2017年09月22日
【静岡市】16歳の息子のゲーム中に父親が「ご飯だよ!」で刺殺される!思春期の子どもの衝動性にどう対処する?!
21日午後6時半ごろ、静岡市の男性会社員(51)方で、「息子が父親を刺した」と男性の妻から110番があった。男性は首などを刺されており、約1時間20分後に搬送先の病院で死亡した。
引用元:jiji.com
親が子どもを殺したり、子どもが老人を、老人が子どもを、子どもが親を…
なんだかこんなニュースばかりで意気消沈してしまいます。
親殺しという印象だけが残りますが、この事件は16歳の息子がゲーム中に
父親が「ご飯だよ!」と声を掛けたことがきっかけだそうです。
実際は語気を荒げたいいかただったり、命令口調だったりしたのかもしれませんが、
16歳の息子が激昂して父親の首など複数箇所を指したというのだから唖然とします。
わが家も息子がいますので、どうしても自分に重ねてしまう面もあります。
しかもADHD気質の息子は衝動性が強い面があるので気がかりです。
ただ私の場合はうちの子は自慢ではないですが、かなりの確率でグレると思っています。
今はまだ言うことを聞く方ですが、かなり抑圧してしまっている部分も多かったので
その反動はいつかくるでしょう。さらに本来であれば包み込むような母親の優しさや
安堵感が家庭には必要不可欠です。
それがわが家にはどうしても定着することはありません。
アスペルガー受動型の嫁は母親ではあり、もちろん本人なりには一生懸命やっていますが、
子どもからすると無視されたと思うことも多いようで間に入って調整することが本当に大変です。
【親目線で考える】
・ゲームなんかしてないで食事の時間になったら自発的におりてこい!
・もう高校生なのだから、しっかりしないと!
・ゲームばかりしていないで勉強しているの?
親という立場の目線で見てしまうと思うように動いてくれない子どもは
目の上のたんこぶのような存在に感じているかもしれません。
何度言ってもやらないし、言うことも聞かないから顔を合わせるたびに
お互いがイライラ、ケンカが勃発しかねない状態です。
親は子どものことを心配して、いろいろと干渉するのが多いわけです。
この家庭がそうだったかはわかりませんが、思春期に反抗期が激しい子どもは
なにかしら幼少期に大きな抑圧をされて育った可能性が高いと言えます。
親からすれば、
・小学生のときはあんなに素直だったのに、いったいどうしちゃったの?
・お母さん、あなたの考えていることがまったくわからない!
こんな主観で見ていることも多いでしょう。(これはうちの母親の場合ですけど)
今でこそ思いますが、これこそが親の無意識的かつ自分勝手な一面といえます。
自分の子どもだからと言って自分の子どもの理想像を勝手に描いちゃっているんです。
そもそも抑圧された結果、良い子だったわけでその姿は本当ではないのです。
だからこそ、あれやこれやと干渉しすぎることはおすすめできません。
子どもをひとりの人間として見ることは非常に難しいです。両手に乗るぐらい
小さいときから見ていますからね。でも子どもだからと言って親と同じ価値観とは限りません。
【子ども目線で考える】
・散々今まで命令してきて親ぶるな!
・おまえのせいで気分が悪い!
・どうして僕の気持ちをしっかり聞いてくれないの?
・もう鳥かごから出して自由にしてくれ!
生活環境によってさまざまでしょうが、私の場合は良い子にしていた反動がかなり大きい時期がありました。
なんとなく恥ずかしいから親と話したくないという物ではないでしょう。
恨めしいというか憎らしいというか、どうしてこんな気持ちにさせるのに産んだんだよ!
という悲鳴も混在していたのかもしれません。
一言で言えば甘ったれているわけです。
鳥かごで保護されている小鳥が大空を憧れてピーチクパーチク世間知らずなのにいっている感じ^^
あれやこれやと自分の思ったような選択をしないとケチを付けてくる母親とはまったく話をせず、
にらみ倒して「なんだよ」「うるせーな」ぐらいしか言わなかった気がします。
そんなことはあってはいけませんが、もっと酷いトラウマを抱えていたら、
その心境のとき母親に殺意がめばえたかもしれません。そのぐらい鬱屈した気持ちの
はざまで思春期の子ども達は葛藤している場合があります。
もうこうなると、何を言ってもムダの時期でしょう。余計なことは言わないけど
温かく見守るしかないです。
当時ほどではありませんが母親とのぎこちない従属の関係は継続していますが、気持ちが切り替えられたきっかけは一人暮らしをしたことでした。
もう家からでて一人になりたくて仕方なかったのです。
でも、一人で生活することで、あまりにも自分は母親に甘えていたのだと実感させられます。
あまりにも生活観がない自分が情けなくてしかたありませんでした。
そこで初めて母親がいろいろとやってくれていたおかげで生活が成り立っていたのだと実感できたのです。
この一人暮らしがなかったら、延々と反抗心をエスカレートさせていったかもしれません。
子どもに大切なのは自立心です。これをじっくり育てることに親は手を貸しすぎず
見守っていかなくてはいけないのだと思いました。
非人道的な事件の背景には親と子どもの切ない人間関係が潜んでいます。
親はできることはなんでもしてあげたい!と過干渉気味になりがちですが、
親が描いた子どもの理想像を追いかけるのではなく、良くも悪くも子どもが
本心で描いている素の姿を見守りながらみつけてあげたいものです。
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