2020年04月24日
映画「メダリオン」の感想…ジャッキーを不死の存在にして超人的に見えるVFXを使うのは悪い判断だと思う。
今日は映画「メダリオン」の感想です。
新型コロナの影響でずっとオカンがNetflixを観てるのですが、
このタイトルもそんな感じでオカンがたまたま選んだ1本。
という訳で、PS4のNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。
映画「メダリオン」は2004年日本公開のゴードン・チャン監督作品。
ジャッキー・チェンと親交の深いゴードン・チャン監督ですが、
多分彼の作品で観た事あるのは映画「デッドヒート」だけだと思う。
監督に対していいたい事もあるのですが、これは後述。
ちょっと前に映画「ダブル・ミッション」の感想を書きましたが、
この映画「メダリオン」はジャッキー・チェン映画の中でも、
ハリウッド展開をした後の作品になりますが、
これはハリウッド作品ではなく香港とアメリカの合作映画になります。
映画の簡単なあらすじですが、
香港の刑事エディ・ヤンはインターポールと協力してスネークヘッドを操作していた。
スネークヘッドはある寺院の少年を狙っていたが、
エディの活躍で少年を助ける事は出来たがスネークヘッドは逃がしてしまう。
その後、スネークヘッドの組織に少年が誘拐されエディは助けに向かうが…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の刑事エディ・ヤンを演じるのはジャッキー・チェン。
説明不要ですが今回ももちろんカッコいいアクションを見せてくれます。
ヒロイン的存在のニコル・ジェームスを演じるのはクレア・フォーラニ。
あんまり記憶になかったが映画「ジョー・ブラックをよろしく」のスーザン。
スラッとしたスタイルは画としては力がある。
エディの相棒アーサー・ワトソンを演じるのはリー・エヴァンス。
コメディアンでもある彼は、
映画「ラッシュアワー」でいうクリス・タッカーポジション。
コミカルな動きや表情などは楽しくて、
彼そのものが悪い訳じゃないけどジャッキー映画では好みは分かれそう。
その他、ジュリアン・サンズ、ジョン・リス=デイヴィス、
アレクサンダー・バオ、クリスティ・チョンなどが出演しています。
さて、は映画「メダリオン」の感想ですが、
ジャッキー映画として楽しめる作品ではあるが、
以前感想を書いた映画「タキシード」と同じ様な印象受けてしまった。
映画「タキシード」はジャッキーのアクションを求めて観ると、
高性能タキシードによって超人的な動きが出来るという設定で、
ジャッキーの生身が凄いって信じている自分には、
なんだよその設定は…と少し不満があった。
で、今回の映画「メダリオン」についても、
もちろんジャッキーのアクションはカッコいいし、
楽しい映画であるには違いない。
しかし、VFXとジャッキーのアクションって、
なんか食い合わせが悪いと思うんだよなあ。
なんかアイドルグループのファンの古参みたいな事を書いてしまいますが、
ジャッキー映画って「ジャッキーの憧れる」のが魅力というか、
楽しみ方の1つだと思うんですよ。
ジャッキー映画を観た後は一時的に体を鍛えたくなる、みたいな。
スタントも使わず、若干の早送りはしたとしても、
ジャッキーが自ら体を張って映画を作る事で、
「ジャッキーは凄い」って感情に繋がる。
でもVFXを使って超人的な動きをしてしまったら、
ジャッキーの力じゃなくってVFXの力じゃん…って。
誰でもとは言わないけど、
VFX使ったら多くの俳優で同じ事できちゃうじゃん。
そんな感情をこの映画には抱いてしまったのだが、
悔しいのはジャッキー・チェンの親友である、
ゴードン・チャン監督の作品であるという事。
親交が深い故に今までのジャッキー路線から、
新しいジャッキー映画という試みなんだと思うけど、
ちょっとジャッキーの使い方が悪い気がする。
何もジャッキー映画を知らない監督が、
なんとなくジャッキーを使ったというなら分かるんだけど、
なんでゴードン・チャン監督がこんなふうに使っちゃうんだろうなあ。
…って、監督に対して思いました。
ただ、映画として観るには気軽に楽しめる作品にはなっている。
序盤のジャッキーの髪型とか「これで行くの!?」って思ったけど、
短くなって「似合うわ、さっぱりした」ってセリフがあって、
観客が登場人物と同じ気持ちを演出していて、
これはかなり意図的であって、
終盤のある展開で「エディが生き返った時は裸だったのに」ってのも、
観客と登場人物が同じ気持ちになる笑いだと思う。
それだけ観客の事を意識しているなら、
やっぱりジャッキーとVFXの距離感はもうちょっと考えて欲しいなあ。
あと、VFXだけじゃなくて、
メダリオンの力によって不死の存在になってしまうのは、
アクション映画では致命的だと思うんですよ。
主人公が死なないし超人的な力があるって分かってたら、
やられちゃうとかドキドキ感減っちゃいますよね。
一応、敵のボスに1度は負けるという王道展開があるのだが、
これが「何故負けたのか」が分からない。
何か分かりやすいロジックがあっても良いと思うのだが、
最後に勝つ時もイマイチ弱い。
うーん、これだったら普通に戦って勝ってほしい。
その他、ジャッキーと犬の向きがイマジナリーライン超えてたり、
船の錨から登れるのかとか、
洞窟の中のヘリコプターとか超危険じゃんとか、
細かいツッコミは色々ある。
まあ、それでも楽しいのがジャッキー映画だけどね。
影で戦いをみせる見せ方とか良いと思うし、
チェイス時の扉を上る身のこなしとかやっぱりすごいし、
カッコいいジャッキーが観れるからいいか。
小柄だから出来るって見せ方も良いと思う。
相棒のアーサーはどうなのかなあって思う部分もあるけど、
ナイフで何度も刺すとことか笑っちゃったし。
そんな感じかなあ。
気のせいじゃなかったら貴花田って書いてあった気がするのと、
鼻がデカいって自虐はクスッとする。
そしてNGシーンは安定の面白さ。
新型コロナの影響でずっとオカンがNetflixを観てるのですが、
このタイトルもそんな感じでオカンがたまたま選んだ1本。
という訳で、PS4のNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。
映画「メダリオン」は2004年日本公開のゴードン・チャン監督作品。
ジャッキー・チェンと親交の深いゴードン・チャン監督ですが、
多分彼の作品で観た事あるのは映画「デッドヒート」だけだと思う。
監督に対していいたい事もあるのですが、これは後述。
ちょっと前に映画「ダブル・ミッション」の感想を書きましたが、
この映画「メダリオン」はジャッキー・チェン映画の中でも、
ハリウッド展開をした後の作品になりますが、
これはハリウッド作品ではなく香港とアメリカの合作映画になります。
映画の簡単なあらすじですが、
香港の刑事エディ・ヤンはインターポールと協力してスネークヘッドを操作していた。
スネークヘッドはある寺院の少年を狙っていたが、
エディの活躍で少年を助ける事は出来たがスネークヘッドは逃がしてしまう。
その後、スネークヘッドの組織に少年が誘拐されエディは助けに向かうが…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の刑事エディ・ヤンを演じるのはジャッキー・チェン。
説明不要ですが今回ももちろんカッコいいアクションを見せてくれます。
ヒロイン的存在のニコル・ジェームスを演じるのはクレア・フォーラニ。
あんまり記憶になかったが映画「ジョー・ブラックをよろしく」のスーザン。
スラッとしたスタイルは画としては力がある。
エディの相棒アーサー・ワトソンを演じるのはリー・エヴァンス。
コメディアンでもある彼は、
映画「ラッシュアワー」でいうクリス・タッカーポジション。
コミカルな動きや表情などは楽しくて、
彼そのものが悪い訳じゃないけどジャッキー映画では好みは分かれそう。
その他、ジュリアン・サンズ、ジョン・リス=デイヴィス、
アレクサンダー・バオ、クリスティ・チョンなどが出演しています。
さて、は映画「メダリオン」の感想ですが、
ジャッキー映画として楽しめる作品ではあるが、
以前感想を書いた映画「タキシード」と同じ様な印象受けてしまった。
映画「タキシード」はジャッキーのアクションを求めて観ると、
高性能タキシードによって超人的な動きが出来るという設定で、
ジャッキーの生身が凄いって信じている自分には、
なんだよその設定は…と少し不満があった。
で、今回の映画「メダリオン」についても、
もちろんジャッキーのアクションはカッコいいし、
楽しい映画であるには違いない。
しかし、VFXとジャッキーのアクションって、
なんか食い合わせが悪いと思うんだよなあ。
なんかアイドルグループのファンの古参みたいな事を書いてしまいますが、
ジャッキー映画って「ジャッキーの憧れる」のが魅力というか、
楽しみ方の1つだと思うんですよ。
ジャッキー映画を観た後は一時的に体を鍛えたくなる、みたいな。
スタントも使わず、若干の早送りはしたとしても、
ジャッキーが自ら体を張って映画を作る事で、
「ジャッキーは凄い」って感情に繋がる。
でもVFXを使って超人的な動きをしてしまったら、
ジャッキーの力じゃなくってVFXの力じゃん…って。
誰でもとは言わないけど、
VFX使ったら多くの俳優で同じ事できちゃうじゃん。
そんな感情をこの映画には抱いてしまったのだが、
悔しいのはジャッキー・チェンの親友である、
ゴードン・チャン監督の作品であるという事。
親交が深い故に今までのジャッキー路線から、
新しいジャッキー映画という試みなんだと思うけど、
ちょっとジャッキーの使い方が悪い気がする。
何もジャッキー映画を知らない監督が、
なんとなくジャッキーを使ったというなら分かるんだけど、
なんでゴードン・チャン監督がこんなふうに使っちゃうんだろうなあ。
…って、監督に対して思いました。
ただ、映画として観るには気軽に楽しめる作品にはなっている。
序盤のジャッキーの髪型とか「これで行くの!?」って思ったけど、
短くなって「似合うわ、さっぱりした」ってセリフがあって、
観客が登場人物と同じ気持ちを演出していて、
これはかなり意図的であって、
終盤のある展開で「エディが生き返った時は裸だったのに」ってのも、
観客と登場人物が同じ気持ちになる笑いだと思う。
それだけ観客の事を意識しているなら、
やっぱりジャッキーとVFXの距離感はもうちょっと考えて欲しいなあ。
あと、VFXだけじゃなくて、
メダリオンの力によって不死の存在になってしまうのは、
アクション映画では致命的だと思うんですよ。
主人公が死なないし超人的な力があるって分かってたら、
やられちゃうとかドキドキ感減っちゃいますよね。
一応、敵のボスに1度は負けるという王道展開があるのだが、
これが「何故負けたのか」が分からない。
何か分かりやすいロジックがあっても良いと思うのだが、
最後に勝つ時もイマイチ弱い。
うーん、これだったら普通に戦って勝ってほしい。
その他、ジャッキーと犬の向きがイマジナリーライン超えてたり、
船の錨から登れるのかとか、
洞窟の中のヘリコプターとか超危険じゃんとか、
細かいツッコミは色々ある。
まあ、それでも楽しいのがジャッキー映画だけどね。
影で戦いをみせる見せ方とか良いと思うし、
チェイス時の扉を上る身のこなしとかやっぱりすごいし、
カッコいいジャッキーが観れるからいいか。
小柄だから出来るって見せ方も良いと思う。
相棒のアーサーはどうなのかなあって思う部分もあるけど、
ナイフで何度も刺すとことか笑っちゃったし。
そんな感じかなあ。
気のせいじゃなかったら貴花田って書いてあった気がするのと、
鼻がデカいって自虐はクスッとする。
そしてNGシーンは安定の面白さ。
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