アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

アスペと毎日対峙していると、自分が自分で
なくなってしまうような感覚を覚えたことはありませんか？

それは、体が自分自身に出している危険信号だと
とらえて早めに自分をケアできる環境を整えるように
尽力して見てください。

私の場合は、アスペ嫁をみていると自分がしっかりしなくては
生活がやって行かれないという強迫観念が強かったので、
アスペ嫁が苦手な生活全般、いわゆる主婦的なことを、
仕事をしながら何年も続けました。

しばらくすると、そこに子育てという新しいジャンルも
入ることになるわけですが、結果的に、自分自身の
キャパが理解できていないのに、我慢強い性質である
ため、体がとんでもなく不調になるのです。

ＡＣの典型なんでしょうね。周りが評価してくれるから
自分が存在して良いんだみたいな。ことが潜在的に
インプリンティングされていますので、人のことですと
意外と頑張って出来てしまうと言うＡＣが多いのでは
ないでしょうか。

体調が酷くなってくると、自律神経が交感神経に偏りがちで、
ぶっ倒れるまで仕事をしたり、毎日睡眠2時間で何年も
生活したり、とんでもない生活になるのです。

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最近自分でわかったのは、自分はそんなに細かいこと
を本当は気にして生活したくない方なのです。

ただ、パートナーがアスペですから、強制的にやらざるを得ない
環境が出来上がってしまい、自分の逃げ場が全く
無くなると言った境遇に直面することになります。

誰かのために、動いてあげたり、世話をすること自体は
別に悪いことではないのですが、必ずしも良いこととは
限らないという場合もあると言うことです。

ＡＣの場合は、その行為で相手が喜んでくれる、うれしがってくれる、
自分を評価してくれる、ということが無意識に欲していますから、
何をやっても、上手くやっても、最終的に満たされない心が残ります。

アスペのパートナーへの１〜１０まで世話をすることが、
本当に良いことかというと、そうではないのです。

アスペの人も全く成長しないわけではありませんので、
その成長して、少しでも自立するという機会を奪っている
行為でもあるということです。

アスペは、本当に自分自身が困ったことに直面したときにしか
問題意識を持たないことが多いです。（経験しても次に必ず対応できるとも言えません）

私の場合、大抵は、本当に困る前に自分が色々と解決してしまって
いたので、アスペ嫁の社会性も、自立性も、何も育たず、
結果的に自分の体を一番苦しめる結果となりました。

褒めて、評価してくれることを前提にした行動は、
客観的には良いことに見えますが、実は、自己犠牲になります。

残るのは、
疲労困憊の肉体と、満たされない心です。

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