アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
プロフィール

joker1960
https://fanblogs.jp/gianst/index1_0.rdf
















リンク集










<< 2008年09月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        










日別アーカイブ










月別アーカイブ










カテゴリアーカイブ










最新記事

















































広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
2008年09月22日
攻めの原采配ピタリ!10連勝で虎捕まえた
ついに虎を捕まえた!巨人は21日、阪神との首位攻防戦に3連勝。チーム16年ぶりの10連勝で首位タイに浮上した。5回に1点差に追い上げたところで原辰徳監督(50)は先発の上原に代打・大道を起用。積極的な采配が一挙8点のビッグイニングにつながった。96年メークドラマを超えるセ界最大13ゲーム差をひっくり返しての逆転Vへ、このままゴールまで突っ走る。

 開幕から131試合目で、阪神をとらえた。92年以来16年ぶりの10連勝。7月9日の時点で巨人が39勝37敗2分けの3位。阪神は51勝23敗1分けの首位。実に13ゲームの大差をつけられていたが、そこから奇跡のロングスパートを見せ、約2カ月半、53試合で追いついた。会見場に姿を見せた原監督は気持ち良さそうに、おしぼりで顔を覆った。

 「(阪神戦を)3つ取るという気持ちで来て、結果的に取れたことは大きい。全員で戦う。一戦一戦そうやってきた。この勢いを持ってしっかり戦っていきたい」

 攻めの采配に迷いはなかった。0―2の5回。谷の適時打で1点を返し、1死一塁から坂本の右前打で一、二塁となったところで指揮官が動いた。5回まで2安打2失点の上原に代打・大道を送った。死球で満塁となり鈴木尚の右中間2点二塁打で逆転。その後も李スンヨプの3ランなど打者11人攻撃で8得点を挙げ、試合を決めた。「(岩田が)いい内容で放っていた。あそこは勝負だと思った。勇人(坂本)がよくつないでくれた。2死一塁なら上原を(打席に)いかせていた。それぞれがいいものを出してくれた」

 阪神を追いかける立場で、じわりじわりと差を詰めてきた。そんな中、原監督はチーム全体を見渡しながら指揮していた。昨年のクライマックスシリーズに腰痛で出場できなかった高橋由を、若手の亀井やベテラン・谷と併用しながら使った。我慢の起用法で、勝負の秋をにらんでいた。13ゲーム差の7月。松尾育成ディレクターが作成した、2軍選手の育成状況のファイルを手にすると「よくまとめてくれた。オレの手元にも置いておきたい。もう1セット用意してくれ」と依頼した。1軍だけでなく2軍選手にも目を配って戦った。

 逆転打を放った鈴木尚は、珍しく二塁ベース上でガッツポーズした。「上原さんを代えたということはベンチが勝負に出ているということ。大道さんが身をていして出て、積極的にいこうと思った。ベンチで上原さんがガッツポーズしてくれたので、僕も自然と出ました」。攻めの気持ちはナインに浸透していた。

 「まだ振り返るのは早い。チームの目的は1つですから。振り返って多くの話を出すのは正しくない」と原監督は語気を強めた。まだ通過点。22日からは8勝11敗1分けと苦手にしている広島との4連戦が控える。残り13試合。セ界最大の逆転Vへ、原監督は攻め続ける。

Posted by joker1960 at 09:44 | ニュース | この記事のURL
2008年09月22日
「サイコーっす!」スンヨプ口火安打&トドメ弾
思いのすべてを流ちょうな日本語で絶叫した。「サイコーっす!絶対に優勝しまーす!!」。鈴木尚とともに上がったお立ち台。オレンジ色に染まる右翼席から大歓声を浴び、李スンヨプは最高の笑顔をふりまいた。

 鮮やかな逆転劇の口火を切った。5回、先頭で岩田の外角スライダーを左中間にはじき返す二塁打。4回の攻撃前、ベンチ前の円陣で篠塚打撃コーチが「詰まってもいいからセンター方向へ」と指示した通りの一打だった。

 これで打線にスイッチが入った。鈴木尚の逆転二塁打で岩田をKO。さらに2死満塁からラミレスが中前へ2点打。そして締めは再び李スンヨプ。2死一、三塁で回ってきた、この回の2度目の打席で右翼2階席の上の壁にぶち当てる超特大の135メートル3ラン。「打球は見えたけど、あそこまで飛んだのはファンの応援のおかげ」と感謝した。

 開幕から14試合で中軸を務めたが、絶不調で4月14日に出場選手登録を抹消された。以降3カ月以上の2軍暮らしを支えてくれたのは表舞台にはい上がろうとする若手だった。降格当初は精神的にもふさぎ込んでいたが、円谷、会田らが親しみを込めて韓国語で「兄貴」を意味する「ヒョン」と呼んでくれた。徐々に明るさを取り戻し、逆にドミニカ共和国出身で頭部に円形脱毛ができるほど落ち込んでいたオビスポを、なじみの韓国料理店へ連れていって励ました。

 北京五輪後、初先発となった8月28日の横浜戦前には円谷に電話で「これからスタメンです」と報告。即恩返しとはいかなかったが、後輩への感謝を忘れなかった。

 チームを10連勝へと導いた韓流砲。だが、満足などしていない。「このまま最後までチームに貢献したい」。残り試合、そしてCSでも打ちまくる。スンちゃんの恩返しはまだ始まったばかりだ。

  ≪ラミ セ外国人最多安打≫ラミレスがセ・リーグの外国人最多安打記録を更新する1338安打をマークした。2打席凡退で迎えた5回2死満塁、代わったばかりのアッチソンの直球に詰まりながらも中前2点打。今季、数々の記録を更新し続ける助っ人は、新たな金字塔に「ベリーハッピー。打席では自分らしくつなごうと思った。記録は神様に感謝したい」と話した。

Posted by joker1960 at 09:36 | 試合結果 | この記事のURL
2008年09月21日
虎連破!ラミ40号!レジェンド爆進16年ぶり9連勝
 巨人が16年ぶりの9連勝で、最大13あった阪神とのゲーム差を1とした。初回、ラミレスが自己最多タイの40号3ラン、続く李承ヨプが6号で一挙4点。2回には小笠原が2試合連続の31号2ランとクリーンアップの本塁打競演で大量リードし、その後、阿部にも20号2ランが飛び出した。ラミレスは2安打で通算1337安打。与那嶺要(巨人など)に並ぶセ外国人最多安打をマークして、快勝に花を添えた。21日、10連勝すれば、ついに虎と同率首位となる。

 跳びはねながら、ラミレスは一塁に走り出した。打球の行方を確認する必要もないくらいの特大弾が、チームを奇跡のVロードに押し上げた。「ファンのみなさんが期待してくれているんで、全力を出せた」胸を突き出し、2005年の実数発表後最多、4万6776人の大歓声に背中を押され、ホームベースを踏んだ。

 やはり、4番が試合を決めた。1回1死一、二塁。下柳のカウント1―1からのど真ん中のフォークをすくい上げると、打球はバックスクリーンの左奥で弾む、自己最多タイの40号3ラン。「打撃練習から調子が良かったから、それを試合に持ち込めた」フリー打撃では8割以上をスタンドにたたき込んだ。勢いそのまま1打席目でアーチを描き、上機嫌でベンチに腰を掛けた。

 先制パンチの後は、だめ押し機を演出。5点リードの2回1死で右前安打を放ち、阿部の適時打を呼び込んだ。これで通算1337安打となり、与那嶺要が持つセ・リーグの外国人最多安打に並んだ。「神様に感謝したい。どんな記録でも素晴らしいもの。通算安打の記録は試合に出なければできない。使ってくれた今までのすべての人に感謝です」と深々と頭を下げた。4番の2安打3打点で、ついに首位・阪神とのゲーム差は「1」に接近した。原監督も「ラミレスのは大きかった。効果的に早いうちから主導権を握る戦いができた」と安心して試合を運べたことに感謝した。

 バットだけではなく、精神的にもチームの柱だ。試合前のミーティングだった。篠塚打撃コーチが、前日(19日)活躍した選手の名前を挙げ、無安打だった主砲の名前を挙げることなく「以上」と締めた。自分の名前がなかったことですかさず「おい!」と突っ込んだ。これにはナイン、原監督をはじめ首脳陣も大爆笑。天王山第2ラウンドを前に緊張する仲間たちを、たった一言で楽にした。

 対阪神4連勝でこのカード2連続勝ち越し。1992年6月の10連勝以来、16年ぶりの9連勝をマークして貯金も今季最多の22。5連続6点以上と打線は絶好調、東京ドームでも9連勝と負ける要素は見あたらない。「今ある巨人の姿はファンが期待していたもの。これを続けて、最後は優勝で締めたい。明日も勝ってファンのみなさんに勝利をささげたい」ヒーローインタビューでの一言に、スタンドのG党は今年最高に盛り上がった。虎のしっぽはつかんだ。後は引っ張り、先頭を走るだけだ。

Posted by joker1960 at 10:51 | 試合結果 | この記事のURL
2008年09月21日
内海10勝!新浦以来G左腕4人目の3年連続2ケタ
 一寸先の闇から、内海は救われた。4点をもらった後の2回1死満塁。平野の一、二塁間を襲った痛烈な当たりを、李承ヨプが飛びついて止め、カバーした二塁の木村拓が一塁でアウトにしてくれた。「すごく大きかった」続く今岡を右飛に仕留めて1点で食い止めると、真っ先にアジアの大砲へ駆け寄り、グラブを合わせた。

 応えなきゃ男じゃない。6点リードの3回以降は開き直った。「打たれてもいい」とストライクを先行。腕も振れ、スライダー、チェンジアップが低めに決まった。8回を8安打1失点で、8月26日の横浜戦(東京D)で9勝目を挙げて以来の白星を手にいれた。巨人の左腕では76〜79年の新浦寿夫以来、4人目の3年連続2ケタ勝利となった。「(1か月間が)すっごく長かったです。この壁は越えられないと弱気にもなった。素直にうれしい」と息を吐いた。

 9月6日のヤクルト戦で5失点。12日の同カードでも7失点。勝ち星から遠ざかった1か月間は“孤独”だった。「打ってもらっても僕がふがいない投球ばかり。ゲーム差が縮まっても、僕だけ参加してない気分でした」16日の横浜戦(横浜)の試合前練習は、蓄積疲労で途中で切り上げた。ストレスから唇の上にはヘルペスもできた。思いつめるあまり眠れず、ひたすら目を閉じて夜明けを待った日もあった。万全とは言えない体調で迎えた大一番。「気持ちで乗り切る」今季自身最多の124球すべてに、魂を込めた。原監督も「(16日の)あの時はアクシデントだったかもしれないが、それが栄養になったのかな」精神力でカバーした26番をたたえた。

 06年から続ける2ケタの白星は、愛妻に報告する。負けて帰った夜はふさぎ込み、しゃべる気も起こらなかった。それでも、聡子夫人(25)は我慢してくれた。試合前に脂っこいものを避けて、消化のいいものを作ってくれた。「3年連続2ケタ勝利も、嫁さんのおかげです」と感謝した。

 試合後、左腕はお立ち台で声高に叫んだ。「絶対に優勝します」若きエースが伝説の集団に帰ってきた。

Posted by joker1960 at 10:45 | ニュース | この記事のURL
2008年09月20日
坂本が虎狩り3打点!巨人8連勝で2差!
巨人は19日、首位・阪神との3連戦の初戦に快勝。8連勝でゲーム差を2に縮めた。虎狩りのヒーローは19歳の坂本勇人内野手。2回にプロ初の適時三塁打で先制点をもたらすと、4回にも2点二塁打を放つなど、首位攻防戦の重圧の中で3安打3打点と打線を引っ張った。恐れを知らないハイティーンの活躍でリーグ最大13ゲーム差からの逆転優勝がはっきりと見えてきた。

 頭の中は整理されていた。4回2死から連続四球で回ってきた一、二塁のチャンスで、坂本が打席に入った。安藤の初球、外角高めの直球を思い切り引っ張った。ライナーで左中間を破る貴重な2点二塁打。一瞬、首位攻防戦の重圧から解放された19歳はホッとした表情を見せた。

 「四球でランナーが出ていたので、ピッチャー心理を考えて。前の打席ではフォークを打っているので真っすぐのタイミングで打ちに行こうかなと思っていた」

 3ゲーム差で迎えた首位・阪神との直接対決。欲しかった先制点も坂本が叩き出した。2回2死一塁から左翼手・金本のグラブをかすめてフェンスに直撃するプロ初の三塁打。4試合連続打点を挙げ「泳がされたけどうまく拾えた」と振り返った。8回にも左前打で猛打賞をマークした。

 開幕から全試合にスタメン出場。疲れが出る時期にもかかわらず、バットを重くした。「915から920グラムにしました。コンパクトにいくことを意識しています」。5グラムの増量が成長の証だ。配球を読めるようになったことも大きい。2年目の今季はジャイアンツ寮の自室やロッカーの掃除を心掛けている。身の回りをきれいに整頓することで、打席での頭の整理にもつながる。周囲の指摘に「そんなに変わってないと思いますけど」と笑うが、4回の二塁打はその象徴だった。

 初めて味わう優勝争いも刺激になっている。「いい緊張感でできる。これからのプラスになっていくと思います」。原監督は夏場、坂本が練習する姿を見ながら、つぶやいたことがある。「あいつが打てなくても、それは起用しているわれわれの責任なんだ。監督、コーチのね」。この日、チームの勢いを加速させる働きに「ひたむきに野球をやっていることがいい場面で打つことにつながっている」と目を細めた。

 天王山を目前に控えた試合前の全体ミーティング。今季初めて首脳陣、選手、スタッフ全員が手をつなぎ、目をつぶって精神統一をした。原監督は「目標は阪神に追いつくことではない。もっと大事な試合は先にある。上に立つこと。それを頭に入れて戦っていこう」と訓示した。指揮官のゲキにナインが見事に応えた。06年4月以来の8連勝で最大13あったゲーム差を2まで縮めた。

 「追いつくことが目標じゃないと思うので。やれることをやっていけばいい結果につながる」と坂本は言った。3連勝なら首位に並ぶ。原監督も「あす以降が楽しみになってきた」と、連覇を視界にとらえながら言った。

Posted by joker1960 at 08:48 | 試合結果 | この記事のURL
2008年09月20日
小笠原 レジェンド呼ぶ300号!阪神に2差
 巨人が記録ずくめの快勝で、首位・阪神に2ゲーム差まで迫った。GT決戦第1ラウンドは、坂本が2打席連続のタイムリーなど3安打、3打点し、前半を優位に展開。1点差に迫られた7回には小笠原が通算300号となる30号2ランで、2年ぶりの8連勝。先発のグライシンガーは7回3失点の粘投で、球団の外国人史上最多タイとなるシーズン16勝目。9回はクルーンが締めて36セーブ、外国人投手としては最多タイとなる通算120セーブ。原巨人が、3タテで一気にトラを捕まえる。

 集中力を最大限に高め、小笠原はウィリアムスをにらみつけた。カウント1―3。制球が定まらず、どこに投げてくるか予想がつかない。恐怖心と戦いながらも、体は勝手に反応した。外角いっぱいの直球に対し、右足を踏み込んでフルスイング。史上35人目となる通算300号のメモリアル弾は左中間席中段に飛び込んだ。歓喜のベンチに戻ると「怖かった、まぐれだよ」と球団スコアラーに本音を吐いた。

 さすが、の一撃だった。一時は3点のリードを奪いながらも、虎はあきらめずに食い下がってきた。6回に1点差に詰め寄られ、流れが傾きかけた7回。2死二塁から、ウィリアムスの147キロ直球を強振。ナインが、G党が立ち上がって打球の行方を追った6試合ぶりの一発は、4年連続となる30号2ラン。そのひと振りで天王山初戦の白星を決定づけた。

 入団12年目で達成した通算300号。オフに左ひざの大手術を行うなど、簡単な道のりではなかった。ガッツは「これまで、自分にかかわってきてくれた人に感謝したい」としみじみと振り返った。自身も試合前、ガラス製の特別な器具を使って、背中の血行をよくする「吸角」(きゅうかく)という治療を欠かさないなど、疲労回復に努めてきた。背中に残された無数の丸い治療の跡は、これまでに積み重ねてきた努力を物語っている。

 試合前、ベンチ裏のミーティングルーム。首脳陣、ナイン、裏方さん全員が手をつなぎ、心を一つにした。昨年まで節目のゲームだけで行われてきた儀式だった。「君たちの力で3ゲーム差まで近づいた。ただ、俺たちの仕事は阪神に追い付くことではない。ペナントを制覇することだ」原監督は天王山を前に、あくまで優勝が目標と改めて断言し、ナインを鼓舞した。ラミレスと手をつないだガッツは目をつぶり、集中力をさらに高めた。

 一致団結してGT決戦第1ラウンドを制し、ゲーム差を2とした。指揮官は逆転Vへ、確かな手応えを感じ取った。「まさに価値のある300号ですね。効果的だった」と今季初の8連勝の原動力となった主砲をたたえ「本当に明日以降が非常に楽しみになった。勝ちにいったときに勝てるか。それが非常に難しいんだ。これを弾みにして勢いをつけたい」と何度もうなずいた。

 試合後、ガッツは噴き出る汗をぬぐいながら、「やっぱり疲れますよね」と本音を漏らした。平常心を保とうと思っても、球場の熱気が普段と違う。一つのプレーが流れを変える怖さを体験し「ゲームセットになるまで何が起こるか分からない」と冷静に話した。浮かれるそぶりなど、かけらものぞかせない。気持ちを引き締めたその横顔が頼もしかった。

Posted by joker1960 at 08:20 | ニュース | この記事のURL
2008年09月19日
8年連続200安打 イチロー「恐怖との闘い。メチャクチャしんどかった」
 マリナーズのイチロー外野手(34)がロイヤルズ戦で3安打し、8年連続200安打を達成した。1894年から1901年にウィリー・キーラー(オリオールズなど)がマークした大リーグ記録に並んだ。日米通算3070安打で今季の目標をクリアしたイチローは、重圧から解放されたことを明かす一方、残り11試合で張本勲の日本プロ野球記録、3085安打に挑む考えを示した。

 これぞイチローの真骨頂という打球だった。8年連続200安打に王手をかけて迎えた8回先頭。ロ軍2番手の左腕メイヘイの2球目、スライダーは外角低めのボール球だったが、「体がヒットにできると感じた」とバットを当てた。

 打球は遊撃手の前に転がった。「『ヒットになってしまう』って感じだった。超ファインプレーでアウトにしてくれないかな、でも無理だろうなと思いながら」俊足で一塁を駆け抜けると、塁審が両手を横に広げた。3回に右翼線二塁打、5回には左翼線に落ちる安打。日米通算300回目の“猛打賞”で、偉業達成を決めた。

 電光スクリーンで記録が表示されると、1万3382人の観衆は拍手を送った。ヘルメットを掲げて控えめに声援に応えると、球場全体がスタンディングオベーションに包まれた。「僕の中では(観客の祝福は)サッと流れていくものだと思っていた。カンザスシティーは思い入れはないけど、ちょっと特別な場所になったかな」8年間で3度、200安打をロ軍戦で達成。2度目のカウフマン・スタジアムで、少しだけ感慨に浸った。

 重圧を乗り越えた。「恐怖との闘い。メチャクチャしんどかった」メジャー史上2人目の選手となったが、記録達成は次の目標へのスタートを意味する。日米通算で張本勲の3085安打を超えるまで残り16本。「やるつもり。絶対に超えてやる、と思います。まずは(メジャー通算1800安打となる今季)208本だけど、年初に目標にしてきたので、次の段階はそこ」と改めて日本プロ野球記録を突破することを誓った。

 会見の最後に「計算なんかないですよ」と言いながら、すでに青写真を描いている。「(残り)11試合で16本でしょ。毎日1本ずつ打ったとして、(そのうち)5試合で2本必要。簡単じゃないけど、十分に可能性はある」試合後、イチローは普段は1本に控えているビールを2本に増やした。最高のごほうびは、あと16本打つまで取っておく。

Posted by joker1960 at 10:50 | 大リーグ | この記事のURL
2008年09月18日
4年目の東野、初先発初勝利!…グイグイ押した6回2失点
 上がった飛球はどん詰まりだった。だが、東野は右手を太ももに叩きつけて悔しがった。6回2死。村田を二飛に仕留めたが、頭の中は直前に浴びた内川の2ランでいっぱいだった。「もったいなかった。反省点は多いです」初先発とは思えないふてぶてしさが、逆に頼もしかった。

 プロ初先発はこの日の練習前、正式に告げられた。原監督から「思い切って演じよう」と送り込まれた舞台で躍動した。最速149キロの直球で押す。110キロ台のカーブを効果的に使い、的を絞らせない。6回に内川に10号2ランを浴びたが、6回をわずか2安打の7奪三振2失点。4年目でうれしいプロ初勝利を飾った。チームでプロ初先発初勝利は今年5月26日のバーンサイド以来、日本人では05年5月1日の野間口以来だ。「前夜も(先発ならばと)頭で想像して、悪い結果にはならなかったので自信を持って行きました。素直にうれしいです」と笑みが絶えなかった。

 道のりは、長かった。2年目の06年4月、右肩痛を発症。慢性的な痛みとの戦いだった。痛みの出ない腕の角度を模索し、横手投げも試した。筋機能の向上、関節の可動域の回復を図るPNF(固有受容性神経筋促通法)にも週2回、通った。月に約10万円。当時年俸500万円のプロ2年生は娯楽費を切りつめ、自費で負担した。07年になって不安がなくなり、ようやく野球と向き合えた。「肩さえ万全なら、絶対やれる」言い聞かせてきた言葉はこの日、真実となった。

 原監督も「初先発ですが、非常に良かった。実戦に強いんだ、と思わせてくれた」とたたえた。孝行息子は色気を隠さなかった。「先発はずっとやりたいと思っていた。これからも結果を残してチャンスをつかみたい」“東野物語”はまだプロローグに過ぎない。

Posted by joker1960 at 08:25 | 試合結果 | この記事のURL
2008年09月17日
巨人3差キタ〜ッ!スン様がド派手3連発
来た、来た、来たぁ〜! 虎に3差だ!! 巨人は16日の横浜21回戦(横浜)で、李承ヨプ(イ・スンヨプ)内野手(32)が来日初の3打席連続本塁打で7打点と大暴れしチームは今季最多14得点を挙げ、14−1で今季最多6連勝。首位阪神が中日に敗れたため、ゲーム差は開幕3戦目の3月30日以来となる「3」と大接近だ。残り17試合。17日の横浜戦も勝ち、勢いに乗って19日からの阪神3連戦(東京ドーム)で、虎のしっぽをつかんでみせる。

 打席の雰囲気は、百獣の王ライオンのようだった。甘い球を確実にとらえ、ピンポン球のように軽々とスタンドまで運ぶ。李承ヨプが自身初となる3打席連続本塁打で7打点。“世界一の4番”の称号を得た北京五輪時のような、恐ろしさがよみがえった。1試合3本塁打は、昨年9月7日の阪神戦(東京ドーム)以来約1年ぶりだ。

 「ホントにうれしいです。3打席連続本塁打というのは、韓国時代を含めてプロ入り後初めての経験なので、興奮している。7打点というのも初めてじゃないですか」

 1本目は三回だった。二死一、二塁の好機で、横浜先発の那須野の初球カーブを右翼席中段に3号3ラン。前の打者のラミレスが敬遠気味に四球で出塁し「一瞬熱くなった」と狙い澄ました一打だった。

 四回にはフォークボールを右翼席へ2ラン。六回には直球をバックスクリーン左に2ラン。計5打数3安打7打点で、北京五輪で見せたような勝負強い打撃が復活。李承ヨプの爆発で勢いに乗り、チームは打ちも打ったり、計16安打で今季最多の14得点を記録した。

 「指の状態もよくなったし、自信を持って打席に立てている」と韓国の英雄。今季は開幕4番を任されながら、オフに手術した左手親指付け根の不安で打撃不振。大半を2軍で暮らした。北京五輪で金メダル獲得も、4つ目の外国人枠を争う左腕のバーンサイドと入れ替わりで出場選手登録される状況にあるが、虎の尻尾がはっきり見えた大事な時期に、日々の努力が実ってきた。

 2軍調整中からダイエットを敢行。日課の筋トレに加え、食事制限も行っている。大好きな焼き肉、炭水化物のごはんの量を減らし、卵の白身や鶏のささ身などを多く取るようにした。体重は94キロから約3キロスリムになっただけだが、体脂肪が減って筋肉が増加。スイングにキレが戻った。

 「あすは総動員。あとで大きなゲームが待っている。あすしっかり勝っていきたいと思います」と原監督。阪神が敗れ、ゲーム差は3月30日の開幕3戦目以来となる「3」に大接近。7月8日の今季最大13差から、10ゲームを縮めた。17日の横浜戦のあと、19日からは阪神3連戦(東京ドーム)が控える。“連勝街道”に乗ったまま虎退治へ挑む。

Posted by joker1960 at 08:51 | 試合結果 | この記事のURL
2008年09月16日
上原復活4勝!7回の壁ふっ飛ばした!!
自然と笑みがこみ上げてきた。上原は笑顔でハイタッチの列に加わった。最後を締めたクルーンからウイニングボールを受け取り、パチンと手を合わせる。「今までの中で一番良かったと思うよ」確かな手応えが残った登板だった。

 本来の姿が戻ってきた。ノーワインドアップからテンポよく投げ込んだ。2回、三塁打を放ち、返球がそれる間に本塁を狙った吉村とのクロスプレーで右手親指の付け根をわずかに切ったが、影響を全く感じさせない。最速144キロの直球、自在に落ちたフォークで試合を作った。ストライク先行で球数も少なく、7回を終えて98球。8回、3安打を浴びて3点を失い降板したが、8月28日、対横浜戦(東京D)での先発復帰後最長となる7回1/3を投げ、5安打4失点(自責は2)で4勝目を挙げた。「8回にああいう形で終わったから、普通の投球になってしまった。もったいないよね」と反省を忘れなかった。

 不振から約2か月の2軍暮らしを経て、6月下旬、リリーフ役として1軍に復帰した。だが、完全復調とはいかなかった。一時は北京五輪日本代表の辞退を考えたほど悩んだ。7月上旬、後輩選手から「上原さん、笑いましょう」と指摘された。それ以降、顔を合わせるたびに「やまない雨は」「ない!」、「笑う門には」「福来たる!」と掛け合い、笑顔を作った。だが、もうそんな必要もなくなった。

 これで自身4連勝。対横浜戦は05年から8連勝となった。原監督は「メリハリが利いていて、制球も彼本来のものが出ていた」と賛辞を贈った。8回途中まで投げたが、まだ満足はしていない。「上原だよ。希望としては完投。上原だもん」尾花投手総合コーチは1人で9回を投げ抜くことを要求した。もちろん本人もそのつもりだ。「7回までの投球なら、次につながるね」メークレジェンドへ―欠かせない最後のピースが埋まった。

Posted by joker1960 at 10:01 | 試合結果 | この記事のURL
<< 前へ >> 次へ

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。