アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

発達障害、自閉症スペクトラムのパートナーを
持つと、毎日自律神経が交感神経に偏りがち
になるでしょう。

こちらの思惑を理解してくれず、相手に振り回されている
ことが多くなるからです。

人間思ったようにいかないと、誰でもイライラしてきます。
完璧主義のACだとそのイライラが病的なものになったり、
中年女性であると、更年期障害なども併発していて、
自分の自律神経のコントロールが本当に難しくなります。

パートナーで苦労した人は、お子様がいれば、子育ても
相当大変な思いをして、お子様と向き合われただろうと思います。

本来なら可愛い我が子ながら、
目線を合わせない、言うことを聞かない、すぐに物を壊す、
突然癇癪を起こす、約束を守れない、などなど、
毎日、向き合っていると憎たらしいと思うことも
正直あるでしょう。



世間は、発達障害、自閉症スペクトラムには療育、療育
と言っていますが、毎日のことですので、当事者と指導する側
は思った以上に苦戦を強いられることが多いのです。

家の場合は、療育なんてたいそうな物ではないですが、
なるべく、空間認識力を問わせるような訓練はするように
心がけていました。

どうぶつしょうぎもその一環です。



将棋をやったことがある人でも、ない人でも、
ルールが覚えられるような成長段階であれば、
誰でも出来ます。

この前話した、アルゴと同様、大人がやっても
なかなか面白く、子供がルールを理解してくると、
それなりに白熱戦を繰り広げることも可能です。

将棋って、何十手先まで考えて試合をしているらしいですが、
そこまでではないにしろ、このどうぶつしょうぎをやっている
と、これを動かしたら、次にとられちゃうなぁ、とか、
こっちに動かすと次の次にとられちゃうなぁ、とか、
駒は少ないながらも、結構頭を使うのです。

発達障害の人は、見えない未来や先のことを
考えるのが苦手な人が多いですよね。
そういった所を、小さいうちに訓練してあげよう
というものです。個人差で理解度は異なるでしょうが、
なにより、予想以上に楽しいことが親子の絆としては
良いことだと思いました。

そんなことで、多少なりとも鍛えられたアスペ息子は、
いまでは、アスペ嫁に余裕で勝ってしまうまでに
成長しました。というかアスペ嫁が弱すぎ。。。

自閉症スペクトラムと対峙した人だからわかる、
将来の不安や悲壮感や落胆など複雑な感情は
ありますが、せっかく生活していくなら、楽しく
生活に工夫を入れて過ごしていきたいものですね。

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