アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

前にも書いたことがありますが、
⇒善悪含めて、ありのままの自分、パートナー、子供を好きになろう。

アスペとAC（アダルトチルドレン）は関係が良くなかったとしても
ずるずると関係が続いてしまっている場合は、ほぼ共依存です。

良くあるケースは、自己中心的な夫に献身的な妻の組み合わせ。
掘り下げていけば実は、自己中心的な夫はアスペ気味で、献身的に
見える妻はアダルトチルドレンだった。

世間から客観的に見ると、自己中心的な夫が問題の元凶と思われる
人がほとんどだと思います。

しかしながら、もし献身的に支える妻がその生活に不満や憤りが
張り裂けんばかりになっているのであれば、
それは献身的な妻の中にも問題を肥大にさせる材料があるわけです。

人それぞれ、離婚できない理由はあるでしょうが、
その関係を継続しないという選択も当然選べたわけですが、
結果的に選んではいないのが現実です。

献身的な妻からすれば、そんなことを言われたら、おそらく
称賛だけが欲しいACなら余計にむすっとしてしまうでしょう。
｢褒められるようなことはしていても、批判されるようなことはしてない！｣
｢私の気持ちなんて誰もわかってくれない！｣
と、思っているでしょうから。

そしてこんな様なことを言う人も多いそうです。
｢私がいないとあの人は駄目になる｣
｢あの人を見ていると心配で心配で｣
｢やっぱり、私が最終的には何とかしてあげなくちゃ｣

これは、表面的には私自身も無意識に思っていたことですが、
相手のために尽力しているわけですから、もちろん良いことを
しているという自覚があります。

ただ、これは実は｢相手を支配する｣という二面性も持っています。
相手を心配に思う優しい面が全くないというのではなく、
無意識的に、相手を支配したい欲求も働いているということです。
だから、支配した相手が自分の思うように動いてくれている
うちは、関係性は凄く良好に推移します。

共依存対象者がアスペであると、いつかは自分のコントロール範囲から
必ず外れる出来事が頻発してきますので、より関係は悪化していきます。

それでも、共依存であると、自分が何とかわからせてあげよう、
と今まで以上に頑張って自滅してカサンドラ症候群と呼ばれる
ような状態に陥ることは珍しいことではありません。

自分をコントロール出来なくなったカサンドラ人は、
次第にアスペ対象者に対して攻撃的になってきます。
時には、相手を全否定するような言葉も盛り込んで。

その結果、相手は二次障害になり、2人あわせて
うつうつコンビのできあがりになってしまいます。

こうなってしまうと、当事者同士でどうにかしようにも
どうにもできません。お互いピヨッているわけですから＾＾

子供がいれば、当然矛先は子供へ向けられ、
機能不全家族全開の家庭が完成します。

子供はアスペかACになり、同じ連鎖が続いていきます。

私自身の体験談なので全てに当てはまるということでは
ないですけどね。