アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

→自分の誕生日が楽しめなかったあの時期は何なのだろう？！（その1）

しかし時は流れて20歳前後になると別な感情が湧いてきます。
親元から離れた開放感や直接干渉されない気持ちよさがあたりまえの感覚に
なってしまったあたりでは、自分の誕生日が凄く気になるようになったのです。

恋人がいるときであれば自分の誕生日を盛大に祝ってもらいたい…
恋人がいないときであれば友達に自分の誕生日を盛大に祝ってもらいたい…




親の「祝ってあげているのだ」というような何気ない一言に私のナイーブな
心は傷ついてフタをしてしまったのかもしれませんが、やはり自分が生まれた日は
心のどこかで盛大に祝ってもらいたいという欲求が肥大化していきます。

欲求が肥大化していくということは、私の場合はどんどん理想が高くなるということ
でもありますので、結果的には自分が満たされるような理想になることはなく落胆し
自己嫌悪に陥るような悪循環が定着していきます。

ひとことでいえば、面倒くさいやつということになります＾＾

仮に誕生日を祝ってもらったとしても、自分の思ったような祝われ方ではないと
心がどこかですねてしまい、不満足だけが残るという失礼な態度。
祝ってもらえなかった場合は、それはそれで「だれも自分のことは気にかけてもくれない」
とネガティブにとらえてしまい自分の誕生日をよりいっそう悲劇のヒロイン的な見方をして
しまうこともありました。




結局、どっちをやっても面白くなさそうな顔するじゃん？と当時の彼女にいわれたことが
あります。「だってわかってくれないじゃん」みたいな子どもみたいなことを言っていた気がしますが、
今思えば本当に面倒くさい奴だなぁと我ながら思います＾＾

要は自分の思ったような盛大さでかつ思った通りの祝われかたでないと満足しません。
でもそんなことはまず不可能ですよね。まあこちらがこうやって欲しいと細かく指示をしたのであれば
理想に近づくということはあり得ます。しかし、なにも言葉を発せず自分のことをまるごとわかって
くださいって＾＾そんなの無理です。でもそういうすべてを受け止めてくれるような人を心のどこかでは
探していたのかもしれません。

そんな人は世界中にまずいませんから、それこそアニメのキャラクターに恋をしてこの人と
結婚したい！なんていっている感じです。

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