれた、妹のセフィだった…

1.jpg











これまでの大人しい病弱キャラとは一変、定番のヤンデレ妹化しており、錯綜する兄を眺めて興奮していた事などを暴露される
2.jpg






そして明かされるのは、そもそもダアトを作ったのがセフィらであること。


メンバーはセフィのコピーであること。


写真も勿論自作自演。



全てセフィの手のひらで踊らされていた。






セフィを殺してこのループを終わらせるか、殺さずこれまでの終わらない日常を過すかの選択を迫られる




どちらでも同じスタッフロールが流れるEDだけど、まあテーマ的に終わらせる(殺す)エンドがトゥルーかなあ



スタッフロールのセフィがちょっと怖い。

3.jpg










▼最後に選んだキャラによって、ラストシーンが変わる。



ネネルを選ぶと、いにしえのものは子供を作れない(理由は不明)彼女が生み出した子供であると告白される。


ラメドを選ぶとダアトの神がカガリであると、綺麗にタイトル回収


他のキャラもこのように、一つストーリーの裏側を公開していくんだろうな











▼いやあ面白かったです。


しかもこれ、開発が実質1ヵ月ってんだから、ビビるね。


馬鹿な…早すぎる。





普通に作ると半年コースだと思う。1日何時間作ってたのかな










▼ただ作者がBL好きとかで男性キャラがやたら女性的、言わばホモ的に描かれてる。そもそも本作はBLゲーらしい。

22.jpg






弟を選ぶと、ホモウトになる





でも、ヒロインもちゃんといるし、ホモスルー出来るので、万人におすすめできる良作













▼余談
・あらすじ、ネタバレしすぎじゃないかな。



すこしだけ、未来のおはなし。
地上に空いた11の孔。そこから這い出す正体不明の化物『いにしえのもの』。
討伐部隊基地の一つ<ダアト>で起こるある事件のはじまりと、世界のおわり。

「この世界を、終わらせたい?
 この世界を、変えたい?
 この世界を、続けたい?」






・リードミーに攻略メモが入ってる事に、クリア後に気付いた…。
でも簡単だから、無くても攻略出来た。見ないでやった方がいい




・クリアしたキャラはプロフが見られるんだけど、どのキャラも身長高過ぎ。
女性のネネルでさえ175センチ、小柄に見えるラメドも176センチもある。
高身長好きも作者の趣味かしら。











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