ところがヒメはイケメンの「ツバサ」と付き合ってしまう
嫉妬に狂う主人公
そんな時、「存在を消す銃」というマジックアイテムを何者かに渡されて……
「彼女のためにあいつを消したい」はループ系ADVだ
主人公は意中の女性を手に入れるため、「存在を消す銃」を使うことになる
この銃に撃たれた相手は存在が消える
王道SFを、ゲームシステムに落とし込んでる
プレイヤーの目的に、「誰を撃つかを入力し、進んだルートで真相に辿り着くためのキーワードを探す」というものがある
これがゲーム的で面白い。
私はまず、主人公を消そうとした
だから「俺」と入力した
ところがハズレ。
そんな答えはないわけだ(しかしこれが後々、我ながら鋭い勘であったと分かる)
その後、教師である「カツラ」を入力したが、想像とは掛け離れたストーリー展開となった(笑)
普通ならまずはライバルであるツバサを消すものだが、一見無関係なキャラを消しても、思わぬ影響を与えるわけだ
ルートごとに真エンドへのヒントが散らばっているが、重要なワードは文字の色が違うし、難易度は低い(「あなたは1ルート目で真実にたどりつけるか?」がキャッチコピーだが、システム上1ルート目では無理だと思われる)
手軽にSFを楽しめるだろう
これは面白いと唸ったのが、「主人公」という存在がシークレットにされていること
わざとらしく名前が空欄で、誰にも呼ばれない
しかしゲーム中、ある人物から名前を聞かされる
そこから新ルートの道が開けるわけだ
絵も可愛いし、キャラクター性もなかなか面白かった。
どう見てもカツラをしているハゲのカツラは、ルートによってはヒロインのヒメと結ばれてしまう(笑)
なんでも自由に作れるフリーゲームとはいえ、ここまでの歳の差カップルはいないのでは?(カツラは見た目50代後半くらい)
このインパクトは結構凄かった(笑)
評価B
70点
セーブが任意で取れない(多分)という大きな欠点以外は、良質のSFでした。
ギャグ的でありながら、「存在とは?」というテーマを投げかけます
あの伏線は、正直見抜けなかった
本作は一橋のサークルが制作しているそうですが、大学のサークルがフリーゲームを作ることはありがちでも、最も高学歴ではないかな
実をいうと……
そんなサークルがどのようなゲームを作るか?……という単純な好奇心が、「存在を消せる銃」への好奇心を、上回っていましたね(笑)
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ノベルゲームコレクションで公開されたバージョンは、バグがあり最後までプレイできなかったはずです。そしてデバッグ版はノベルゲームコレクションではアップされませんでした。
言い忘れてた罰として、「お饅頭!お饅頭!!」と意味深に10回叫びました。何か別の言葉を噛みそうでした。
作者が色よい返事をしてくれますように……
(´人`願)
グッドラック!
再アップに関して管理人さんのおっしゃる通りだと思います。
こんな私に対しても丁寧にご教示いただき感謝しかありません。
どうにかプレイできないか制作者様と連絡してみたいと思います。
この度は愛のある指摘をありがとうございます。
陰ながらブログも応援しておりますので今後の管理人さんの活躍を
応援しております。ありがとうございました。
ブログを閲覧して頂けて嬉しいです。
このゲームは非常に面白いのでたくさんの方にプレイして欲しいですが、「かいきみなづき 半」のレビュー感想にも書いた通り、ゲームの再アップロードはいかなる場合でも行えません(作者がOKした場合でも)。たとえお饅頭さんがかわいい女の子で、対価として「脱ぐよ!」といっても、紳士的にジャケットを被せます。しかしお饅頭さんがプレイするための提案があります。
これが一番近道ですが、作者に再アップを依頼することです。作者はレビューにある通り一橋創作同好会で、Twitterアカウントからコンタクトを取ることができます。メンバーも自分用のアカウントを持っているかもしれません。また、公式サイトにはメールアドレスも記載されています。
もう1つは、プレイではありませんがyoutubeにアップされたプレイ動画の視聴です。テキストを読むシーンが大半につき、アクションゲームほどにはプレイと視聴に大きなギャップはありません。
本作はもともと一橋祭で公開されたゲーム作品で(ノベルゲームコレクションで削除した理由は、そこにありそうです。作者にとってはあくまで一橋祭のゲームであって欲しいと)、私は本作の公式サイトからダウンロードしました。一風変わった公開形式ではあります。
お饅頭さんがプレイできる日が来ることを、願ってます。
いつもブログを拝見させていただいてます。
こちらのノベルゲームについて、ノベルゲームコレクションに投稿された日からその日の夕方には削除されてしまい、ダウンロードすることができずじまいで遊ぶことができませんでした。もし可能でしたらプレイして遊びたいのですが、お譲りしていただくことはできませんでしょうか。タイトルだけでなく、感想を読んでさらにどうしてもプレイしたく思い、ご検討のほどよろしくお願いします。