2017年09月10日
親にとってはしつけの一環?!教育虐待の線引きは親ではなく子どもが決める
20代の大学生・Hさんは子どものころ、父親からレーシングカートの訓練をさせられました。日々の訓練は厳しく、頭を叩かれたこともあるそうです。「グランプリで優勝したこともありますが、やりたくないことだったので不満が鬱積し、成人した今でも嫌な思い出として残っている」といいます。
スポーツ選手が自分の子どもにも同じ競技をさせ、子どもも結果を出した場合、テレビなどではしばしば「親子鷹」として取り上げられます。ただし、Hさんのように、何も本人に残らなかったケースもあります。こういったケースは「教育虐待」とはいえないのでしょうか。
引用元:ライブドアニュース
習いたくもない習いごとを進められるのは本当にしんどいと思います。
教育虐待の問題点は、親はしつけだと思っていることです。
結果的に幼いころ不本意ながら習いごとをやらされたけど役に立ったと
思う人もいるでしょう。しかしそれは自分の苦しかった経験を良い経験に
正当化しようとする記憶のすり替えとも言えます。
私自身は、物心ついたときは母親の顔色をうかがう人間になっていました。
だからあまり強く反抗すると言うこともなかった気がします。
そういうこともあってか、英会話教室や習字、水泳、剣道などことごとく
私がやりたくないものであっても、しぶしぶやりました。
もちろん親にはしぶしぶをわかって欲しいという気持ちはありましたが、
「今やっておけば、大きくなったときにいろいろ役に立つから!」
と理屈が通っているようで、まったく具体的な理由が欠けている言葉を投げかけられました。
おそらく母親が習いたかったもの、世間でこれをやっておくと良い子に育つ!みたいな
価値観でごり押ししてきたのではないかと思います。
母親の顔色はうかがっていましたが、流石にやりたくありませんから、
表情が曇ったり、うつむき加減になったりする回答もあったでしょう。
しかし、その態度を見ると豹変したように、脅しに変わるんです。
「やりたくないんだ〜」
「大人になっても泳げないのは情けないよ」
「国際化してくるのだから英語ぐらい話せないと」
「心を鍛えるなら武道が良いのに…弱い人間になるよ?」
直接的ではないですが、なんかまずいのかな?と思うような
ことを嫌な顔で言ってくるんですね。これがいやでいやでね。
思ったように快諾しないと機嫌が悪くなります^^
遠回しに選択肢をつぶして「やる方向に誘導している」のです。
母親は前よりマシになりましたが、現在でも似たようなことはあります。
「この本良いこと書いてあるから読んでみて、送るから!」
気持ちはすごくわかります。おそらく共感したいのだと思うし、
自分のおかげでスキルアップした!という実感が欲しいのかもしれません。
しかし、親に勧められた本は中身がいくら良かったとしても
昔のように身構えてしまう一面があります。
嫌なことをこちらの気持ちを無視して押しつけられたと。
子どもって本当に繊細です。私は自分でそんな経験をしているのにもかかわらず、
我が子に対して、同じようなことをしてしまうこともしばしばです。
まるで自分の中に母親が住み着いているかのごとく、
母親だったらこんなこと言うなあと言った後に気がつき
自己嫌悪になるのです。
教育虐待は非常にわかりにくい一面を持っていますが、
子ども自身にさまざまな経験をさせてあげたい気持ちはわかりますが、
「やる気スイッチ」を強制的に親が押してしまうことは本当に問題です。
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