いやぁ〜…
面白いね、断然面白い
同人ADVノベル史上でもトップクラスの面白さ
残念ヒロインたちもキャラが立ってて面白いうえ可愛いし、ウィットに富んだ会話劇も健在
とてもブランクがあるゲームとは思えないね
数年越しだが、ちゃんと「学園フラット」らしさがある
さて、実に3年数カ月ぶりにプレイ日記を書くが……
決定的なネタバレは伏せます
ただしそれに関する私のリアクションや感想は当然書くので、察する人もいるかもしれない。
なのでネタバレが気になる人は、攻略後に読むことをおすすめ
特に発太くん(主人公)の叔母であるいろはルートは、人によっては頭をハンマーで殴られたくらいの衝撃の展開がある
私はいろははそこまで好きではなかったが、それでさえ夢に見そうなくらいの衝撃
いろはの攻略を製品版まで待ってた人は、どでかい精神的ダメージを受けるだろうなあ…
作者は男性のようだが、この容赦無さは女性が書きそうなストーリーだった
・杜若あげはルート感想
無料版と同じく最初に攻略したが、居候ものらしい、ちょっとHなハプニングが多くて面白かったな
発太くんが唐突にオナニーしてないと言い出したり、あげはがエロネタを振ってくるのは温度差があって驚いた。無料版にはそういう要素は0だから
あげはが自慰をしてるシーンで妙に物々しいBGMが流れて吃驚だ
やはり最初にエロ要素が来た時の衝撃は、大きかった
そもそもエロゲーのギャルゲー移植はメジャーでも、ギャルゲーのエロゲー移植は少ないからね(それゆえ「逆移植」と呼ぶ)
でも肝腎の「いけない遊び」は、全然違和感が無かったね。
あげはが突然「チンチン見せてよ!!」と言ったり、プレイ中に変顔したり…
ただエロいだけじゃなく、随所に「らしさ」があるからだろうね
展開も随分早かった。無料版にもあるこのシーン、まさかいけない遊びの後だとはね…(つまり、すでに……)
特に、「これは絶対にある」と思ってたふたりの行為がいろはに見つかるシーン……
最高に面白かった。
私はこのシーンを見る為に、3年待ったのかもしれない
失望したいろはにこんなことなら泊めるんじゃなかった、セックス目当てなら出て行ってと激怒されるも、イトコ同士は結婚もできると純愛を貫くふたりが微笑ましい
ストーリー自体も、イトコ同士の恋愛がクローズアップされていた。
それも「幼馴染とまではいえない、正月くらいしか会わないイトコ」という、妙にリアルな関係から始まる恋愛だ
まさか幼少期の想い出が、一切語られないまま終わるとは…
一緒に風呂にも入ってなければ、結婚の約束もしていない。こんなところまでリアルだ
私は身内にイトコ同士で結婚したカップルがいるから、自己否定になるので、イトコ同士の恋愛や結婚を否定できない(端から否定するつもりもないが)
他人事ではないような視点で、発太くんとあげはを見ていたな
良いと思うけどねえ、イトコ同士の恋愛結婚。いろは母さんもどこぞの馬の骨かも分からない男に愛娘を取られるより、自分の血を分けた甥に任せた方が安心でしょ
そしてそんなふたりは、これからもいけない遊びを続けていく…
クリアすると、無料版の親愛ENDとは随分違った。お互いがお互いを性的に見てる所為かもしれない
そもそもあげは親愛ENDは、完全版には無いようだ(未確認。好感度が低いと入るかも)
変貌したあげはに気づかないシーンが好きだったから、カットされたなら残念
(【後日追記】あげは親愛ENDは、完全版にもある。攻略済)
この完全版自体、完全版といいながらも無料版(version4)から削除・変更された点がいくつもあるので、完全版が出たからといって無料版を削除するのは止めた方がいい。
描き直されなかったスチルもあり、今となっては貴重な資料でもある
いろはに至っては、衣装が2つとも違う。若い甥っ子が来たからか露出度の高い服を着てるのが、いかにもいろはらしい
そしてあげはをクリアすると、そんないろはルートが解禁…
・杜若いろはルート感想
やはり最大の衝撃は……あげはの父親であり、いろはの相手…
まさか〇〇〇だとは思わなかったよ…
いやこの予想はネットで読んだが、当たってるとは到底思えなかった。そんな馬鹿な話ないだろうと
つまり、やっぱり「学園フラット」で〇〇〇が〇を〇〇〇しようとしてたのは、ギャグではなく、ガチだったんだね
あげはと〇〇は遠い〇〇になるわけだ…
ストーリーはコメディと思いきや、意外にも実の甥叔母が付き合う(突き合う)葛藤が真面目に書かれてた
もっと「源君物語」みたいな軽いノリを予想していたが、禁断の関係だけに、このゲームで一番真剣な恋愛じゃないか。
「いけない遊び」もしっかりタイトル回収してたしね
発太くんが真剣に告白するも、「セックスしたいだけなんでしょ」「笑わせないで」「若い頃の恋愛なんてほとんど性欲」(いずなも似たようなこと言ってたな)と大人の女の性技でやられるのが、なんともいえない…
「あげはを置いて逃げ出そうかと何度思ったか分からない」という独白も、悲痛過ぎた
ストーリー設定通り、攻略難易度はおそらく一番高い。実をいうと1度、失敗してしまった。
発太くんの本気の告白を受け、好感度が40も落ちるのはシステムを活かした面白い設定
4/12のたたみかけモードでいろはの好感度を100まで上げないと、ここで厳しくなる(攻略自体は100じゃなくても可能)
そして様々な葛藤を乗り越え、ついに結ばれたふたり…
いつか終わりが来るかもしれない関係だからこそ愛するというピュアなエピローグには、正直半泣きだ。あのしっとりしたシーンで流れるBGMも良い
あげはルートではいろはに見つかって大惨事だったが、いろはルートでは見つかる寸前までいったものの、なんとか最後まで逃れた
さしもの「学園フラット」も、こればかりはギャグに出来ないようだ
シナリオ評価は、あげはA 80点、いろはA+ 85点かな
DLサイトでもあげはよりいろはが上にあるが、ポジションもいろはのほうがメインヒロインっぽかったな…
1つ残念なのは、タイトル画面の変化がね……攻略したヒロインの立ち絵が並ぶだけなんだよねえ…(「風雲相討学園フラット2完全版」小っちゃ)
旧作は攻略ヒロインが1人ずつ加わり1枚のスチルになる仕掛けが面白かったから、がっかりした
何はともあれ3年数カ月ぶりの「学園フラット2」は、やはり最高に面白い
誤字脱字やバグの多さなど不満はあるが、期待を裏切るようなゲームではなかった
…………3年間も…
…待たせやがって…………
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学園長は「学園長おじさま」と呼ばれているので、遠縁もしくは実際には他人だと解釈していました。すなわち「叔父」でも「伯父」でもないのだと。
いろはは発太くんとあげはの関係を知り、「母さんもこんな気持ちだったのかしら」と発太くんに激怒したので、いろはの母親もまた、まだ少女の娘を擁護し、相手の男に激怒したと考えられます。するとまだ一介の若手教師だった学園長を、潰しにかかるのではないでしょうか。それをしなかったまたは出来なかったとすると、いろはは「相手が誰なのか完全黙秘した」と思ってました。つまり発太くんの両親もまた、学園長が親戚と全く知らないのではと。
いろはと血がつながってない設定、数年前から出てたのですね。正直蛇足ですよねえ…。発太くんの事を「赤ちゃんの頃から知ってる」とまで言ったインパクトある叔母ヒロインが、実は他人とか…。作者コメントを読むと、実の叔母という設定を通したかったように見えます。でもおち〇ぽに負けてしまうプライドの高いお嬢様ヒロイン(または百合ヒロイン)のごとく、コンプラに負けてしまったのでしょうね…。
しかし「一応関係性としては学園長は叔父、あげはと胡蝶はイトコということになります。」とのことなので、シャムロックさんの仰る様に、闇が深くなりました。相関図にすると、実は「学園長を中心に」多くの人物が血縁者になりますから…。
…発太くんも、あの変態叔父と穴兄弟ならぬ穴叔父甥ですしね…。
(;´∀`)
返信ありがとうございます。
気軽に書き込んでとのお誘いもありがとうございます。
いろはと主人公の関係微妙ですよね。
作中では本当に実の甥と叔母として、結婚も出来ない関係であって、
絶対に隠さないとまずいものとして描かれてただけ、裏設定見たときビミョーな気分になりました。
裏設定の開示についてはちょっと探しましたら、
PixivFANBOXの方では作品公開前にいろはとは別に実の甥と叔母ではないと記事がありましたね。
数年前のものですが・・・
主人公の闇が深まったと書いたものに関しては、
すみません、特に深い意味はございませんでした。
ただ、学園長が胡蝶には特段、自分が胡蝶にとって叔父様にあたるってことを隠している様子もない一方、
同じ親戚関係にあたる主人公には自身の存在も知らせていない様子なので、
主人公の両親が意図的に学園長との関係伏してる?との疑惑を持ったくらいです。
ちょっと家庭の事情がややこしくて普通ではなさそうだな、ってとかも。
以上です。乱分かつ読みにくい文章ですみません。
スマシガオ様の同人ゲームの完成楽しみにさせてもらいますね。
やはりあれは強度の衝撃でした。あげはの父親は体験版の時点で、伏線が張られているのですよね。
発太くんの告白を不自然に誤魔化した事からも言えるように、いろはは話の切り替えが苦手なのか、実に露骨でした。あの時点で察しましたが……やはり信じたくはなかった(笑)。
「フラット2」は「フラット」の前日譚なので、つまりこのあと学園長は取っ捕まるわけで、それをいろはがどう思うか……なんて考えたりもしました。
レビュー感想にも書いたように、このゲームの情報は一切収集しませんでしたが、配信前には既に発太くんといろはの血縁関係がないことが明言されていたのですかね?「禁断の恋」に忠実なシナリオだけに、プレイヤーが萎える、要らない設定な気が…(妹ヒロインも実妹か義理の妹で評価が割れることが多々ありますが、やはり実妹が求められ、義理オチは「逃げ」と言われるし)。
>発太といろはの血縁は、結局ゲーム内で言及しませんでした。
>審査でダメ出しされたら、血がつながってないとアピールする予定でした(笑
>本当はどうなのか…それは秘密です…
>一応関係性としては学園長は叔父、あげはと胡蝶はイトコということになります。
これは掲示板からの作者発言の引用ですが、同人ゲームといえどコンプライアンスに注意しないといけないとは、さみしい時代になってしまいました。だから是非(?)、実の叔母甥であって欲しいです。
しかしこの発言で気になるのは、「あげはと胡蝶はイトコということになります。」の部分です。作者がイトコの意味を間違えているなら別として、これではほかのキャラクターとの相関図や関係性も変わってしまいます。
「あげは」と「胡蝶」……どちらも蝶つながり……ネーミングは公募でしたが、この時点で作者に2人がイトコという発想があったとしたら、中々にクリエイティブな思い付きで、凄いですね。一風変わったネーミングのキャラクターたちの中に、つながりのある2人が堂々と存在する伏線とは。
しかし私の読解力不足なのか、一連の裏設定で発太くんの闇が深まった理由は、よく理解できませんでした。(配信からしばらく経ちますし、宜しければネタバレ解説おねしゃす!)。
「学園フラット2」に触発されたのか、私も「たまには自分の創作も」ということで、いま同人ゲームを作ってます(シナリオを2本執筆中)。
その影響もありもう10日も放置しているフリーなブログなので、シャムロックさんも、ぜひ気軽に閲覧・書き込みしてください。
たびたびブログ拝見しています。
フラットの作者さんのサイトやブログ見た限りだと
どうも主人公といろはは義理の関係みたいですね。
つまり主人公の叔父は、、、あの人。。。
あまりのショックに感想を共有したい人が欲しかったので書き込みさせて頂きます。ごめんなさい
しかし、ただの一般人の主人公にかなりの闇が深まった気がします。
完全にゲームプレイの上では面識ない御様子でしたから