こういうクールタイプは大抵主人公の親友キャラなので、意外
主人公小杉は、深窓の令嬢のように扱われているが、本当の自分とのギャップにもがいている。クラスの人気者だが、親しい友人はいない
ある時クラスメイトのメンヘラ電波、佐々木に「ねえ。この席は魔法の席でしょう? 虹のくじらが、見えてるんでしょう?」と言われ愕然とする
ファッ!?
物語はよくある中二病を患っている思春期少女2人の話なのだが、虹のくじらという絵本の存在がキーになっている
何故か虹のくじらを信じている佐々木だが、このあたりの描写が非常に少ない。クラスメイトからいじめられる展開になるのだが、これもあっさりだし、短編ながらにもうすこし掘り下げがあるとよかった
現実逃避にしてもそれがなぜ虹のくじらなのか、ってのも謎だしね
最後は虹にかかった雲を虹のくじらと勘違いし、窓から転落死してしまう(1階の可能性もあるが)
ファファファのファッ!?
虹のくじらを見つけたシーンではちょっと青春っぽいハッピーエンドの香りがしたので、まさかの急展開に驚愕
佐々木の背景が全く描かれないのでどんな人間か最後まで謎だが、クラスの問題児だし、手紙の文章が全部ひらがなだったりと明らかに頭の弱い子に見えて、優等生っぽい小杉と同じクラスだし、小杉の本質を見抜くような(単に自分と同類だったからかもしれないが)鋭さも見せていたので、最後に余りにも阿呆な死に方をして別の意味で驚いた
実は賢いの?と思わせておいて、やっぱり阿呆の子だった
結局ただの頭の弱い子だったのかな…こんなんHなゲームなら絶対最初にヤられるキャラですやん。それも物凄い簡単に
ある意味考えさせられるゲーム。絵も綺麗です
評価C
65点
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