だが裏では病が進んでいて、最後にはあっけなく死んでしまう、という、本当にただそれだけの使い古された話
それはまあいいとして、作画レベルが非常に低く、演出にもおかしい部分が多いことが気になる。
まず冒頭からいきなり、7時前でこの時期ならもう暗い筈なのに、まさかの真昼間。
なのにヒロインは青空を見て「空が、赤い」
ちょうどよかった!病院なんで診て貰うといいよ!
フリー素材っぽいが背景の遠近感や窓のデカさもおかしい…そもそも窓がハマってない…
手の作画もおかしい
右腕がまるで棒のようだ。そして小指が太すぎ、長すぎ。お前の手、キッチンミトンかよ。
娘が手術の失敗で死んだ母親とはとても思えない、まるで痴漢にでも会ったみたいな悲鳴と顔。悲壮感がまるでない。そもそもお前、何わろてんねん
医者がポケットに手を突っ込んでふぅ、やれやれ…みたいな顔なのもおかしい
母親は笑ってるけど、一応人が死んでるんやで!!お前の手術失敗のせいで!!
突然暗転するのも、非常に安っぽい演出
典型的な萌え絵なのはまあいいとして、表情や人間的な構図を描く能力が全く無いようで(ありがち)、ツッコみ出すとキリがないです
音楽も自作なのはいいとして、クオリティが低く全く耳に残らず、敢えて指摘しないが、明らかに聞き覚えのある曲もある
シナリオも言葉選びが変で、特に天国を神の国と表現していることが気持ち悪いです。
タイトルにもあるように「天使」がテーマなんだし、普通に「天国」でいいのに、なんだ「神の国」って。
(元)森総理かな?
主人公とヒロインの関係が曖昧だし、主人公が幼馴染だったヒロインを完全に忘れてるのも変。小学校の友達を、高校で完全に忘れるなんて、まずないですよ。しかもそれなりに仲のいい関係だったなら
主人公がヒロインの母親と出会っていたことについて、よく思い出さないこともおかしい。シナリオの書き方として見ると、人間的思考じゃない
ヒロインが既に重篤という設定の割に、そのシーンが一切ない。よって悲劇の演出が浅い
ヒロインが入るのが治療室になってるが、手術室では?この状態なら集中治療室でもないし…
…
などおかしなポイントを羅列するとキリがないほど拙い話です
安易に思い付いた重そうな設定だけで無理矢理ストーリーを作ろうとしているので、ちぐはぐで支離滅裂、齟齬が酷いです
中身が付いて来ないとは、まさにこの事
評価E
30点
自作したことは評価するが、意欲以外は見るべき点がありません
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