2008年09月17日
巨人3差キタ〜ッ!スン様がド派手3連発
![](/gianst/file/59/UE4yMDA4MDkxNjAxMDAwOTQ3Li0uLS5DSTAwMDMGuw.jpg)
打席の雰囲気は、百獣の王ライオンのようだった。甘い球を確実にとらえ、ピンポン球のように軽々とスタンドまで運ぶ。李承ヨプが自身初となる3打席連続本塁打で7打点。“世界一の4番”の称号を得た北京五輪時のような、恐ろしさがよみがえった。1試合3本塁打は、昨年9月7日の阪神戦(東京ドーム)以来約1年ぶりだ。
「ホントにうれしいです。3打席連続本塁打というのは、韓国時代を含めてプロ入り後初めての経験なので、興奮している。7打点というのも初めてじゃないですか」
1本目は三回だった。二死一、二塁の好機で、横浜先発の那須野の初球カーブを右翼席中段に3号3ラン。前の打者のラミレスが敬遠気味に四球で出塁し「一瞬熱くなった」と狙い澄ました一打だった。
四回にはフォークボールを右翼席へ2ラン。六回には直球をバックスクリーン左に2ラン。計5打数3安打7打点で、北京五輪で見せたような勝負強い打撃が復活。李承ヨプの爆発で勢いに乗り、チームは打ちも打ったり、計16安打で今季最多の14得点を記録した。
「指の状態もよくなったし、自信を持って打席に立てている」と韓国の英雄。今季は開幕4番を任されながら、オフに手術した左手親指付け根の不安で打撃不振。大半を2軍で暮らした。北京五輪で金メダル獲得も、4つ目の外国人枠を争う左腕のバーンサイドと入れ替わりで出場選手登録される状況にあるが、虎の尻尾がはっきり見えた大事な時期に、日々の努力が実ってきた。
2軍調整中からダイエットを敢行。日課の筋トレに加え、食事制限も行っている。大好きな焼き肉、炭水化物のごはんの量を減らし、卵の白身や鶏のささ身などを多く取るようにした。体重は94キロから約3キロスリムになっただけだが、体脂肪が減って筋肉が増加。スイングにキレが戻った。
「あすは総動員。あとで大きなゲームが待っている。あすしっかり勝っていきたいと思います」と原監督。阪神が敗れ、ゲーム差は3月30日の開幕3戦目以来となる「3」に大接近。7月8日の今季最大13差から、10ゲームを縮めた。17日の横浜戦のあと、19日からは阪神3連戦(東京ドーム)が控える。“連勝街道”に乗ったまま虎退治へ挑む。
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