▼学園フラット2、胡蝶編攻略
わがままなDQNお嬢様が自らの出自を知って大恥をかき、反省し素直になる…という1行で書くとありふれた王道シナリオだが、松葉という胡蝶の親友キャラの存在が相まって、非常に綺麗な青春ストーリーになっていた。
そこが他の掌返し系お嬢様ヒロインシナリオとは一味違う
松葉へのたたみかけで、最後、好感度が徐々に上がっていくのは説得してる感じがリアルでよかった
▼他のキャラクターの活躍シーンもちゃんと用意されてて、あげはが片親という設定を上手く拾ってた。
ぶっちゃけあげはシナリオは短すぎてあはげのバックグラウンドがさっぱり謎だったし、あってないようなレベルのあげはシナリオなんかより、胡蝶シナリオのほうがあげはが活躍していた
▼恋愛に素直になってからの胡蝶が憎さの反動もあってとても可愛い。
告白シーンからエンディングまでは正直ちょっと感動しちゃったよ。泣ける話だね。音楽で強引に感動させようとしてくるね。
キスシーンも不器用なのがいいね。境不可止くんは童貞なのに、なぜかやたらヒロインが完全に落ちるディープキスばかりしてたからね
▼でも、胡蝶が華族だったって設定は必要だったんだろうか?いや明らかに不要だった
だってなあ…
エリート家系の実子ではなく養子だったって話だからこそ成立して、血筋なんて関係なく個々である、努力する、って流れだったのに、いきなりエリートで更には華族でしたってなあ、悪い意味のどんでん返しじゃないのよ
これには正直萎えた
とはいえ非常に綺麗な青春ストーリーで、恋愛、友情、少年少女の成長、全てを兼ね揃えてる
余りにも綺麗過ぎる上、胡蝶が案外早く挫折して改心するので、コンセプトである「残念な人」との恋愛感がイマイチ薄いってのはあったが、うざい時間は短いほうがいいので、これでよかったんだろう
学園フラットらしい型破り感がない事が強いて言えばマイナスかも。登場人物が全員常識人過ぎた(矢絣単衣でさえこのシナリオでは改心するし)
キャラデザはよしこまちこポジションだが、シナリオだけじゃなく、キャラクター性も全く違った。胡蝶は胸もあるしね
作者サイトにもあるように案外そこまで小さくないんで、中途半端感はあるかな(高1で150センチは平均とそう変わらない)
評価
90点の良作
▼そういえばあげはを攻略したせいか、選択肢が変わってた気がする。妄想デートの相手をするって選択肢、たぶん最初はなかった。
パッチ追加のせいで既読テキストがリセットされちゃったから、今となっては確認できないけど
こうやって恋愛寄りの選択肢が増えたら、いかにも恋愛エンドがありそうだが、実際には無いようだ。完成版での、恋愛エンド追加フラグってとこかな
同様にいずなを攻略したせいか、ゆきのの着替えシーンのCGも多分少し変わってた
だが肝心の、ゆきののシナリオにはやはり入れない。好感度はガンガン上がって100なんだけどなあ
次は五味山薫編やります
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