アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

アスペ嫁というか、発達障害というものと向き合っていく上で、
大切なことがあります。

まず一番大切なことは自分自身を見つめ直し、
相手に見返りを求めないような心を養いつづけること。

そして、発達障害という、なんともわかりづらい特性
を勉強して、理解しつづけて受け止め受け入れること。

最後に、もし子供が出来た場合、
かなりの確率で,自分の子供も
発達障害の可能性が高いこと。

発達障害は細かい話、どのぐらい遺伝するとか
細かいことは研究中だそうで、はっきりしたことは
わかっていません。

ただ、以前お話ししたように、アスペ人口は男性の
方が多いですので、男の子が産まれるとその確率
も上がると思います。

ＡＳ（アスペルガー症候群）に限定しなくても、
何らかの自閉症スペクトラムに該当することも多いです。

我が家の場合、病院受診をしていないので未確定ですが、
男の子はアスペかどうかはわかりませんが、かなり落ち着きが
なく、何てこと無いことですぐけがしてしまう不注意な面が
かなり目立ちます。

どちらかというとＡＤＨＤと言った方がわかりやすそうな感じです。



私自身が、療育まがいなことをやっているので
少しは訓練されている部分はありますが、
文字を鏡文字で書いたり、サリーとアンの問題も
全て間違ったり、何百回同じ事を言っても忘れて
同じ失敗をしてみたりと、見えない部分は感性が異なる
様な感じです。

大人の発達障害の場合、既にいろんな人生を
歩んできた上で、わかることが多いので、個人差が
もの凄く多くなり、訓練などしたとしても改善していく
ことはとても困難な物になります。

子供の場合は、いくら周りが理解してくれなかったとしても、
自分たち夫婦さえ、我が子の障害を理解して、
受け止め、成長スピードにあった療育を進めてあげれ
ば、放置されて大人になってから発見される発達障害
で苦しむ大人よりは、社会で生活しやすくなります。

発達障害という概念を理解するには、自閉症という
障害をまず必ず理解しないといけません。

私は、正直、自閉症って言葉は聞いたことがありましたが、
結婚して、子供が出来て、嫁がアスペ気味だとわかり、
子供も発達障害気味だとわかるまで、意味をしりませんでした。

なんとなく、自宅にこもっている、引きこもり的なこと
を自閉症というのかとさえ思っていました。

現在では、アスペもＡＤＤもＡＤＨＤもＬＤやその他発達障害も
自閉症スペクトラムという言葉で統一されました。
もの凄く境界や診断が難しいのと障害が個別に理解されて
誤解を招きかねないという意味もあるのかもしれません。

自閉症スペクトラムと言う名前の中に自閉症と入っているように、
発達障害は自閉症の一種なのです。



なんだかわかりにくいですが、アスペもＡＤＨＤもＬＤも
大きなカテゴリで言えば、自閉症なのです。

【厚生省　e-ヘルスネットでわかりやすく説明書きがあります】
⇒e-ヘルスネット　自閉症についての説明

⇒e-ヘルスネット　アスペルガー症候群についての説明

知的レベルが高めな人が、アスペルガーと診断され
ることが多いようです。

アスペ嫁は、女性でかつ受け身型なので、多動性はありません。
自分の子供が発達障害かもしれないよと何万回も説明しているのに、
多動性がある息子のことを、じっとしていなさいと怒鳴り散らします。

自分が発達障害だから、子供が発達障害でも理解しやすいだろう。

私はこんな甘ったるい考えをしていました。

発達障害は、相手が親密であろうがそうでなかろうが、
気持ちを察することは出来ないって勉強したつもりなのに、
実生活上ですと、忘れて自分目線で見ていたのです。

アスペ嫁は、アスペの子供を全く理解していません。
かわいそうに、本来受けるべき、母親の優しさであるとか、
ぬくもりとかは受けること無く育ってしまうでしょうね。

この人たち、確かに同じ家族という船には乗っているのですが、
意思がかみ合わず、ほとんどが目指している方向が違うという
感じです。

私は前に進もうとオールを漕ぎ、嫁は右に行きたいとそちらに舵を取る、
子供は、後ろに行きたいと舵を取る。この結果、船はまっすぐ進まず、
ぐるぐると回ってしまいます＾＾

まるで今の私の頭の中のようです＾＾

私の立場からすると、自分を受け入れ、嫁の障害、子供の障害
を受け入れ、みんなが上手くいくように舵取りをしていくという
使命がありますので、一つずつ駒を進めていければ良いかな
と思ってます。

呉越同舟でも良いから、前に進む手立てを見つけたいですなぁ。