2017年08月06日
アスペルガー症候群の思春期は複雑!彼らの安住の地はどこにある?!
母でもない、まして母になることも絶対にない17歳の男子ですが、「毎日かあさん」が卒母するというのでペンをとりました。母はよくこの新聞に投稿しており、特に私のエピソードが多いです。そのことで私は「そんな内容の文章を書かないでほしいのに」と思い、しばしば言い合いになってしまいます。そんな母が「毎日かあさんが卒母するなら、私も卒母するよ」と言い出しました。私は、生まれてから誰よりも近くにいる母親がはなれてしまうようで、やめてほしいと思いました。他人から見ればマザコンか甘えているだけだと思われそうですが、そうではないのです。
私は「じりつ」がうまくありません。自分を律する方の「自律」です。私は感情の起伏がはげしくて、いつも周りに迷惑をかけています。その私のブレーキ役を長年やっているのが母なのです。そんな母が「卒業」してしまっては、私は暴走特急になって、より被害が拡大してしまいます。まだ「私」という人間が形成されていないのです。ですから、もう少し「卒業」は待ってください。母上。
引用元:おんなのしんぶん
これは、おとなのしんぶんにのっていたアスペルガー症候群の17歳の子どもの
手記だそうです。母親と息子で毎日がケンカの雨あられ。
なんだか自分の家庭の未来を見るようでぞっとしてしまいました。
うちの息子はまだ小学生ですが、多動性の部分は理屈や知識で
おさまるような性質のものではありません。
年々できるようになることは増えていくのですが、
クセが常態化していきます。
・なにかに触っていないと気が済まない
・なにかに寄りかかっていないと気が済まない
最近はこの2点に集約されています。
客観的に見ると不真面目に聞いているように見られてしまいがちな
態度になるので、注意はしますが焼け石に水です。
本人もそうしたいと思って行動していると言うより、
気がつくともう手が出ていたり、寄りかかっていたりする
という無意識下で行われます。
注意をされると無意識にやっていることなので、
自分がやりたくてやっていることではないと
不愉快な表情になります。
自分は悪くないのに怒られたり注意されたりする流れは
連日ストレスが塵も積もれば山となる状態になっていることでしょう。
これが中学、高校となっていくともっと激しい抵抗をするのでは?
という意識を私自身も持っています。
冒頭の記事の母親が発達障害なのかはわかりませんが、
わが家の場合は母親も発達障害傾向ですので、このバトルも
さらに激しくなります。
和解とか譲歩という発想が両者にないので、
いつまでも水と油の関係をつづけることになりかねません。
これを仲裁する私がいるうちは良いのですが、自分が居なくなったら
こんな状態になってもなんらおかしくはないのだろうと感じてしまうのです。
やはり社会が発達障害を受け入れられる世の中に変化していかないと
彼らの行き場は自分の家のみになってしまいかねません。
本当に悩みの種ですね。
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