今回はゲームの進化について考えてみる
DSが2004年発売なので来年で恐ろしい事にDS15周年だけど、それにしてはこの15年でゲームは、ゲームの歴史上で見ると、余り進化していない気がするね。
ファミコンの1983年から15年経った1998年は、既にドリームキャストも発売されている。
つまりざっくりいうとビデオゲーム大ブレイクのファミコンからドリキャスまでが15年。
バイオハザード2、バーチャファイター3、ジャスティス学園などもこの年、98年。
松坂が甲子園でノーヒットノーランを達成した年でもある。今の松坂を思うと、もう本当に大昔だろう
つまりドンキーコングの年からソニックアドベンチャーの年までが15年
黎明期から成長期、黄金期なので新しいモノがバンバン入ってきた時代とはいえ、この流れの強さはすさまじい
だってこれが、
たった15年でこれだもんなあ、恐ろしすぎる。
勿論ゲーム性や処理能力の進化も飛び抜けてる
90年代からは3Dもガンガン入ってきて、ムービーにボイス、アニメ、なんでも使えて、もうほぼ映画のようなゲームまで出ていた
バイオハザードなんて設定やストーリーもゾンビ映画さながらだった
勿論ゲームとしても超面白い。ダブルミリオンを軽々と超え、今じゃありえないくらい売れていた。だが最新作のバイオ7は国内はおろか、人気のあった海外ですら売り上げが激減してしまった
産業としても凄まじい。もう98年には、テレビゲームが何か知らない人なんていなかっただろう。
開発費、開発規模も膨れ上がってて、ファミコン時代が掘っ立て小屋、PS時代がビルがガンガン建つなんて描いてる漫画家もいた。
99年に発売されたシェンムーは史上最大規模の開発費70億円だった(実際の開発費は50億らしいが)
セガはサターン時代からずっとこれを作っていた
では2004年から現在までゲームは一体何が進化したか、というと、正直グラフィック以外は無いんじゃあ…?
ゲームのグラフィックの進化が分かる画像という有名な画像があるが、システムやゲーム性、遊び方には触れていない。
オンラインについては既にPS2時代にプレイオンラインがあったので、FF11で初めてネトゲに触れた人も多かった
ファイナルファンタジー:アンリミテッド(FF:U。FF初のアニメ化で話題になった)の放送中に流れていた、坂口が「今度のファイナルファンタジーは、人間が相手です」とゲームアンチを一蹴するCMを覚えている人も多いだろう
内容はFFが余り関係なく、マントの男が「お前に相応しいソイルは決まった!」と叫ぶ謎アニメであったが…
これが2001年。当時はまだまだ新しい実験的作品が多く、FFを1段階も2段階も進化させたFF10も大ヒットした。
ムービーフルボイス、フェイシャルモーションなど、今では当たり前の要素も当時は凄かった
主題歌の「素敵だね」もゲーム主題歌としては異例の大ヒットだった
当時はなんでもかんでもオンラインの時代で、あれもこれもネトゲ化していた
シェンムーオンラインのように便乗に失敗してしまったタイトルも多い
よって、いってみればネットゲームの時代だった
でも2004年からの15年って、そういうの無い気がするなあ…
DSもPSPも勿論凄くいいハードだったが、あくまで発売から、数年範囲の出来事
スマホゲーの前身であるアプリゲーも、この時代
オープンフィールドゲーや自由度の高いゲームが流行ったのも、GTA3がヒットしたのも、PS2時代…
では遡る事数年〜で何かあったかというと…
ソシャゲなど、新しいモノが流行ってはいるが、ゲーム文化というより、ただビジネスモデルがヒットしただけだし…
DLCにいたっては論外だろう。あれはネガティブイメージのほうが強い
WIIは体感だが、アーケードゲームでも似たようなものがあったので、全く新しくはない。リモコンもいってみればガンコンのバージョンアップ版
3DSの3Dは、任天堂自身がアイデンティティを否定する2DSを出したこともあり、3D自体は完全にコケた
WIIUはWIIで何を学んだの?というほど酷かった。売り上げも大きく下落した
スイッチは絶好調だ、アイディアはとてもいい
うーん、これからの15年…
もうゲームの進化の余地はほぼ無い気がするな…
2000年代初頭がネットゲーム時代なら、今は一体何が売りの時代なんだ…?
曖昧模糊、漠然としたゲーム業界になったなあ…
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