洋上の巡回を行っていたフリゲート艦は
不可解な漂流船を発見する。
艦長のディランは、一等航海士エスターと共に、
不気味な船「ディープ・セレスト」を探索することに……。
▼ホラーゲームにはパニックホラー、サイコホラーなどのジャンル…
ゲームシステムにもアクション、アドベンチャーなどのジャンルがあるが、
漂流船を調べる中で、真の恐怖に迫っていく探索アドベンチャーとは面白い
最初はただの漂流船捜査だったが、
調べるうち、徐々に事件の真相へと迫っていく…
真相を究明する主人公たちは
合理性だけでは解決できない事態に、恐れ戦く…
ここにスポットを当てたミステリーホラーは、意外と少ないように思う。
オリジナリティが高い。
▼システムは非常にベーシックな探索ゲームだが、
ドット絵が綺麗なので、動かしてて面白かった。
キャラクターは思い切りのいいことに2人だけなのだが、私のお気に入りは女性キャラのエスターちゃんかな。
とあるシーンではしゃがんでケツを突き出すんだけど、ここだけはドット絵ではなくイラストで見たいなあ!……とか思った(後ろからの図が欲しい)
マップに余計な物が一切ないため、サクサクとゲームを進められた。
パズル要素はあるがアクション要素がないため、謎解きに集中することもできた。
よって、ゲームへの没入感は高いと思う。
1作の映画を見るように、最初から最後まで一気にプレイした。
▼…そしてホラーゲーム最大のポイントである、恐怖度。
結局ホラーゲームなんだから、怖く無ければホラーじゃない!(なんかいきなり「楽しく無ければテレビじゃない」みたいなことを言い出したな、我ながら)
…正直…1ヵ所……1ヵ所だけ、本当に、ほかのホラーゲームではほぼ見ないどっきりギミックが用意されており、完全に気を抜いていたので、心底ビビッてしまった
過去〇〇〇にこのようなホラートリックを仕込んだゲームを、私は1作しか知らない。
本当に油断していた。思わずチビっちまいそうになったぜ。
「DeepCeleste」はホラーゲームなのだから、いついかなる時も、気を抜いてはいけなかった。
…ホラーゲームのお約束、ジャンプスケアも勿論ある。
そのような演出を含めた総合評価としては、恐怖度はなかなか高いと判断した。
評価C
60点
40分に探索ホラーゲームの基礎が詰まった、いい見本となるゲームでした。
「ディープ・セレスト」は、なぜ漂流したのか?
……
そして脱出した訳でもないのに突如として消えた乗客や乗組員たちは、一体どこにいるのか……
この謎。次はあなたが解き明かしてください。
【フリーゲームの小話】
▼以前の小話でも語ったように
私は知り合い各位にフリゲを勧める事がたまにあるんだけど、
「少女漫画は読むけど…乙女ゲームは存在すら知らなかった」…
という女性に「鼓草」を勧めたら、見事にハマってた。
前にも似たようなことがあったが、このゲームは他人に薦めやすい。
文章も絵も癖がないし、朝ドラテイストなので、万人向けなんでしょ。
ストーリーは暗いけど、それをいうなら、朝ドラも朝から観るにしては暗いからね。
…
しかし問題はその後。
この女性に「フリーゲーム 優しい世界」を書いてるのが私だと、なぜか知られてしまった。
いきなり、「これもしかしてあなたが書いてない?」と言われた。
雑談の時、自分から「こういうブログやってるんですよ」とスマホを見せることはあるが、嗅ぎつけられたのは初めて。
たぶん、検索で出てきたサイトを何気なく開いたんでしょ。
それが、なんとなく私っぽかった(?)と。
私の文章は「誰でも読み易いように」と、それこそ「鼓草」と同じくらい癖が無いはずなのだが。
それでもリアルとネットを強引にリンクされたのは衝撃。
プライベートでは、おチンチンの話なんて絶対にしないのに
▼…そんなフリーゲームや乙女ゲームを全くやらない女性でもハマってしまった名作…「鼓草」だが、
今のふりーむの規制だったら、公開できなかったかもしれないね。
「禁止表現に対するガイドライン」の「10.近代の戦争(第二次世界大戦以降の戦争で、被害者や遺族が生存するもの)や、その関係者などを題材としたもので、関係者を著しく不快にさせる恐れがあるもの。」にやや抵触する。
実際にはしていなくても…1ミリでもかすっただけで、過剰なふりーむからは抵触と判断されてしまう。
…ホラーゲームでもなんでもない名作すら厄介者になりかねないとは、やはりやりすぎなルールに思える。
…
ふりーむさん…?(小声)
多くのフリーゲーム創造の源であるあなたが、
今度はフリーゲームを滅ぼすのか…?
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