アフィリエイト広告を利用しています
アフィリエイト広告を利用しています

2023年07月16日

祟女 -TATARIME- 第15回WOLF RPGエディターコンテスト、始まる。レビュー1本目。

大学生の小泉民夫は、念願の1人暮らしを始めた。
しかし、引っ越してきたアパートはいわくつきの物件だった。
奇妙な来訪者、不気味な血痕、鳴り止まないインターフォン……。
怯える彼に、怪しい影が忍び寄る。


tata_compressed.jpg








▼フリーゲーム風物詩の一つ、WOLF RPGエディターコンテスト。
縮めて、ウディコン。(なんかオーキド博士みたいな言い回しだな)


その第15回がスタート。


今回も例年通りグランプリ予想をするが(前年は見事的中)、その前に参加作品をレビューしていく。






▼1本目がこの「祟女 -TATARIME-」なんだけど…

まずジャンルが面白い

リードミーによるとB級ホラー風味のメンヘラヤンデレ恋愛アドベンチャーゲームとある。
…つまりこれは、ホラー風味であるだけで、メインジャンルはメンヘラヤンデレ恋愛ゲームらしい


ほうなるほど、面白そうだ…

早速プレイ








▼…クリアした感想は…


ん〜〜!
本当に徹頭徹尾B級ホラーだ。
オチは読めるんだけど、面白かった

そして確かに、ギャルゲーではあった(笑)
ストーリーの根幹にあるのが恋愛だからね。



まずヒロインがね…
主人公と前々前世から結ばれてると信じ込むめちゃくちゃな電波女なんだけど、恋に一途だし、料理を作ってくれたりと尽くすタイプで、徐々に可愛く見えてくる。

主人公の親友も、「意外と可愛い」と評価する。


…このあたりのストーリーの動きと、プレイヤー心理が重なってるのは良かったね。

丁度プレイヤーがこの電波女可愛くね?と思うあたりで、周りのキャラクターがそのように賑やかしてくるのがね。
意図的な演出なら、上手だよ。




▼トゥルーエンドではそんなヒロインと結ばれるが、ここにも1つどんでん返しがある。

…まあ大方のプレイヤーは読んでしまう結末だろうが、2人が幸せならいいんじゃねえの?とか思った。

式神というより、色神か…


事実を知ったら主人公はまた悪夢に苛まれるだろうが…

まあ知らぬが仏だね








評価C
60点

1発目から良作を引きました。

まさにB級ホラーといった雰囲気ですが、B級であろうとホラーなので少しは怖いです。
探索要素もほぼないため、エンドコンプリートも容易。

「B級ホラー風味のメンヘラヤンデレ恋愛アドベンチャーゲーム」に惹かれるなら、おすすめですよ。








【その他のおすすめフリーゲーム】




▼「雨の日に君と話したいこと」


画力は低いが妙にキャラが可愛い。可愛いポイントを押さえてるんだよな。
…でもストーリーはあってないようなもんかな。


▼「おばあちゃんの遺言」


「廃屋にて」のように主人公が知らなくともプレイヤーが知っている情報を鍵に、周回プレイで攻略するタイプのSF推理ゲーム。
主人公と介護士がクズすぎて逆に好き。
「廃屋にて」とはまた別路線で非常にブラック!……面白かった!


▼「北限のアルバ〜夏の章〜」


「東京大学物語」と同じ台詞での導入は相変わらず上手いが、日常8恋愛2…だった「北限のアルバ〜春の章〜」に比べると、日常3恋愛7…になったかな?前作にはなかったキスシーンもあるし、かなり乙女ゲーム的。
今回のヒーローである八谷日向が割とぐいぐい来るタイプというのもあるが(見た目といいこれもう半分「ひねくれてないくん」だろ)、恋愛要素などが増した所為で、日常の優しさが少し消えてしまったのは残念。
隼人とは従業員と客という立場ゆえに距離もあり穏やかな日常の中で自然と恋が育まれたが、日向は最初から恋愛候補生って感じ。

「癒し」がテーマにしては妙に斜陽産業の厳しさ描かれるのも、前作との違いかな。
リアルではあるが、あまり癒されなかった。

真琴の表情差分も増えているし(多分)相変わらず料理が旨そうな良作ではある。
エピローグでは主人公がしゃべらずヒーロー(ヒロイン)の語りで終わるのとか、まさに古の乙女ゲー(ギャルゲー)。


この記事へのコメント
ソメはジブリに出てくるおばあちゃん(優しい方)が大元のイメージでしょうか笑
真相心理にはそんなおばあちゃんに憧れる自分もいるのかもしれません…。
仰る通り、彼女は作中最強キャラで、北限のアルバカースト(?)の頂点に君臨しています!b
秋でも強キャラっぷりを発揮してると思いますので、ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!
Posted by deli at 2023年08月07日 12:08
ソメは基本孫には甘いですが厳しさやまるで少女のような好奇心も持っており、deliさんの理想のお祖母ちゃん像なのかなとも思っていました。
このゲームのキューピッドは強キャラで、パーフェクトババア感があります。

「秋」のヒーローは何やら曲者っぽいですがソメから見れば反抗期の子供のようなもので、あっさり受け入れると予想しています。根が良い人であることを、理解しているんじゃないかと(この世界観なので、悪い人ではないでしょうけれど)。
もしくは主人公には冷たくてもソメには案外優しいとか、どんなキャラクターなのかと想像するのが楽しいです。
主人公とヒーローの恋と同じくらい、ソメとヒーローたちがどのように絡むかも気になります。

日向の家族も面白い人たちでしたが、このシリーズはお祖母ちゃんだけではなくサブやモブもそれぞれに役割があり、無駄がないのも美点でした。


前回の書き込み以降は8/1の1件のみで、重複はありませんでした。
PCもスマホもネット回線が不安定になるものですし、お気になさらないでください。
deliさんのお心遣いが嬉しいです。
Posted by ニイヤマスマコト at 2023年08月01日 07:21
※先日同様の内容を返信したのですが、うまく送信されなかったかも…と思い、再送します。二重に届いていましたらすみません;
北限のアルバはソメおばちゃんの孫になった気分を体験するゲームだったんや…!と、今目からウロコ状態です笑
確かに他の方のご感想を見てもおばあちゃん大好き率がだいぶ高いので、ソメおばあちゃんを出してホントに良かったな…と思っています。おばあちゃんが居ないとたぶん主人公、誰とも仲を深められないですし笑
ともかく、嬉しいお言葉をたくさんありがとうございました!
冬の章まで大体のシナリオや素材は揃っているので、無理しない程度に完結まで頑張ろうと思います!
Posted by deli at 2023年08月01日 02:24
deliさん初めまして、管理人のスマです。ロースハムです。
短期間での神ゲー2作同時配信、お疲れさまでした。


「北限のアルバ〜夏の章〜」は恋のお相手が幼馴染ということで
ソメの出番や役割が多い所為か、夜にも珍しい”お祖母ちゃんゲー”でした。
ここまで孫(プレイヤー)を可愛がってくれるお祖母ちゃんキャラはフリゲでは初めてで、
祖母に可愛がられて育った自分はイケメンではなく、むしろこちらに感情移入していました。
「日向との恋」というより、自分を可愛がってくれるソメが「日向との恋を応援してくれること」に、喜びを見出していたわけです。
これはゲームではあまり体験できない感覚であり、「北ルバ」のオリジナリティにして、希少なゲーム体験でした(クリア後のお祖父ちゃんシナリオも自分の中ではかなり強い)。

ソメが日向を孫のように可愛がっていた反面、ソメにクールな彼にもリアリティを感じました。

ヒーローは毎回代わりますがソメがレギュラーなのは、本シリーズに於けるdeliさん最大のファインプレイだと思います。親友キャラ、サポートキャラは大抵が同級生や先輩後輩などの若い女性なので、尚の事オリジナリティが凄い。


これからも、気軽に書き込んでくださると嬉しいです。
私とdeliさんの仲じゃないですか、水臭いですよ。

「秋の章」「冬の章」も楽しみですがこれだけ作業量の多いゲーム制作である以上は
無理にリアルタイムに合わせる必要もないと思うので、deliさんの中にある季節感とペースを、ゆるやかに待たせて貰いたいです。「北ルバ」の恋模様のように。
Posted by ニイヤマスマコト at 2023年07月28日 08:04
初めまして。北限のアルバシリーズ製作者のdeliと申します。
春、夏の章をプレイ&レビューしてくださり、ありがとうございます!!
レビューを見つけた時は飛び上がるほど嬉しくて、特に春の章の雑記的コラムの方では、その内容に爆笑させていただきました…!ロースハム…!!
作者がでしゃばるのもどうかと思い、今までレビューを拝読するのみに留まっていましたが、やはり嬉しかったので、今更ながらながらお礼を申し上げたくコメントいたしました。
改めまして、どうもありがとうございました!!
Posted by deli at 2023年07月27日 21:56
コメントを書く

お名前: 必須項目

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント: 必須項目

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12090239
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
最新記事
最新コメント
おすすめ名作フリーゲーム
  1. 1. 死月妖花〜四月八日〜 レビュー感想 守りたい、この世界
  2. 2. 夜底奇劇・星空物語 プレイ日記2(クリアまで)と総評 夜明け
  3. 3. 夏ゆめ彼方 レビュー感想 将棋を通じて少年の人生を描く一大叙情詩。傑作!(ネタバレ)
  4. 4. ほろびのゆりかご レビュー感想 ラストシーンで判明する真相は、最早SFファンタジーのスケールを超えた(ネタバレ)
  5. 5. 鼓草 レビュー感想 極限の花婿たち
  6. 6. 色は黒に包まれて レビュー感想 深い光に包まれて
  7. 7. 怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば
  8. 8. 籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
  9. 9. かわいいは壊せる レビュー感想 七つの愛憎
  10. 10. 決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー〜 レビュー感想 うげっ、なんでそこまで分かるんじゃ!!?ロリコンは皆こうなのか……?
  11. 11. 電波障害ノベルADV AlexiA〜アレクシア〜 レビュー感想 もう、勇者しない。
  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き