▼すごいねこれ、「ロックマン」などのレトロゲームを意識したアクションフリーゲームは色々あるけど、久しぶりに面白かった
テーマというか…元ネタは2D時代の「星のカービィ」かな(「スーパーマモノベル」という、同作者のゲームはまんまカービィだし)
まさに「星のカービィ」に出てくるようなボスキャラもいるし、なんと倒し方まで同じだ。
「デデデ大王」みたいな奴が、序盤のボスキャラとして出てくる(笑)
▼だが、ただのオマージュには終わっていないのが、すごいところだ
チュートリアルが、進行の流れで行われたりね
桜井も「星のカービィ」はチュートリアルを自然な流れで挿入したと言ってたが、
ただ見た目などを真似るだけじゃなく、
良い部分をしっかり模倣していることに、非常に好感が持てる
オマージュ系ゲームはパっと見がそっくりでも
元ネタの「いいところ」を再現できてないことがとても多いので、
作者の、原作への理解度の高さとリスペクトが伺えるね
▼他にも踏みつけ攻撃やSEに「マリオ」、
敵を投げるシステムに「ゆけゆけ!!トラブルメーカーズ」などのイズムを感じたのだが、
かわいらしいキャラクターやギミックなど、
随所にレトロゲームテイストが溢れており、90年代ー2000年代のゲームキッズなら、楽しめる事うけあいだ
評価C+
60点
レトロアクションゲーム、2Dアクションゲームが好きな人には、特におすすめです。
ちなみにタイトルは「ギフトピア」を思い出しましたね。
…といっても今の子は知らないでしょう、任天堂の迷機、ゲームキューブを……
【ノベコレがスポンサー賞を公開】
▼同じフリゲに2票以上あったり、思ったより偏った。
仮想予想した「雨夜の山荘で君は惑う」「マッチングアプリで出会い厨してみた」
「デスゲームは始まらない」「トキゴエ列車からの脱出」「デヰツァの幕切れ─蝶華の鳥籠─」
「月不見月の彼女」「ハッピードリームシンドローム」
「じごくのインターネッツ」「雨にして人を外れ」はまさかの投票なし。
レビューも多数投稿されているし、DL数も結構取れただろうから、意外。
あくまでスポンサーの目にはとまらなかったということか。
レビューした中では「わたしの素敵なおうじさま」「ノアの審判」「恋に落ちてはいけない20分」
「雨音と自動人形 結(むすび)」「その恋、暫定につき、」「修学旅行 〜性格不安定なまみちゃんと僕の物語〜」などが入っている。
「ノアの審判」があるのは、スポンサー賞ならでは(ノベコレは未完結作品を通常選ばないため)。
……
私がスポンサーなら、この6本から「わたしの素敵なおうじさま」を選出する。
他のゲームと違い、"クリア後の余韻"が飛びぬけていた。
単純に絵が綺麗とかストーリー構成が巧いというゲームはいくらでもあるが、
同等かそれ以上に上手なゲームをプレイしたら、イメージは塗り替えられるか、風化してしまう。それらは所詮、小手先のテクニックでしかないから。
しかも絵は"時代"があるので、余程普遍的な上手さが無い限り、主流の画風が変化すると、良くは見えなくなる(しかもグラフィックが時代の進歩で綺麗になれば、相対的に粗くなる)。
昔はキャラクターが可愛いと思ってたけど今見るとそうでもない漫画、ゲーム、アニメなど、誰しもが、いくらでも浮かぶだろう。
同様に色褪せない名作でもない限り、「文章も歳を取る」。
私も創作者の端くれなので、他人事ではなく、甘んじて受け入れている(自分のゲームのストーリーも、今読むと"古臭い")。
だが「わたしの素敵なおうじさま」のように、プレイヤーの精神に訴えかけ、爪痕を残せるフリゲはそうではない。
「わたしの素敵なおうじさま」のDL数は恐らく選出された他のフリゲより少ないが、それでも複数のスポンサーが選んだ事も、その証拠だろう。
このゲームはきっと、歳を取らないよ。
TGF開催中は参加作品こそ挙ってレビューされるが、合間の作品がスルーされがちだ。
今後もそのような無名を、積極的にレビューしていく。
ティラノゲームフェス2022が早くも楽しみだ。
【「僕と君と彼女の話」2周目を終えた】
▼これもプレイヤーに爪痕を残す系
……
久住は久住なりに翼を救おうとしていたのか?
あれが奴なりの歪んだ友情だったのか…?
…と少しだけ思えるようになった。
…親友キャラのクズmeのおかげで…
Anotherシナリオの所為で恋愛ものから「世にも奇妙な物語」的な、「ブラックな話」に大きく寄ってしまったが、まあこれはこれで……かな?
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