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2021年12月31日

Raisond'etre レビュー感想 貴方が生きた証。せめて私だけでも覚えてるわ

 1人ぼっちの女の子が行きついた先は山奥の教会だった
 孤児たちが住まうその教会では夜な夜な人が死んでいく


 「選ばれたからここに居る」





 偶然か、必然か──

 なぜ「死んでいくのか」誰が「殺したのか」なぜ「選ばれたのか」


 謎を解き明かしながら進む探索型サスペンスアドベンチャー








▼「宵闇ノ影」(が既に5年前のフリゲという事実…)作者の新作…







前編はとっくに公開されているが、
サスペンスでもあるし、
これからプレイする人のために、ネタバレは伏せます



前回記事で所感を述べているし、
無名フリーゲーム中心にレビューするこのブログでは珍しく人気作品で
既にレビュー感想や実況動画が大量に存在するため、説明的なことは一切しません。


レビューというか、感想だね……











▼まず3大要素のなぜ「死んでいくのか」誰が「殺したのか」なぜ「選ばれたのか」について思ったこと…










お前が犯人かよ!










……いやあ、意外と言うか、ベタというか…

推理小説ではたまにあるが、フリゲではあまり見ないか?
(プレイヤーと主人公が別人という変化球だが、家庭用ゲームでは「バテン・カイトス」がある)



だってゲームって、大半が「プレイヤー=主人公」だしな。

「プレイヤー=主人公」とは限らずとも、
「主人公=プレイヤーの操作キャラクター」「プレイヤーは主人公視点」ではあるからね


その前提があるのに、フリゲで「犯人は〇〇〇」を再現しようと頑張ったのは、偉い




犯人発覚シーンで一瞬「ファッ!?」となっちゃったよ

まあ矛盾はないかもしれないが、
もう少しこいつが犯人だという伏線が欲しかったな…






しかし犯人発覚は序章も序章だ

2章は探偵役の視点になり、1章の事件を別視点から追うことになる







そしてタイトル回収が行われる完結編…



果たして誰の物語なのか…?

完結編こそが、「Raisond'etre」の本編かもしれないね…















▼なぜ「死んでいくのか」なぜ「選ばれたのか」





あまり意外性はなかった。「集められた子供たちの共通点!」とか、もうサスペンスのネタとして限られてるからね










▼手堅い出来栄えだが、グラフィックは突出してた。主人公コンビだけではなく、女性キャラクターには独特の淫靡さを感じたね


レトロアニメにでも出てきそうな、いかにも意地悪な少女、キャロル…
気弱に見え、時折底意地の悪さが垣間見えるベティ…


…彼女たちも端役なのに存在感があった






だが一番を挙げるなら、やっぱり女医のノワールだね。

ロリコンではないから、少女たちより大人の女性が好きやねん…
死んでもいいから、〇〇されたい…



でも、ノワール……






この乳で女医は無理でしょ

スクリーンショット (447)_compressed.jpg
















▼クリアした総評としては、なかなか面白かった。
他人に自信を持っておすすめできる良作だ






……



だがこれは、相当しんどい話でもある。とにかくストーリーが暗い。

結局誰も救われていないではないか




強いていえば唯一救われたのが被害者の親族である、生存した〇〇〇だけというのが、なんとも皮肉なお話だ





少年少女の虐殺や拷問シーンなど、グロ要素も思いのほか強い。
…だから…、おすすめはするが、意外と人を選ぶゲームかもしれない








評価B+
70点


美麗なグラフィック、手堅いサスペンスストーリー、適度な難易度の謎解き、
プレイヤーへの親切心、鬼ごっこやパズルなどの、昔ながらのゲーム要素…

…どこをとっても、確かな完成度でした。


クリアまで3時間は必要なので、正月休みにどうでしょうか










…さて、「Raisond'etre」が恐らく、2021年最後のフリゲレビューですかね。



今年も随分と遊ばせてもらいました。
下半期は50〜60作品をレビューしましたが、どれもが、とても面白かったです





だが私はフリゲに貪欲なので、「Raisond'etre」をクリアした直後だというのに、既に「しぃずごぉん」「そして世界はいなくなった」「見事に脱出したクールな委員長にインタビュー」を同時攻略中です



これからも、誰よりもフリゲに貪欲でありたいです

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