2017年09月15日
発達障害の診断に依存しすぎると状況はかわらない!当事者と支援者が困っているという感性が重要!(その1)
発達障害の人が、その症状のために困っているか困っていないかというのは、生活している環境によって違います。同じ人でも、この環境で生活していれば困らないけれど、別の環境に移るととても困る、というようなことが時々起こるのです。
引用元:読売オンライン
発達障害の認知が広がってきたことにより、病院へ診断を
依頼する人も増加傾向のようです。診断をするか否かは、
当然その家族が判断することなので選択したい方を選ぶことで問題ないでしょう。
ただ一番問題なのは、支援者が発達障害と疑わず受信するようなときです。
支援者からすれば、間違いなく発達障害だと決めつけているケースもあり
医者がその特徴を発達障害と診断できない場合、トラブルにもなりかねません。
現実的に発達障害を診断できる医者は増えてきてはいるものの、
目で見える障害ではないため病院に行けば必ず診断されるというもの
でもなかったりします。
わらにもすがる思いで受診した人にとっては憤りすら覚えることもあるでしょう。
病院で診断をする理由は人それぞれだと思います。
昨今は行政サービスなども拡充しているので、それらを受けるために確定診断を
したい人もいるでしょう。だから当事者が受診したい!支援者が受診したい!という
ときはとりあえず病院へ足を運ぶことは良いと思います。
ただそこで言われたことだけがすべてと思ってしまうのは危険です。
正直医者でもすべての発達障害の状態を把握していない場合も多く、
かつ初診の1時間あまりで相手のことが100%理解できると言うことも
あまり考えにくいからです。
薬物療法や認知行動療法などさまざまな選択肢はありますが、
根底からすっきり改善して…ということは障害の性質上難しいです。
診断時は当事者も支援者も肩の荷が下りたような安堵感をうけることが多い傾向です。
「やっぱりそうなのか」
「私が悪いわけじゃないんだ」
「自分の育て方が悪いんじゃないんだ」
そう思えるからこその安堵です。
当事者も支援者も生活の中で上手くいかないことを自分の責任に
感じながら生きているケースは多いです。自己肯定感を少し取り戻すこと
がきっかけで許容範囲が広がり不安な面が少なくなれば一番です。
しかし人間というものは、良くも悪くもその環境に慣れてしまいがちです。
診断されて発達障害とわかったとしても、一向に改善しない発達障害の当事者を
みているとヤキモキしてくるということも重々あり得ます。
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