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2022年03月16日

レベッカと機械ノ洋館 レビュー感想 琥珀の揺りかご

スクリーンショット (618)_compressed.jpg











▼「レベッカと機械ノ洋館」はマガジンでおなじみの真島ヒロ制作のフリーゲームなのだが…


まず最初に断っておきたい。


………


実は私、ヒロくん(昔の愛称。親しみをこめ、この記事でもそう呼ぶ)の漫画が「RAVE」「フェアリーテイル」で止まっている




なので原作である「EDENS ZERO(エデンズゼロ)」を、全く知らない。
だからこの記事はレビュー感想といいつつもあまりレビュー的なことが出来ない(ネタバレ攻略はまたいずれ)。



……




…というわけで原作を知らないプレイヤーの感想であることを、前置きしたい









▼このゲーム、何気に期待していた。記憶の隅にいつもうっすらあった

「昔フリーゲームを作っていたプロ漫画家」は何人か紹介したが、
「現役プロ漫画家のフリーゲーム」ともなれば、とても少ないからね(しかも総売上は間違いなくナンバーワンでしょ)


多くの人が連想するであろうナンキダイの「キミガシネ」は、別次元の出来栄えだ。
それでいてフリゲらしい自由な発想もあり、とてつもない力作だ。

やはりプロ漫画家ともなれば作画、ストーリー、ギミックと三拍子揃った良作が多いので、「レベッカと機械ノ洋館」も、楽しみにしていた








▼結論からいうとそんな「レベッカと機械ノ洋館」はとても面白かった

まだベストエンドを見ていないが、ここまでの感想としては、
「黒ヒロくん」が強く出ている

女性キャラはおっぱいが大きくてかわいいのに、えぐいシーンがとても多い

漫画と同じく随所にヒロイズムがあるので、ファンは彼の香りを強く感じられるこのゲームを、とても楽しめるんじゃないかな






▼意外にも(?)システムはトラッドな脱出ゲームで、ホラーゲームの要素もある

HP制なので即死トラップだらけのゲームほどの緊張感はないが、
ギャグともいえるようなアホなことでHPが減るので、選択肢をいろいろ試すのも面白いかもしれない







▼どうやらパラメーターの類でエンディング分岐するようだ

レベッカードという、えちちカードを収集する要素もあるので、まだまだ楽しめると思う











評価B+
75点

ヒロくんの香りが強く感じられるので、原作ファン、または作者のファンには非常におすすめです


王道謎解き脱出ADVとしても優良なので、私のように旧作で止まっている人間にもおすすめです(原作を知らずともストーリーが分かる構造になっています)






「EDENS ZERO(エデンズゼロ)」……



…読んでみようかな











【攻略済のフリゲ】



「アルクの冒険〜幸、生み出し者〜」

直感通り「色は黒に包まれて」っぽかった。
メタフィクションではなくゲーム内ゲーム。

古き良きフリゲを思い起こさせる良作RPG。
細かなダッシュ調整や、難易度選択があるのもよかった。






「ナニシテモイイコ【体験版】」

クリックでヒロインの身体を触ったり殴ったりできる。おもしろい。
体験版はEDが3つしかないので、ヒロインの反応が違う割に、いつも同じEDになってしまうことは残念。完成版が楽しみ。







【攻略中のフリゲ】



「ボロンゴ」

昔コミケとかで頒布された同人ゲームらしいが、これがめちゃくちゃ面白い。

コメディタッチというからバカミスを連想させるが、
歓楽街を舞台に、しっかりと「探偵」を描いている。
「推理ゲーム」は少なからずあるものの、「探偵ゲーム」は非常に珍しい。

「アキトDATE」は良作だが主人公が大学生で職業としての探偵ではないし、
「紅く追憶の水葬」は探偵といっても完全にラノベファンタジーだし、
「探し屋トーコ」は探偵とはいえ高校生アルバイトと若い女だったが、
「ボロンゴ」はいかにも本職っぽいオッサンだ。
暴力的だが筋は通す、男らしい、なかなか魅力あるオッサンが主人公だ。


パンチシステムという話し相手(人間じゃない場合もあり)を殴れるシステムは、
「御神楽少女探偵団」の推理トリガーを大幅に簡略化した感じ。


「ボロンゴ第1章」とあるが、「ボロンゴ第2章」はエタった模様










「ナーバスライバー」

ユーチューバーをネタにしたフリゲは色々あるが、
炎上らしきものをテーマにしたのは、面白い。










【フリゲ主人公で、最高の愛すべきクズは誰か?】



レビューやプレイレポートを書いた「僕と君と彼女の話」の主人公は
女性に二股をかけた上、彼女の金で生活し、家事すらしないヒモのクズで
「クズゲージ」というステータスまで盛り込まれていたが、
フリゲ主人公で最高のクズ男は誰だろう?と何気ない疑問が浮かんだ。
そんなこと何気なく疑問に思うなよと言われそうだが、浮かんでしまったものは仕方がない


一言で「クズ」といっても様々なクズが世の中にはいるが、ゲームはあくまでエンタメなので、
「闇金ウシジマくん」「善悪の屑」に登場するようなごりごりの犯罪者ではなく(犯罪者はもうクズではなく明確に「犯罪者」だし)、悪意もなく、かつ、女性問題が絡んでいる、「男としてのクズ」と定義したい。


勿論エンタメである以上、笑えないと駄目だ。
プレイヤーを不快にするのではなく、見ていて面白おかしいクズでなければ、駄目だ。



そんな愉快な最高のクズは、一体誰だろうか?


真っ先に浮かんだのが「メンヘラフレシア」の「いたろー」だ。

平気でうそをつくし、女性をモノのようにも扱う。女性の顔を平然と殴る。

なるほどこれはなかなかのクズだ。ナンバーワン有力候補だろう。






少し角度を変えて考察してみる。

何をすればクズだろうか?

やはり彼女がいる人間なら、二股や浮気は許されないだろう。

とするなら、「僕と君と彼女の話」にも少し通ずる「これってモテ期ですか!?」だろうか

この主人公も恋人がいながら、様々な女性と浮気をし、地獄に落とされた。(というか既に落ちていた)


だが終わってみればハニートラップに引っかかった哀れな奴なので、今一つクズ感が足りない。
「被害者」に寄っている





ここで再度、視点を変えてみる。
「男として」最大のクズ行為はなんだろうか?

…やはり女性の人生を狂わせることじゃないか?

すると私の脳裏には、ある1人の男が浮かんだ…



そう、「せいかい探し」の主人公だ




幼年期のヒロインを人間不信にさせ、
中学生のヒロインの努力を馬鹿にし、
高校時代のヒロインを不登校にさせ、
謎のゲーム能力を使い、社会人のヒロインを無理矢理彼氏と別れさせた…






あの畜生である。






うむ、これ以上のクズはそうはいないだろう。


ひとまずフリゲのナンバーワンクズ主人公を、「せいかい探し」の主人公としたい。

「せいかい探し」はそんなクズ主人公含めて、非常に優れた良作である。今からでもおすすめしたい。





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