2016年10月19日
発達障害と虐待の因果関係はあるのか?満たされていない親ほど危険度が高まる。(その2)
→発達障害と虐待の因果関係はあるのか?満たされていない親ほど危険度が高まる。(その1)
満たされていない親が子育てをすると、虐待のリスクは高まる私は思っています。
その理由のひとつに子育てと向き合うと言うことは、どこかで自分自身と向き合わなくては
いけない状況に陥るからです。
私たちの子育てというのは面白いぐらいに自分の親から学んだことを実行してしまいます。
それもそのはずです。子どもがどうやってできるのかの勉強はすくなからずしますし、
思春期を経れば自然と理解はできます。
しかし、子どもをどうやって育てたらいいか?という学習って学校では教えてくれません。
ですから、子育てとは自分の先入観や自分のその点での常識レベルで展開されていくのです。
その基盤となるのが自分の育ての親が自分にしたことが参考になります。
我が子を育てる上でどうしても潜在的に自分の幼い頃どう育てられたかが基準になるのです。
私の母親のように、ため息をついたり、お金さえあれば…とかテンパると怒りを表現して
子どもを抑圧することで子どもをコントロールしていた場合、私にも潜在的にはその
子育て方法が植え込まれていると言うことです。
メンタルが強い人は、そうした逆境をはねのけ自分で自立してアダルトチルドレンから
抜け出すという人もいます。しかし多くは自分が親になってから子どもを通して自分の
満たされない感情がふつふつとわいてきてくるしめられるということが起きます。
国や行政がすべきことは間違いなく虐待されている子ども達を確実に
保護することができるシステムです。
いくら素晴らしい子育て方法を理屈で教えたとしても満たされていない親は、
昔の自分と親との関係に線を引くことができず、状況を悪化させます。
子どもが発達障害だから育てにくくて…ということは実際間違いなくありますが、
子育てがしんどくて虐待に繋がりそうな理由は自分が満たされて田舎らという面もあるのです。
自分が何に満たされていないのか?どんなことがあってその思念が生まれたのか?
そういったことを少しずつ向き合う必要性があります。
そして、最終的にはそのときに抱いてしまった感情は嘘なんだよ!
いま毎日当たり前に食事をして、当たり前に朝起きられていることがすばらしいことなんだよ!
と昔の自分に教えていく必要があるのです。
満たされていない親の感情は弱者に向かいます。
自分でまだ梶が切れると思うときは子どもをコントロールすることより、
自分自身の感情をコントロールさせる方法とむきあうようにするとよいでしょう。
自分が不幸せだと決め込んでいるのは自分自身です。
逆にちょっと幸せだったなと思えれば、ちょっと幸せな自分なのです。
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当事者の方のコメント感謝致します。
当事者の方からすると私の文才のなさで単に悪口を書いているようにも
みられるでしょうから、本当ありがたい気持ちで一杯です。
家族一丸で同じ方向でやっていく!という気概がつよすぎたきはします。
これはあくまで私の理想ですから。家族といえども個別に思っていることは
異なるのだから、ぴっちりきっちりいかなくてもイライラするひつようなんて
ないのですよね。
そのお友だちからすると世間一般的な常識というかマジョリティ的な発想
での話ですよね。心配だから結婚をする。不安だから結婚をするというのは
その人の先入観ですから、ある意味冷静ににぼし様は世の中に流されず
判断できていると思います。
結婚する=善 結婚しない=悪
みたいな思想が高齢になればなるほど強い先入観でありますから、
当事者からすると、困ることも多そうですね。
家族のどんな事でも向き合っていく姿勢が伝わりました。管理人さんは実直で真摯なんですね。
私自身は今まで恋愛や結婚も縁が無かったので
パートナーとの衝突はありません。結婚感について友人から「心配だ」「不安にならないの?」と良く言われますが、何を伝えたいのか分かりません。ここらへんが健常者との違いなんでしょうが。