2017年07月31日
発達障害ビジネスは期待値が高い?!しかし危険性に警鐘をならす先生も!
発達障害に対するビジネスが出てきている理由としては以下のものが主である。
1. 発達障害という言葉は誰もが知っているかもしれないがその解釈が一定ではない。
2. 発達障害は明確な原因がなく、科学的根拠によって確立された治療法が少ない。
3. 発達障害の診断は適切になされているとは限らず、しばしば過小あるいは過大である。
4. 当事者や保護者にとっては抱えている社会的困難から藁をもつかみたくなる。
5. そもそも医療や公的支援であってもビジネスであっても質の評価が容易ではない。
引用元:現代ビジネス
本ブログにおいても、何度か発達障害に関するビジネスについて
話したことがあります。上場企業で言えば株式会社LITALICOが身近でしょう。
当事者が近くにいる身としてはさまざまなサービスや関心を持てる環境が
増えることは非常に良いことだと思っています。
上記の記事は小児科専門医・医学博士の平岩 幹男氏が書いた記事ですが、
少し異なる目線で発達障害ビジネスにメスを入れています。
適正な情報が増えていくことは選択肢がふえるため一般的には良いこと
と思われがちです。しかし選択肢が増えると言うことはそれなりの
知識がないと判別できないと言うことでもあります。わらにもすがりたい
当事者や支援者にとってこれ以上脳を酷使するのは思った以上に大変だったり
するわけです。
がんビジネスというものと重ねた表現もしていますが、
たしかにそういった一面もなきにしもあらずです。
実際にがんビジネスは相当の大金がうごくことがわかっています。
さまざまな業者がもうかるとしてアガリクスがいいだの、フコイダンがよいだの、
ビタミンC療法がよいだの末期がん患者を翻弄させます。
それで少しでも助かる可能性があるなら…と
なけなしの貯金を切り崩して大金を支払う人はいまだに多いです。
がんは大変な病気であることはたしかですが、障害ではなく病気です。
発達障害に関しては、障害ですから、一般的に完治するということを
期待すること自体が誤りでしょう。しかし悪徳なビジネスがはびこってくれば
甘い汁をすいた業者が参入してくる可能性はゼロではありません。
障害がなおる!発達障害にとっても効く!なんていう
形で商品が売り出される日も遠くはないかもしれません。
信じる者は救われると言いますが、現実世界では必ずしもそうではありません。
信じる者は→信+者=儲かるなんていう人もいます。
どんな訓練だろうが治療だろうが、盲信的に信じ込んでしまうと言うのは
思考の停止した状態です。思考停止した人間にはずるい人間がよってきますので
そういったいみではしっかり発達障害ビジネスの真相を見守っていく必要がありそうです。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと [ ...
2週間無料でスタート!クラウド型レンタルサーバー「Zenlogic」
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6543468
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック