「あの世にも郵便と言う概念は存在します」
新人の郵便局員がやってきたその日、とある郵便物の「文字」が奪われてしまった。
これは、あの世とこの世、少女が綴った淡い想いを辿る物語。
ネタバレ無しだが、カンのいい人は真相に気付くかも
主人公が郵便屋という、手紙を題材にした、一風変わったナゾトキミステリ。
花木瞳子シリーズを思い出すが、雰囲気も世界観も全く違う
攻略難易度は終盤が難しいかもしれない。推理ではなく、頭の体操に近い。レイトン教授みたいな。
スチルや背景に比べると立ち絵の画風が違うので違和感があるけど、絵がきれいですね。
特にねね視点で描かれるスチルはどれも可愛い。
そんなねねが出した、宛名の無い恋文の欠片を集めていくストーリー
手紙の文字を埋めるたび、ねねと「青年」にあった出来事が回想される
ねねと青年はどうなったのか。果たして宛名のない恋文は誰に充てたものなのか。
伏線回収はなかなか丁寧で、クリア後にタイトル画面やプロローグを見ると全てが繋がっているストーリーには少し驚く。
特に青年が元々どこの人間だったのかということが示唆されているのが、実に上手い。これは結構などんでん返しだと思う。
こんな映画、あった気がするな。
なんだろうね、とても可愛くてきれいな話だったね。切ないけどニヤニヤしちゃったよ。余りのカワイさにね。
恋文の返事を書き、渡しに行く青年……なんとも粋なエンディングだ。郵便屋、手紙という設定を完璧に生かしてる。
顔を真っ赤にするねねも可愛い。ヒロインなのに実は最後まで一言もセリフが無いんだけど、それゆえ奥ゆかしい少女という演出になってるんだよね
手紙に「かしこ」なんてつけてたり、昔の慎ましい、やまとなでしこって感じ。
ねねって、なんつっても座敷童子だからまだ少女なんだけど、青年との見た目の年齢差が凄いから、微笑ましい割に犯罪臭がプンプンなのもいいよね
評価B
70点
良作でした。ストーリー重視という事だが、ならいっそナゾトキは要らなかったんじゃないか?
ナゾトキがストーリーに必須でもないしね。
衝撃の結末は!!
アナタの!!!
目で!!!
m9(゚д゚)っ
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