アフィリエイト広告を利用しています
アフィリエイト広告を利用しています

2017年10月08日

ぼくの帰る町 レビュー感想 下手な洋画なんかより面白い洋画風ビジュアルノベル

草g剛のドラマかな?ってなタイトルだが、まず目を引くのが綺麗なグラフィック。


前作テイクバイミーはキッズアニメ風の絵だったが、淡いタッチで青春物語風に描かれている。

枚数も多く、画力が大幅に向上している


画風が違うので、もともとこの絵が描けたのか、練習したのかは分からないが、凄
いふり幅




物語は、いじめられっこの少年が、偶然出会った謎の少年と、いじめっこの殺人計画を練るところから始まる



てっきり、「ひぐらしのなく頃に」でレナが鉄平を殺す話のようなものを想像したが、全く違ったね



殺人後の逃亡の練習と称し旅行に出かけるんだけど、それが物語のメインで、殺人計画は序盤だけ




この旅行が、友達のいない少年二人が「親友」になっていくストーリー、かつ成長物語なんだけど、もう笑っちゃうくらいベタな洋画風ストーリー


作者が洋画を見て作ったといってるくらいだから、余りにも洋画そのもの



色んな人との出会いと別れ、そして両親の離婚後は一度も会っていない、実の父親との再会。だが父親には既に新しい家族や子供がいて…



と、更にベタだけど、それだけに王道で、安心して見ていられた




洋画的要素の最たるものが、影響を受けまくった、洒落たセリフ回し。





何気に凄いね。フリゲでこういう、センスのいいセリフの応酬はあまりない

ただ影響を受けただけではない、鋭いセンスがある




殺人の道具として用意していた工具を使って2人で秘密基地を作るシーンは最高にクールだし、ラストシーンからスタッフロールの歌(これも洋画風)まで、本当に1本の青春映画を見たかのような爽やかさだ






ただスタッフロール後のエピローグは、妙にメタ的で要らなかった。


ここでいきなり現実に引き戻され、最後の最後だってのに冷めてしまった。











評価
B+ 
75点





良作です。前作テイクバイミーと同じ題材だけど、クオリティは桁違い。BLに抵抗が無ければお勧め




しかし、マック(アメリカでもマクドナルドをこう呼ぶの?)は実名なのに、映画タイトルをパロディにする必要はあったんだろうか。


時計じかけのオレンジをパロった、時計じかけのグレープて(笑)


この記事へのコメント
コメントを書く

お名前: 必須項目

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント: 必須項目

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6789416
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
最新記事
最新コメント
おすすめ名作フリーゲーム
  1. 1. 死月妖花〜四月八日〜 レビュー感想 守りたい、この世界
  2. 2. 夜底奇劇・星空物語 プレイ日記2(クリアまで)と総評 夜明け
  3. 3. 夏ゆめ彼方 レビュー感想 将棋を通じて少年の人生を描く一大叙情詩。傑作!(ネタバレ)
  4. 4. ほろびのゆりかご レビュー感想 ラストシーンで判明する真相は、最早SFファンタジーのスケールを超えた(ネタバレ)
  5. 5. 鼓草 レビュー感想 極限の花婿たち
  6. 6. 色は黒に包まれて レビュー感想 深い光に包まれて
  7. 7. 怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば
  8. 8. 籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
  9. 9. かわいいは壊せる レビュー感想 七つの愛憎
  10. 10. 決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー〜 レビュー感想 うげっ、なんでそこまで分かるんじゃ!!?ロリコンは皆こうなのか……?
  11. 11. 電波障害ノベルADV AlexiA〜アレクシア〜 レビュー感想 もう、勇者しない。
  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き