ネタバレあり。重要度の高いネタバレは無し
・久我原いずなルート感想
絵は多くが修正されているが、無料版とヘアピンが違うことにこのルートで気づいた
メインストーリーが原作と変わらないばかりか、お色気要素も追加されていない
事にガッカリしたが、いずなは設定上お色気が無理なんで、仕方ないところはある(そう考えると、同居してる杜若母子はいわゆる「ラッキースケベ」を作りやすいヒロインだった)
しかしいずなが受けてきた性被害が無料版より過激になったり、中学時代も教師にレイプ(未遂)された新設定は、えぐい……
これ本気で彼女を愛せるか試されてるやろ…
本当にプレイヤーにもヒロインにも容赦ないゲームやな
でも極度の男性恐怖症の理由としては、分かりやすくなったかも
過去のトラウマから性的な事が一切できない姉に、性に奔放すぎる妹という、わかりやすい対比だしね…
過去の悪い記憶を良い想い出で塗り替えるために、保健室で頑張るふたりには感動したね。
それを必死でごまかすため、保健室の前で校歌熱唱するゆきのも面白い
恋人Hルートのいずなの奉仕も、男性恐怖症の女の子がここまで……という達成感と満足感があった
しかし……
そこで遂に明かされた「男性恐怖症のいずなが発太くんだけは大丈夫だった理由」が……正直興醒め。
もっと他に、「恋愛ゲームらしい」理由づけがあったでしょ。まあリアルといえばリアルだけどさ…
(;^ω^)
いろはに比べるとすぐに好感度100まで上がるから、攻略は簡単
だが好感度判定に失敗すると、無料版のエンディングになる(あげは親愛ENDも恐らくそう)
「好感度が低く、好感度判定に失敗=セックスしないエンディング」なのでまるで恋人Hルートの劣化版扱いだが、まだ男が怖くて発太くんの袖を掴むいずなの可愛さが素晴らしく、性愛に溺れるよりも、この純愛END(シナリオ)のほうが好きだな。体育倉庫のキスもよかったわ(無料版でも一番好きなエンディングだった)
恋人Hルートの条件は、どうやら無料版ENDを見る事らしい
あげはだけはメインヒロインなので、最初から攻略可能なんだろう
・久我原ゆきのルート感想
ここらで、EDの名称に違和感が…
完全版で追加されたエロENDが「恋愛END」で、何故か無料版のエンディングが「親愛END」扱いだが……(無料版では「ベストEND」だった)
言うほど親愛か?
家族愛・姉弟愛のあげは親愛ENDに比べると、ゆきのにしては珍しく普通の「恋愛」っぽいけどね(と変態過ぎた恋人Hルートを攻略後は尚更そう思う)
無料版ではあげは以外のヒロインはちゃんと恋愛してたから、あれがあげはと同じ括りで「親愛END」と言われると、スタッフロールにもヒロインのスチルが無いし、かなりの違和感が……
無料版があげは以外「恋愛END」で、完全版で追加されたのが「Hエンド」もしくは「変態END」という認識だ(どのヒロインとも変態プレイや露出プレイをしているし)
さて私は3年前、ゆきのルートの感想にこんなことを書いた
ゆきのはいずなの腰巾着
これではゆきのが可哀想
ラブコメならちゃんと恋愛させるべき
そして完全版のゆきのの扱いはどうだったかというと……
悪い言い方をすると、今回もその域を出ていなかった
何せゆきのルート自体が、いずなルートの派生だからだ。ヒロインとは言い難い
そもそも「いずなの」男性恐怖症を治すストーリーなので、ゆきのはあくまで端役だ
では追加された恋人Hルートはラブコメ、恋愛物としてどうか?というと…
セックスしかしていない…
まさか性交=恋愛=情愛という流れに収めるとは…
5周して恐れ入った。
あまりにもゆきのというヒロインの特性を考えたストーリーだからだ
まさに「ゆきの変態END」だ
「×一バツイチ〜愛を探して〜」という名作漫画で性欲の強いヒロインによる「結婚なんて人それぞれだもの、セックスだけの結婚があってもいいはずだわ」という台詞があったが、まさにそれだ
発太くんとゆきのの行く末はゆきののキャラクター性をフルに発揮したもので、彼女主体のストーリーであり、彼女のリードで発太くんは引っ張られていたね
これがゆきのなのだろう
思えばいずなは、数年前からゆきのという人間を完璧に理解していたな
ただし99%ではなく、100%だったが
シナリオ評価は、いずなS 90点、ゆきのB 70点かな
いずなメインシナリオは一番好きなのだが、いかんせん無料版と殆ど同じ内容なので、「面白いが追加がほぼ無い事は「完全版」というにはマイナス」というね……
描き直しこそされているが、追加スチルも無かった気が……
さて、これで人数的には1/2クリア。
次は誰を攻略しよう。楽しみだ
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