忘れたころにやってくる!
なんだったら管理人も忘れていた、フリーゲームコラム(定期と不定期の狭間)。
今回は、フリーゲームの製作者や実況動画にまつわる小話を、3本書いた。
例によってヤマもオチもないし、読んだところで気づきや学びがあるわけでもない。
本当にただの小話。
肩の力を抜き、寝転がりながらでも読んで欲しい。
尚、3本には共通するワードこそ存在するが、内容には一切の関係が無い。
それぞれ独立した小話である。
▼日本のフリーノベルゲームが、一部海外で人気だ。
そのせいかこのブログにも、わずかに海外からのアクセスがある…
…
なんて話を数年前に書いたが、
最近は私の方からも、向こう側にアクセスすることがままある。
bilibili動画(哔哩哔哩)のフリーノベルゲーム実況が、これまた面白い。
面白いと言っても外国語だから何を言ってるかサッパリだし、ふだんは実況動画そのものを見ないが、
日本人でもショッキングだったり爆笑するような場面で、外国人が大袈裟に驚くことが面白いのだ。
なるほどこういう感覚は、万国共通なのかもなぁ…と思いながら、
言語がわからなくてもそれなりに面白い海外のコメディ映画でも見るような気持ちで、視聴している。
ノベルゲーム以外では、「Type & Hope!!」の実況も面白かった。
作者の「せがわ」が、「セガ」って言われてた。それは別の会社だよ!
緑黄色社会も公式アカウントがあるし、これからはbilibili動画が日本のクリエイターに影響を与えるかも?
▼フリーゲームが下火になった分だけ(?)同人ゲームやインディーゲームが盛んな所為か、
最近また、そちら側に「上がる」フリゲ製作者が増えたね。
もうフリゲは作りませーん。今度からはシェアウェアでーす。たまには作るけど、掌編だけでーす。みたいな。
これも何度か書いたけど……大いに良いと思う。
残念ながらフリーゲーム界隈は非常に小さく狭い。しかも収益金がないため(マネタイズする製作者もいるが)、「お金」という形で「評価」を貰えるステージが、フリーゲームより上にいるのは自然な事と思う。
しかしそれで成功した製作者は、あまりいないとも思う。
私が好きだったフリーゲーム制作者は、フリーゲーム時代に累計8000DLを叩き出した。
フリゲ下火の時代、なかなかに凄い数字だ。
しかしいざ有償の同人ゲームを作ったら、DL数は……なんとたったの28!
数字は極限まで低下してしまった。
フリゲ時代には盛んに行われていた感想討論も、ほぼ書かれていない。
これはなんとも、侘しい。
「タダだからみんなやってたんだよ」という知らなくてもいい悲しい答えまでもが、導き出されてしまったかもしれない。
フリーゲームはPCとネット回線されあれば誰でも出入り自由な開かれた界隈なので、
DL数がちょっとした弾みで、極端に増えることがある。
そこが、無料であるフリーゲームの、不変的な良さでもある。
フリーゲーム、同人ゲームを作るモチベーションは人によるのでなんともいえないが、
私ならたった28人に有償ゲームを売って小金稼ぎをするより、フリーゲームがより多くの人の手に渡る可能性に懸ける。
製作者によっては感想と賛辞が増えれば承認欲求は満たされ、叩きが増えれば、気持ちよくもなれるかも?
そのハードルが低いという、フリゲにしかないメリットがちゃんと存在するからね。
だからやっぱり…フリーゲームにはプライスレス、お金では買えない価値があると思うんだ。
フリゲの価値を円で計る事自体が、あまりにナンセンス。
▼某ホラーゲームについて検索していたら、やたらだれだれさんの実況…という言葉が目立つ。
これは製作者より実況者が権力を持ってしまったパターンで、
製作者が実況を許可する大きなデメリットでもある。
もう彼らの中ではそのホラーゲームは「特定実況者のゲーム」であって、「製作者のゲーム」という認識はないんだろうね。
しかも…製作者には1円も入ってこないのに、実況者はその動画で大金をせしめてるんでしょ?
そんで…実況者やフリーゲームプレイヤーは1円も払ってないからこそフリゲを大事にせず、雑に扱い、ちょっとでも気に食わないとクソゲー扱いするんでしょ?
…
うわぁ…
もうフリゲなんて絶っ対ぇ作りたくねぇ!
(……あれ?良い話で〆るつもりが、なんだか方向性がおかしい……?やばい強引に戻そう…)
……
だからこそ私は、全世界のフリーゲーム制作者の皆様を尊敬しています!!
フリーゲームが無料なのと同じで、俺達の友情信頼もプライスレスだからぁ!!(絶頂)
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