大爆発によって崩壊した宇宙。記憶をなくした自分。そしてネオンという、自分によって作られ、自分の記憶を奪ったと自称する少女と出会う。
記憶を思い出す暇もなく攻めてくる敵。
果たして記憶を戻すことはできるのか?ネオンとは何者なのか?そもそもなぜ大爆発は起きたのか?
どこか不思議で突拍子のないネオンと、どこまでも一緒に冒険しましょう。
▼ゲーム開始直後、
…ストーリーを読んで、
最初の敵を倒して…
「まずはセーブ取っておくかぁ」…
…
そんな時、異変は起こった。
…
なんとセーブメニューが……
ない…
だと……!?
いきなりたまげたが、条件を満たせば、問題なくセーブは取れる。
ただ、機能を使う為に、1つ、やらなければいけないことがある。
なぜこんな回りくどい事をさせるか疑問だったが、ああなるほど、クリアしてみれば…
ゲームシステムとストーリーがドッキングした、なかなか面白い設定だね
だから最初の段階では、セーブが取れなかったのか…
エンディングを見た後だと、セーブが取れないことすら切なく感じる。
▼システムはシンプルで、
戦闘やヒロインとの交流で得られる単位が、
ほぼ「X-Energy」で統一されている。
短編RPGとはいえ、実に思い切りが良い。
RPG特有のゴチャゴチャした数値や複数あるステータスは存在せず、
プレイヤーが覚える事は概ねX-Energy上げだけといえそうだ。
なので、「ONEXZ」への入り口は常に開かれてると思う。
ゲームの世界に、すぐさま入り込めた(逆にいきなりチュートリアルが満載だったり、あれやれこれやれと煩いRPGは、すぐに止めたくなる)
▼個人的には、ストーリーが気に入ったね。
少女ロボを作ったロリコン野郎の頭ハッピー物語と思えば、予想外にシリアス。
はっきり言って哲学ですわ
あえてワンシーンのみを切り取って解釈すると、
「人は自分の大切な物をどうしたいか?」という根源的テーマがSFに落とし込まれてる気がするよ。
作者にその意図はないかもしれないけどね。
でも俺は、「人より感受性が鋭い」という建前でなんでも大袈裟に解釈し、大袈裟に発信するレビュアーだからね
あるシーンでヒロインであるネオンがぽつりと漏らした台詞は、そのくらい印象的なんだわ。
はーあーなるほどねえ、と。
ま、それだけのこと。
評価C
60点
久々に面白いノンフィールドRPGでしたね。
短い中にも、RPGのあれやこれが詰まってました。
主人公が変わってからの俺TUEEEも、本当に強い連中の喧嘩という気がして、面白かったです。
閑話だが、モンスターデザインには、なんとなく「MOTHER」リスペクトを感じたな…
「MOTHER2」のどせいさんネタがあったし、キャッチコピーも「MOTHER3」っぽい……
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