アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

→「〜こうすべき」「〜しなければならない」という思念が強い人はカサンドラ愛情剥奪症候群になりやすい？！（その1）


カサンドラ愛情剥奪症候群を癒やしていくには、きれいごとだけで
簡単にすっきりなんてことは正直むずかしいです。

長い時間を掛けて少し改善したかなぁと思っていても、
ちょっと油断すると偏った考え方の癖がひょっこり無意識に
顔を出してくるのです。

本当に困った物です。

自分自身が爆弾で導火線があらゆるところに配置されているような状態になってきます。




周りから見ると、おそらく、
・いつも機嫌が悪そう
・カリカリ、イライラが伝わってくる
・話しかけるなオーラがでている
・あなたと私は格が違うんだオーラが出ている

そんな風に見えるかもしれませんね。だから余計に周りの人にも気を遣わせます。
定型の人であればこういう人とであったら危険そうだからあまり腫れ物に触るよう
なことをせず無難な対応をするのですが、アスペルガー症候群の人はこういうことが
苦手なのでどんどん導火線に火を付けていくことになります。

ここで問題となってくるのは、火を付けているのはアスペルガー症候群のパートナーで
あることは多いワケですが、その時限爆弾を自分にセットしているのは実は自分であるからです。

しかし冷静さを欠いた状態や、悲しみや怒りで押しつぶされそうなときと言うのは、
そんなことに気づくことは当然できません。気づいたからといってすぐに状況が
好転するわけでもないのでこれがまたややこしいと言えます。

「あんたまた変なことしたら獏単にスイッチ入れるよ？」
「もう爆発しないから私の気持ちをいい加減分かってよ」

そんな思いで毎日を過ごすことにもなりますが、結果的にアスペルガー症候群の人は
言葉ではわかったと言っても計画したり、実行したり、改善するというのは大の苦手
分野ですので約束を守られないことが連続すると家庭内はすさんだ雰囲気になってくるわけです。






カサンドラ愛情剥奪症候群の人たちはおそらく相手が変わらないことを理解しても
心は結局苦しいままです。それは心の根底にある寂しさが今目の前のパートナーに
向けての感情だけではないからです。ひとそれぞれエピソードは異なりますが、
なにかしら幼少期の満たされなかったインナーチャイルドが存在していることが多いのです。

このインナーチャイルドを向き合い、受け入れ、手放すことができると、今までよりは
喜怒哀楽のコントロールができるようになることが多いといわれています。

しかし、そうだからといって精神的に不安定な状態でインナーチャイルドを
癒やそうとするのは危険です。フラッシュバックとまではいかないかもしれませんが、
当時の寂しさや、悲しさ、怒り、孤独感などが一気に自分に襲いかかってくるからです。

こんなツライ毎日を過ごしているのに、どうしてまた嫌なことを思い出さなきゃいけないの。
なんで私だけ不幸なんだろう。そんな気持ちにさいなまれて余計に不安定にしてしまうことも
珍しくありません。

今までフタをしていた感情ですから、相当濃縮された感情がそこに待っています。
カウンセリングにいくことももちろん選択肢の一つですが、相性が合う先生を
見つけるのは結構大変です。




私自身はこのブログがそういう感情をうまく手放して行く場所として書いています。
同じように苦しんでいる人は世間にたくさんいると思いますが、自分の気持ちを
尾ひれや誇張なしに等身大で書いてみるということは大切だと思います。

ひとりで自分の過去に向き合うのはたいへんなことですが、同じような苦しさが
少し分かる人に聞いてもらったり、意見を交換するだけですこし自分の気持ちが
整理できる面もあるとおもうので、コメント欄は気軽に使って欲しいです。

カサンドラは被害者だ！というコメントをする人もいますが、向上心が強い
カサンドラが集まればなにか良い物がうまれてきそうな気がしますね。

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