アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

ちょっと哲学的になりますが、アスペ嫁に出会うまで、
幸せって言う言葉がいったいどういうことなのか
漠然としか理解していませんでした。

私自身、最近になりＡＣぽいと気づいてから、
幸せってどういうことなのだろうと考えるようになりました。

ＡＣのインナーチャイルドを癒やす本をたくさん読んで
行く過程で、自分は結構生きづらいと無意識に思いながら
生活していたことに気づかされました。

そんなに不満で不満で仕方が無い生活をしていた
訳ではありませんが、どうしても物事を楽しむまでとか、
取り組むまでとか、もの凄くエンジンがかかるのが遅いんです。
（これは自分の根幹が完璧主義的だからだと考察してます）


友達と遊ぶ約束を自分からしているのに、その当日になると、
なんだか億劫な気分になってきて、行きたくなくなったりは
結構ありました。

そのくせ、ひとりぼっちでいると、誰も相手してくれないと
心ではひねくれた感情があるなど、なんとも自分で自分が
よくわからない感じだったかもしれません。

楽しむまでに時間がかかるんです。
多分周りの様子を見ながら、自分を出していって良いのか
探っているのかもしれません。

ただ、友達と遊びに行けば結局は楽しんでもどってきて
いる自分がいたりしています。

当然、学生時代や、結婚前は自分の幼少期の両親との
関係が起因しているとは、理解も出来ていませんが、
無意識に最初に思い浮かぶことというのが、悪い出来事
ばかりなのです。

これは意識的で無く、無意識の段階なんです。

真面目な自分が嫌いなあなたへ。

例えば、小さい頃は近くで救急車や消防車のサイレンがなると、

「自分の家が火事かもしれない」
「自分の母親が救急車で運ばれたかもしれない」

こんなことが自動思考で頭に浮かんできてしまうのです。

無意識に親から植え込まれたであろう劣等感は、
手を変え品を変え、頭の中を占有しようとおそって来ます。

自動思考でそういうことを思うたびに、不安や恐怖が襲ってきて
自分自身を自分で傷つけているのに気づけない症候群の
スパイラルにはまっていく人が多いのでしょう。

幸せとは、自分の脳みそが幸せだと感じないと
幸せでは無いわけですが、こういう思考回路が
定着している人は、どんなにお金があっても
良いパートナーを得ても、仕事がバリバリ出来ても
悪いことが起こるかもしれない症候群ですので、
自分で幸せであると感じることが出来にくいのだと
思います。